これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
9ヵ月ぶりに映画館に行ってきました。
昨年は愛犬が逝き、仕事でも何のために頑張ってるのか分からなくなり、精神的に疲弊。
そのせいか、夏バテ、自律神経失調症、人生初のインフルエンザ感染と体調不良が続き、体力もだいぶ落ちました。
でも今年も4月には恒例のマラソンが控えておりマス(^_^;)
お久しぶりっこカタツムリです@@@
そんなワケで、ちょこちょこ鎌倉や軽井沢に行っていた小旅行もほぼ行かず、映画にも行かず、完全引きこもりで過ごし、何にもやる気が起こらない時期もあったのデスが、今年1月には趣味の方で試験も受けました。
これからは少しずつまた前進していきたいと思いマス。
そして、2月21日。
映画『ゴッホ~最期の手紙』を見てきました。
今もなお、世界中の人々からその作品が高く評価され、愛され続けている画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。
誰もが彼が37歳の若さで命を落とした事実は知っていても、なぜ彼が命を落としたかは知らない。
物語はゴッホの死後、彼が最愛の弟テオに宛てた最期の手紙が見つかり、それをテオに届けるために郵便配達人の息子アルマンが、ヴィンセントの足跡を辿るというもの。
両親に連れて行ってもらった横浜美術館のゴッホ展で、初めて作品を見た時から大好きな画家のひとり。
後期印象派。その圧倒的な色彩力と構成力のオリジナリティは唯一無二で、作品も2000枚を超えるほど残っているのに、生前1枚しか絵は売れなかった。
最愛の弟テオへの想い、叶わぬ愛、ゴーギャンとの生活と別離、耳切り事件、精神病院での闘病…
様々な闇を抱えていた人物ではありマスが、その作品には訴えかけてくるものがあって、ゴッホが描く麦畑の黄金色を見ているといつも涙が出てきマス。
本作品は綿密な取材や研究に基づいて、ゴッホの人生とその終焉の謎について描いていマスが、真実はゴッホ本人にしか分からないというのが答えデス。
でもこの作品で描かれていたコトが事実なら、その孤独は計り知れないものだったと思うし、幼少期における自我形成に確実に影を落としたワケで、ある意味納得がいきました。
勝手に亡き兄の名を付けられた上に、両親から拒絶される残酷さ。
それでも、愛や友情を与えてくれる存在が周りにあったにも関わらず、その孤独が埋まらなかったコトが残念でなりません。
ゴッホは即死だと思っていましたが、実は2日ほど宿で生きていて、テオとも最期に会うコトが出来ていたと知り、それはせめてもの救いだったのカナと思いマス。
ヴィンセントが亡くなって、翌年にはテオも亡くなって…二人は一対で、テオがヴィンセントを支えていたワケだけど、実はテオもヴィンセントに支えられていたのでしょう。
作品の善し悪しは完全に好みが分かれると思いマスが、ワタシはゴッホの人柄が描かれていて、それがゴッホの作品の雰囲気に合う気がして良かったと思いマス。
ゴッホは風景も人もみんな愛してたと思いマス。
この作品が話題になったのは、選ばれし125名の現代画家がゴッホの筆跡を真似て描いた62,450枚の油絵を高解像度写真に起こし、実写アニメーションと融合させて構成した異色の作品だからデス。
そのうちの1枚でも良いからほしいくらいクオリティは高く、目にしたコトのあるゴッホの作品が散りばめられていました。
動画によるゴッホの画集のようで、ワクワクしました。
絵画が好きな方には一度見て頂きたい作品デス。
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