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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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年末から日記を書く元気が無い…(-_-;)
旅行に行ったり、トモダチとランチに行ったり、楽しかったはずなのに、それを上回る気がかりが多すぎて、書く気力が湧かなかった…。


カタツムリです@@@


なので、新年一発目の書き込みは映画報告デス。

今日は本年、初映画に行ってきました。
鑑賞した作品は『海難1890』。
日本・トルコ合作。

1890年オスマン帝国の親善訪日使節団の軍艦が座礁事故を起こし、600名以上が海に投げ出された中、紀伊大島の村人は必死で救出活動を行った。
助けられたのは69名あまりだったが、村人は自分達の食いぶちを減らしてもトルコ人に食糧と医療品を与え、無事にトルコに戻れるよう海軍に引き渡した。
それから、95年後。
イラクではフセインが停戦拒否を表明し、48時間後のイラク領空での無差別砲撃を宣言。
多くの在イラク外国人たちは国外退去に向けて空港に殺到するが、どこの航空会社も自国民にしかチケットを売らない事態。
日本の航空会社はイラクに乗り入れておらず、日本政府も自衛隊機や救援機の出航を許可せず、日本人は戦火に取り残される運命にあった。
最終便はトルコの飛行機であり、日本大使館はトルコに救援機を要請。
果たして、在イラク日本人は助かるのか。
というお話。


日本とトルコが親交を深める原点となったお話で、その絆は現代にも生きていマス。
最近も、トルコを旅行中の観光客がカッパドキアで殺害された事件の際、多くのトルコ国民が日本に謝罪のメッセージを示したコトは記憶に新しいと思いマス。
1890年以来125年もの歳月の間、トルコと日本は友好関係を築き続け、それは人間の真心によって生まれ、繋ぎ続けられているものだと知り、改めてトルコという国を知りたいと思いましたし、行ってみたいとも思いました。

作品自体は1890年の海難事故が割合としてとても丁寧に描かれていて、言葉が通じず、物資も少ない中、村人が献身的に介抱して、少しずつ船員たちが心を開いていく様子が感動的でした。
そして、船員たちの介抱をするだけでなく、亡くなった船員の家族に対しても配慮して、遺留品の手入れまでする日本人の姿に、日本人の昔からの他人を思いやる国民性が垣間見られました。

海難のあと、日本は大東亜戦争へと向かっていき、他国にも自国にも多くの犠牲者をだし、今でも償いきれていない大きな代償を背負うコトとなりました。
更に世界では今でもテロ行為が続いていて、多くの犠牲が出続けていマス。
そして、奇しくも今日、イスタンブールで起きた自爆テロはいったい何のために起きたのか…。
フランスで同時多発テロが起こって以来、海外旅行にも行きにくくなりました。
人種・言語・宗教の違いがあっても、人間はみんな分かり合えるし、助け合えるものだと信じたい。
“理性”と“モラル”という、最も高次の機能を持つ人間にそれが出来ないはずがない。

そう改めて感じさせられる作品デス。
他人事ではなく、困った人がいたら助けるられる資質が今、問われていマス。


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昨日、前髪を切ったのデスが、別に失敗もしていないのに鏡を見るたびに三戸○つめの“前髪切りすぎた”が流れてきマス(^_^;)
……失敗してないもん!

カタツムリです@@@

昨日、職場の仕事納めでしたが、ワタシの仕事納めは今日でした。
そして、今年の映画納めとして、仕事帰りに映画『杉原千畝』を見てきました。

唐沢寿明主演。
小雪、小日向文世ら出演。


第二次世界大戦下のリトアニアにおいて、ユダヤ難民に日本通過ヴィザを発給し、約6000人もの人命を救った外交官の実話。


今まで大まかにしか杉原千畝について知らなかったのデスが、独ソから警戒・監視されるほどの諜報員としての顔があったり、世界情勢を見極める眼が秀逸だったり、その人物像を知るだけでも興味深かったデス。
また、仕事が出来るだけでなく、数ヵ国語を操り、家族や仲間を大事にし、民族や国籍の違いを越えて世界全体の平和を実現しようとする尊い志があり、人として男性として魅力的な方だったんデスね( ´∀`)

作品自体は杉原千畝の半生を軸に、リトアニアで多くのユダヤ難民にヴィザを発給した事実を伝えてはいマスが、決してそこにだけスポットを当てていません。
それは、杉原千畝が先に見ていたものが壮大で、ユダヤ難民の命を救っただけでなく、日本の未来を良い方向に導くために尽力した功績があったから。
現場の情勢をよく知る外交官や杉原千畝の意見に耳を傾ける人が日本政府内にいれば、太平洋戦争は避けられたカモしれません。
そして、ユダヤ難民の命を救ったのが杉原千畝ひとりの功績ではなく、ヴィザ発給に尽力してくれたリトアニアの日本大使館職員や、日本が入国拒否を示しても渡航を強行してくれた在ウラジオストク総領事、そして敦賀との連絡船の乗組員など、多くの人の協力があって実現したというコトを忘れてはならないからだと思いマス。

また、全編ポーランドロケというコトで、映像的にも邦画とは思えないクオリティーの高い作品でしたし、独ソそれぞれの思惑や、ユダヤ人の民族性も丁寧に描かれていて、なぜ第二次世界大戦があのような事態になっていったのかがよく分かる作りになっていました。

もちろん、俳優陣の演技も秀逸。
唐沢寿明の演技はものすごく久しぶりに見ましたが、年齢を感じさせない生き生きとした表情から、苦悩していく様まで、感情が丁寧に表現されていました。


とても感動しましたし、歴史を正しく学ぶ機会にもなりました。
ぜひ、一度見てみて頂きたい作品デス。
良い映画納めになりました。


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11月29日~12月1日にかけて、2泊3日で京都と鎌倉を巡ってきました。
紅葉狩りが大きな目的で、3度目の京都、続 鎌倉旅・第5弾となりマス。

カタツムリです@@@

11月29日。
地元駅を始発で出て、都内に7時に到着。
そこから一番早いのぞみに乗って、京都へ向かいました。
直前まで心配していた天気は晴れ☆
静岡を横断する際は、とっても綺麗に富士山が見えて、さい先の良いスタートになりました!
9時過ぎに京都に到着。
9時半過ぎにはトモダチと現地合流しましたが、9月に訪れた時と比べたら、まぁ、人が多い(@_@;)
やはり紅葉のベストシーズンの日曜というコトで、観光客がメチャクチャ多いし、荷物を預けようとしていたコインロッカーはほとんど空いてない状態(>_<)
何とか荷物を預けて、トモダチの案内で奈良線へ。

まずは伏見・宇治エリアの東福寺を訪れました。
東福寺駅で降りると、人が多くて改札をなかなか通れない(-_-)
そして、ようやく改札を出ると、道端の紅葉は赤く色づき、いっきにテンションが上がりました!!
道端には露店も出ていて、一人旅では味わえない食べ歩きをしたくて、焼き餅を購入。
ほんのり甘いお餅は美味しくて、あっという間に東福寺に到着。
行列の中、通天橋と紅葉の絶景をおさえるべく、臥雲橋をキープレフトで渡り、とても良い写真が取れました☆
そして、境内に入り、今度は通天橋から臥雲橋側の景色を見物。
橋の途中、張り出してる踊り場には人が殺到していて、ぎゅうぎゅうに押されながら何とか景色を見て、写真を撮りました(^_^;)
そのくらい紅葉は見頃で、まさにベストタイミングでした!
その後、お庭を見学して、東福寺をあとにしました。
あとにしたのも束の間、東福寺近くの一華庵にて、お庭を眺めながら一服。
お抹茶と紅葉色の生菓子と日本庭園はまさにベストマッチング☆

そして、再び京都駅に戻り、今度は嵯峨嵐山線に乗り換えて嵐山へ。
この時期の日曜はトロッコ列車は満席(>_<)
でもまぁ、トロッコ列車が目的ではなかったので、普通に嵐山で紅葉を見れればと思って行きました。
到着して天龍寺の境内に続く道を歩く途中、お肉屋さんのコロッケをつまみ食い。
ジャガイモがとろとろになるまで練られていて、メチャクチャなめらかで、衣はサクサクで美味しかったデス♪
その後、まずは嵐山のオルゴール館にトモダチが行きたいというコトで寄ってみました。
カップル割引で目の前でキスをしたら割引になるというコトで、なぜか女同士でほっぺにちゅーをさせられ、割引入場(^_^;)
中は河口湖のオルゴール館みたいな感じで、世界一古いオルゴールなどそれぞれのオルゴールについて説明を受けて、クリスマスのメロディーを楽しみました。
その後、うどん屋さんでランチ。
九条ネギと鴨のうどんを頂きましたが、やはり関東と違って出汁の味がしっかりして美味しかったデス♪
そして、天龍寺へ。
嵐山の山々や境内の紅葉は少し遅かったデスが、赤・緑・黄がまだらに混ざりあっていて、お庭の景色と共に綺麗に見えました。
その後、お店の密集する通りをブラブラ。
お買い物なんかをしながら、途中の甘味処で休憩。
この時期なのでぜんざいが食べたかったのデスが、お店の名物の桜餅とわらび餅が目に止まり、注文。
こちらの桜餅は餅のみで、あんこは別なんデスね☆
久しぶりに味わう桜餅は塩味の効いた桜の葉と共に食べると美味しかったデス。
わらび餅もプルっプルでした!
その後、以前の秋に台風で川が氾濫し、川岸のお店が浸水被害にあった渡月橋へ。
お店は活気をとり戻し、渡月橋は多くの人が渡って賑わっていました。
そして、竹林の方へ行く頃にはお店もバタバタと閉まり始め、あたりは真っ暗になってきて、あまり竹林は綺麗に見られませんでした。
野宮神社で縁結びを祈願し、おみくじを引いたら大吉でした☆

嵐山を後にして、18時頃京都駅に戻ってきました。
徒歩にて東寺を目指し、ライトアップを見に行きました。
ライトアップは18時半からでしたが、すでに10メートルほどの行列が門から続いていて、五重塔は神々しく輝いていました。
ところどころ庭園の木々も色づいていて、それが塔に映えて、とても綺麗でした。

19時半頃、京都駅に戻り、トモダチとお別れ。
一日付き合ってもらいホントに感謝デスm(__)m
駅でいろいろ買い物をしてから、伏見稲荷神社付近のホテルへと奈良線で向かいました。
とても内容の濃い一日になりました☆


11月30日。
京都二日目は晴れ。
ホテルに隣接する和食屋さんで京のおばんざいバイキング。
京ちらしやだし巻きたまご、湯豆腐などを頂きました。
その後、京都駅まで行って、荷物をロッカーに預け(昨日とは異なり、平日は空いてました)、バスで一乗寺エリアへ向かいました。
詩仙堂・圓光寺・曼殊院門跡に行ってきました。
9月にトモダチに案内してもらって、とても綺麗で静かなお庭だったので、紅葉も期待して行きました。
紅葉自体は若干遅かったデスが、お庭との風景はとても綺麗でした。
しかし、9月に比べるとやはり穴場だと分かっている人は多く、人は多かったデス。

その後、バスで祇園へ。
と言っても、祇園が目的ではなく、八坂神社前にあるお寿司やさんに行くのが目的でした。
押さ寿司が名物のお店で、鱧は夏限定だったので味わえませんでしたが、鯖とぐぢ(甘鯛)を頂きました。
どちらも脂が乗っていて、ぐぢは初めて食べましたが、弾力があって甘くて美味しかったデス。

その後、歩いて高台寺へ。
ねねのお墓があるお寺で、境内の庭はところどころ紅葉していました。
ねねと秀吉の像やねねが生前作ったとされる掛け軸などを見てきました。

その後、更に歩いて清水寺を目指しました。
二年坂の途中で念願の京ぜんざいを頂いて休憩。
関西のぜんざいはつぶあんのおしるこ、おしるこはこしあんみたいデスね。
関東は汁気のないのがぜんざいで、汁気があるのがおしるこデスが。
寒かったのでぜんざいはとても美味しかったデス。
このお店は3色おはぎが有名なところだったので、今度はおはぎを食べに来たいデス。
そして、ものすごい混雑ぶりの坂を上って、清水寺へ。
清水寺は紅葉がとても綺麗に色づいていて、写真で見ていた光景が広がっていました!
色づきはやはり今一つでしたが、清水の舞台と紅葉が見事でした!

帰りは清水坂を下り、いつも寄っているかんざし屋さんへ。
勝手に師匠だと思っている店員さんに、綺麗に上げるテクニックを教わり、夜会巻きの仕方も教わってきました☆
今回は夜会巻き用のかんざしと、冬の新作トンボ玉の一本差しを購入。

ルンルンで京都駅に戻ろうとしたのデスが、16時半頃駅に向かうバスは超満員で、何度バスをやり過ごしてもほとんど人が乗れず、30分くらい待ったでしょうか。
ようやくバスに乗って駅に着きました。
お土産などの荷物を宅配便で送り、帰りの新幹線の中で夕飯に食べようと駅で売っている西利の漬け物寿司を買っていこうとしたら、なんと売り切れ(@_@;)
残念でしたが、そんな時に仕事を終えたトモダチが見送りに来てくれました。
最後に駅のクリスマスツリーや空中通路を見に行って、駅内のカフェでお茶して、別れを惜しみました。
また京都行きたいデス!
というか、滋賀にも行かなきゃだな~~( ´∀`)

20:18の新幹線には無事に乗り込み、新横浜を目指しました。
じゃ○んさんのおかげで新横浜プリンスホテルに安価で泊まれまして、しかもホテルの朝食が食べられるというコトで、ルンルンでしたが、フロントに着いてあまりに自分が場違いな気がしてドキドキしながらお部屋へ。
シングルルームなのに広くて、とても快適なお部屋でした。
なのに、ずっと鞄を肩に掛けていたせいか、首から背中にかけて痛みが走り、痛みで寝付けませんでした(^_^;)


12月1日。
ホテルの朝食バイキングで、目の前でオムレツを焼いてもらったり、ポタージュやクロワッサンを頂き、ちょっと食べすぎちゃいました。

新横浜から鎌倉へ。
久々の鎌倉。
天気は晴れ。
ホント天気には恵まれた3日間でした。

まずは鎌倉駅に行き、荷物をロッカーに預けました。
鎌倉駅では、いつも聞き慣れていたあの淋しい鎌倉の歌(?)ではなく、ちょっと明るい音楽が鳴っていました。
そして、すぐに北鎌倉にバック。
まずは円覚寺へ。
入り口や庭園付近の紅葉は紅葉が徐々に進んでいる感じでした。
そして、天気が良かったので、境内の展望茶屋からは富士山が見えました☆

その後、明月院へ。
紅葉は進んでいませんでしたが、あの茶室とお庭の風景は健在でした。

そして、鎌倉駅に戻り、久々に江の電に乗って長谷へ。
長谷寺は紅葉や銀杏が赤と黄色のコントラストになっていて綺麗でした。
久しぶりに高台から相模湾も見れましたし、気持ちが良かったデス。

鎌倉駅に戻り、小町通り裏のカフェでランチ。
京都で和食ばかり食べていたので、何だか無性にパスタが食べたくて、しらすと鎌倉野菜のパスタを頂きました。
路地裏でこじんまりとしてましたが、美味しくて、地元の主婦がランチに利用しているみたいでした。

その後、若宮大路裏のいつも寄るかんざし屋さんへ。
かんざし棒と、トンボ玉を自由に組み合わせて作れるセットのパーツをメチャクチャ悩んで購入。

その後、小町通りをブラブラして帰路に着きました。

ところが…武蔵小杉で乗り換えようとしていたら、京浜東北線内で人身事故が発生し、湘南新宿ラインに遅れが出て、急いで上野に向かい、地元行きの鈍行を捕まえました。
最近多いデスね、人身事故…


と、いうワケで古都3Daysは終了。
あっという間でした。
また京都行きたいデスが、しばらくは真面目にお仕事頑張って、軍資金を貯めたいと思いマス。





先日、無事に誕生日を向かえ、ただただ年を重ねているだけなのに多くの方からお祝いのお言葉をちょうだいし、ありがたい限りデスm(__)m
以前に担当していた患者さんは、娘さんとワタシが誕生日が一緒で、この日はほぼ毎年何かと気にかけて声をかけてくださいマス。
今年はプリンを頂きました。
この年でも祝われるのは嬉しいものデスね(^^)

カタツムリです@@@

そんな気分は先日まで。
今日は朝からメチャクチャ寒かったし、おまけにここ最近ではかなりドカッとガッカリする事実を知ってしまい、一日中ショックを受けていました(-_-;)
(何度考えてもあんなやり方は理不尽!9月からずっとメールやFBもチェックして情報にアンテナを張り続けてて、11月も旅行から帰ってきてから検索しても何も引っ掛からなくて、さすがに1ヶ月切ってからは無いだろと思わせといての緊急の1週間限定受付とかって無いでしょ…もう何かをフォローするのとか辞めようカナ。無意味。)
しかもそういう時に限って、些細なコトなんデスけど嫌なコトも重なって…あまり幸先良いスタートとは思えませんが、これから一年どうなるのか。
運命の一年。


さて、今日は映画『劇場版MOZU』を見てきました。
以前からドラマは面白そうで、録り溜めていたのデスが手をつけていなくて、でも劇場版の宣伝を見たら何だか無性に見てみたくなって、ドラマ版seasonⅠ・Ⅱともここ1週間で一気に見まくり、予習バッチリで臨みました!

原作は逢坂剛氏の小説・百舌シリーズ。
主演・西島秀俊、出演・香川照之、真木よう子、小向井文世、伊藤淳史、長谷川博己、池松壮亮、伊勢谷友介、ビートたけし、他豪華キャスト。

MOZUシリーズの完結編。
いよいよ全ての世界の闇であるダルマの正体とその目的が明らかに。

と言っても、見終わっても細かいところで説明不十分なところがあり、完全にすっきりはしませんでした。
(明星の家の無言電話とか、蒼井優演じる名波はどうなったのかとか。)

MOZUシリーズの常に軸にある倉木の妻・千尋とダルマの存在。
seasonⅠで銀座の爆弾テロ事件は千尋が起こしたものだったけど、千尋は爆弾だとは知らされずに仕掛けさせられ、倉木を裏切るような取引も出来なかったと判明。
そして、seasonⅡで千尋がグラークα作戦で唯一生き残って帰ってきたのは、仲間を売ったワケではなく、ロシアが日本を脅すための材料・グラークα作戦の痕跡としてわざと生かされていたと判明。
そして、今回の劇場版で倉木の娘・しずくはなぜ死ななければならなかったのか。しずくを殺したのは千尋なのか。という疑惑が明らかになったワケです。
そして、疑惑の出来事の裏には必ず見え隠れするダルマの存在。
今回、両方が明らかになり、倉木千尋はあくまでダルマに利用されていただけで、何一つ倉木を裏切ってはいなかったという結末は、気持ちの上で納得のいくものだったと思いマス。
そして、ダルマはとんでもないバケモノで(ワタシからしたら、倉木も新谷も大杉もバケモノ(^_^;)どんな深傷をおっても死なないし(笑))、自分の子供たちから必要な臓器を繰り返し移植し続けて、自分はおそらく100年以上生き長らえて、日本の闇世界をコントロールしてるって、スゴいスケールの話でしたね。
ビートたけしの演技を見たコトはあまりないのデスが、ダルマは生き生きとしていてはまり役でした!
話の展開自体がミステリアスでスリリングで、随所にアクションも組み込まれていて、最後まであっという間に過ぎていったカンジです。

そして、今回の作品の中で重要かつ面白いアクセントになっていたのが、seasonⅠからの登場人物である東と新谷。
東は相変わらず超ぶっ飛んでましたが、確かドラマ版からずっとほのめかしてた“おれはオメラスの平和を壊してみたくなったんだ”という言葉の意味が明らかになって、どんな背景があるか分からないにしろ、東という人物を見直してしまいました。
また、新谷も洋美を面白半分に都市伝説化しようとするイカれた権藤に抵抗しようと、今回は正義の立場で闘っていて、かっこ良かったデス☆あの新谷のテーマを聴いたら、鳥肌が立ちました。
新谷の殺しのスタイルがアイスピックで首筋を刺すというものなので、今回も模倣犯である権藤が刑事を相手にかなり残忍な殺し方をしていて、ちょっと心臓の弱い方は見れないと思いマス。
しかし、そんな松坂桃李演じる権藤や池松壮亮の新谷、そして何より長谷川博己演じるぶっ飛んだ東が超気持ち良さそうに演技していて、見てる方も圧倒されてしまい、何だかとても爽快でした(^^)
パンフの中で西島秀俊が、“自分達はどちらかというと苦しい演技だったのに、東たちがあまりにも生き生きと演技をしていて気持ち良かった”とコメントしてたくらいデス(笑)
まぁ、それも倉木と大杉、そして明星の3人のしっかりとした軸があってこそだと思うので、主も脇も豪華俳優陣がしっかりと味を出し切る形の見応えのある演技で素晴らしかったデス。

また、やはり気になる倉木と明星の関係も、最後に見せた倉木の表情でたまらなく良いカンジで寸止めされ、妄想を掻き立てられるような終わりだったのは憎い演出でしたね(*´ω`*)


とにかくドラマ版が好きだった人は見るべし!!
見ないと完結しないし、見ても完結しない。
でも面白いエンターテイメント作品デス☆





久々に仕事帰りに映画を見てきました。
しかし、公開劇場が限られていたため、いつもなら絶対に選択肢に入ってこない遠方の映画館まで行ってきました…
午後から雨が降り続いていて、しかも真っ暗で、慣れない交通量の多い道で、運転怖かったなぁ(^_^;)
でもそのくらい見たかったんデス…

カタツムリです@@@

今回鑑賞したのは、『ミケランジェロ・プロジェクト』。
2014年秋に公開予定だったのに、何らかの理由で…恐らく政治的な理由と言われていマスが、中止になっていた作品でした。
2014年の春頃宣伝が始まって、秋の公開を楽しみにしていたのに行けども行けども公開日が決まらず、遂にはフェードアウトするかのように公開中止が決まっていてガッカリ(-_-;)
もう観るコトはないのかと思ってましたが、一年越しでようやく今年公開になりました(^^)


第二次世界対戦下のヨーロッパ。
ナチスによって約500万点もの美術品・芸術作品が略奪され、破壊されようとしていた。
アメリカは芸術家・歴史学者・建築家などで構成された、7人の戦争のド素人部隊を派遣。
後世に人類遺産を残すべく、ナチスからの奪還を図る。という実話を基にしたお話。

多くの人命が失われたあの戦争の背後で、偉大な芸術作品までもが無惨な扱いをされていたコトに憤りをカンジました(-_-#)!
そして、それを守るために命がけで戦ってくれた人たちがいて、そのおかげで現代のワタシたちはフェルメールやレンブラント、モネやルノワールなどの名作を観るコトができ、歴史を学んだり感動を与えてもらったりしているコトを初めて知りましたし、そのコトに感謝したいデス。
作中で主人公たちは、“芸術を守るコトが人命より尊いのか”という疑問に何度もぶつかりマス。
確かにふたつを天秤にかけたら、人命の方が尊いものだと言わざるを得ません。
でも、どちらも“一度失ったら取り返しがつかない”という点で同じなんデス。
戦争映画は、その多くが一般市民や兵士たちの苦悩・犠牲を描いていて、戦争をするコトで失われている大切なものが実は他にもたくさんあるというコトにスポットがなかなか当てられません。
そこに住む人々が必死で守ってきたものや思い出。
それは芸術作品だけではなく、何気ない日用品や家など、一見他人からは価値はないように思えるものまで様々なはずデス。
ナチスはユダヤ人の生命を奪い、金銭的財産を奪い、更には知的および記憶的な財産までも奪っていたという事実。
そして、それは当時~現代に戦争状態にある国の中ではどこでも当然起こっているという事実。
そのコトもワタシたちは忘れてはならないんだと思いマス。

米兵部隊がナチスの手からヨーロッパの芸術作品を守る―――それが史実なので、誰が何も言うコトは出来ないと思うのデスが、やはりアメリカが、当時のコトとはいえ他国を批判したりするような作品はいろんなところからの反発もあったのでしょうか。
でも多くの人命を奪った事実は、多くの作品で取り上げられていて、その度に公開中止になるまで議論が頓挫するようなコトはないと思うのに、この作品は何が違うのか…。
扱っている芸術作品が、ナチスの総統美術館のコレクションに入っていたとかいないとか、ピカソのこの作品が破壊されたとか無事だったとか…そういう細かい点で一絵画の歴史と食い違いがあってはならなかったというコトなのか。
はたまた複製とはいえ、映像を使う著作権の問題なのか。
その理由は定かではありませんが、公開されたからにはやはりこの作品が世にでるコトに大きな意味があったからだと思いマスし、ぜひ多くの方に見てもらいたい。

ただ、重くなりすぎないようにするためなのか、かなりコミカルに描かれていて、ちょっと拍子抜けしてしまいました(-_-;)
G・クルーニーとM・デイモンのコンビだから、オーシャンズみたいなノリにならないか心配してましたが、やんわりオーシャンズのノリで、ちょっと期待しすぎてしまった感も正直ありマス。
しかし、内容はエンターテイメント作品として面白いという目ではみられないものになっているハズです。
芸術を守るために、仲間の命も犠牲になり、その中で最後まで信念を持って戦い続け、探し続けた人々の思いが詰まっていマス。


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