これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
今日はトモダチと映画を見て、ランチ&ティータイムしてきました。
カタツムリです@@@
今回鑑賞してきたのは、映画『万引き家族』。
カンヌ映画祭で是枝裕和監督がパルムドールを獲得したコトで一躍有名になった作品。
リリー・フランキー主演。
安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優ほか豪華キャスト出演。
夫婦と祖母、妻の妹、小学生くらいの息子とで都会の真ん中に暮らしているある一家。
祖母の年金と日雇いの僅かな給料だけでは生活が苦しく、万引きを重ねながら生計を立てていた。
ある晩、冬の寒空の下、ベランダでひとりで座り込んでいる幼い女の子を見つけた父と息子は、いたたまれず家に連れて帰り、娘として育てていくコトになる。
娘を迎え入れるコトで次第に明らかになっていく家族ひとりひとりの事情。
それぞれの存在がそれぞれの傷みを癒やす存在となっていた。
しかし、次第に家族に綻びが生じ始め、遂に二度と家族には戻れなくなる事態が起こる。
児童虐待,ネグレクトなど、痛ましいニュースが飛び交う現代。
そんな現代日本の問題を強く指摘し、家族の意義と形を考えさせられる作品。
“子を産めば親になれるのか”という核心を突いた問題提起がなされていて、今、ホントに多くの人に見て考えて頂きたいテーマでした。
それは子供でも動物でも同じ。
物語中盤は仮初めの家族のそれぞれが抱えている事情が浮き彫りになり、心温まるヒューマンドラマに感動しマス。
でも最後に逆転があって、家族の本当の秘密が明らかになって、ついには何が正しくて、どうするコトが幸せなのか分からなくなりマス。
最後の子役たちの表情からも、いくつもの心情が想像されて、ハッピーエンドなのかどうかもよく分かりませんでした。
映像や音楽は是枝裕和監督作品らしく、優しい癒やしの世界となっていマスが、扱っているメッセージはとても痛烈でした。
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