これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
花粉症が酷い…辛い…
昨年症状が軽くて済んだのは、自分は花粉症ではないと思い込んで自己免疫を高めたおかげではなく、ただ単に花粉の飛散量が少なかったらしいデス…(^_^;)
この間たまたまイラクサのお茶を見つけ、今試していマス。
効果は少し出てきているのか、職場(下界)にいる時はそんなに辛くなくなったのデスが、家(山中)にいる時はやはり酷い(T▽T)
でも続けてみるしかないデスね。
カタツムリです@@@
先日、映画『15時17分、パリ行き』を見てきました。
クリント・イーストウッド監督最新作。
アムステルダムからパリへ向かう長距離列車の中で、武装した一人の男によるテロ事件が発生。
銃の脅威にさらされる中、勇敢にも立ち向かった5人がいて、うち3人の幼なじみの若者がテロリストを制圧し、大惨事を免れた。
なぜ3人はテロリストに立ち向かえたのか。というお話。
2015年8月21日に実際に起こったテロ未遂事件を題材に、テロリスト制圧に尽力した主要人物から現場で動いていた警察など、現場に居合わせた人のほとんどを本人が演じている異色作デス。
服装や小物など細部もなるべく実際の状況と同じか近いものにするこだわり。
そのため、中には事件当時のコトがフラッシュバックして精神的に不安定になる方もいたそうデスが、出演者の演技はごく自然で、違和感は感じられませんでした。
事件自体は短期戦で、作品の大半は3人の生い立ち・出会い・生活歴・事件遭遇までの経緯に割かれていマスが、全く退屈せず、あっという間の110分でした。
3人はどこにでもありうる環境で育ち、それぞれの信念で進路を進み、アレクは昔からの夢だった軍人となり、スペンサーはパラレスキュー志望だったけど落第しそれでも人の役に立つために柔術と応急処置を学び、アンソニーは大学生でした。
そして、3人はどこの国に行くかもはっきり決めずにヨーロッパを旅していました。
もし3人がアムステルダムに行くコトを勧められなかったら…。
もし3人がパリ行きを取りやめていたら…。
もし3人が一等席に移っていなかったら…。
もし犯人の銃が玉詰まりしなかったら…。
とにかくいろんな偶然が重なって大惨劇を免れたワケで、アレクは軍人で、スペンサーも人の役に立ちたい信念で様々な技術を学んでいたし、この3人は何かに導かれて乗るべくしてこの列車に乗ったのだと思いマス。
それは偶然ではなく、スペンサーの幼い時からの祈りと仕事に対する信念が導いた必然だったと思いマス。
事件後、スペンサーが傷だらけでパリのホームのベンチに座り、子供の頃に捧げた祈りを思い出す場面と、実際に4人(もう一人は重傷により出席できず)が仏大統領から勲章を授与されるシーンでの大統領のスピーチに感動しました。
誰か一人の尊い祈りが、やがて大きなコトへと繋がると信じたいデス。
銃に立ち向かうコトは出来ませんが、何か困難な場面に直面したり、あるいは直面している人がいたら、その時が行動すべき時だと考え、自分に出来るベストの行動をとる勇気を教えられました。
それは劇中でアンソニーも言っていマス。
現場に居合わせた本人が再現し、語るコトで、とても説得力のある作品になっていマス。
結末が勝利で終わると分かっているので安心して見れマスが、残念ながら尊い犠牲を払わされるケースが多いのも現状デス。
テロを未然に防いだニュースは大きく取り上げられず、ニュースになるのは大惨事になったものばかり。
この事件は特殊ケースであり、命はひとつ限りで、人生にタラレバはありません。
9.11の旅客機ハイジャック事件を扱った『ユナイテッド93』でも、旅客機の乗客は力を合わせて立ち向かい、ユナイテッド93担当だった犯人たちの目的は阻止できたものの、乗客全員の命は犠牲になりました。
勇気ある行動が必ず報われるとは限りませんが、様々な局面でワタシたちは選択をし続けるコトで自分の人生を生きていて、その時にベストを尽くすコトが重要だと考えさせられました。
誰にでも出来るコトではないデスが、自分に出来るコトから始めていきたいと思いマス。
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