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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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映画『人魚の眠る家』を見てきました。


お久しぶりのカタツムリです@@@


東野圭吾原作。
堤幸彦監督。
篠原涼子、西島秀俊主演。
坂口健太郎、川栄李奈、松坂慶子、田中泯、山口紗弥加、田中哲司ほか出演。


薫子(篠原涼子)は夫の和昌(西島秀俊)と別居中で、子として長女のミズホと長男のイクトがいたが、ミズホの小学校受験のために離婚しないでいた。
しかし、ある日、ミズホとイクトは祖母と従姉とともにプールに行き、そこでの事故で溺れ、眠り続けるコトになってしまう。
一度は"脳死"という状態を受け入れ、臓器移植に同意した夫婦だが、最後に娘の手を握った時に脊髄反射で手を握り返してきたのを見て、娘は生きていると確信し、娘を在宅で介護する決心をする。
和昌は自社が研究・開発を続けている人工神経接続技術が娘のためになるのではないかと考え、研究員の星野(坂口健太郎)に協力を求める。
娘がいつか目を覚ますと信じ、呼吸などの生理機能や身体機能を維持させるために手を尽くしていく家族と研究員。
"脳死=死亡"とは考えられない家族の想いから始まった介護生活だが、その生活が長引いていくうちに次第に家族一人ひとりの考えが変化していき、"脳死"の法的および倫理的概念と、再生医療や人工神経接続の倫理的問題が問われていく。というお話。


ミステリーだと思って見に行ったら、人の尊厳を巡る現代の医療問題を考えさせられるヒューマンドラマでした。
東野圭吾の秀逸な洞察力が、"人の死"に対する考えや科学技術の倫理的問題を鋭く突いていマス。
"脳死"・"臓器移植"など突然突きつけられても受け入れられない家族の想いと移植を待つ患者の切なる願い、人工神経接続技術で助かる人の尊厳と侵される倫理的領域、どの立場も理解出来るけど、妥協は難しい。
誰もが家族をただ一心に想う共通の感情からそれぞれが到達した結論であり、間違いなんて無いのカモしれません。
そういう意味でも、それぞれの愛に溢れるお話で、久しぶりに泣けました。
篠原涼子と西島秀俊の夫婦それぞれの立場からの感情の変化が細かく描かれていて、更に松坂慶子と田中泯が脇を固めるコトでより説得力のある人間ドラマになっていマス。


ぜひ一度見てみて頂きたい作品デス。
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