これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
お久しぶりデス。
実は7月11日より新しい家族を迎えました。
まだ4ヵ月で、ちっこくて、可愛い子デス。
前の子とはほぼ正反対の子で、好奇心旺盛・無鉄砲・無邪気で、ヒヤヒヤさせられるコトも多いデスが、少しずつ順調に成長してくれてマス。
毎日、いろんな新しい一面を見せてくれるので楽しい限り(^^)
カタツムリです@@@
先日、映画『劇場版 コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』を見てきました。
言わずと知れた、昨年放送のドラマ3rdシーズンの放送を受けての劇場版。
山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、椎名桔平など、おなじみのメンバー出演。
藍沢がトロント大へ、緋山が周産期医療センターへ赴任する直前で、藤川と冴島の結婚式を来週に控えた翔北救急。
そこへ、成田空港での旅客機緊急着陸事故と、海ほたるとフェリーとの衝突事故の緊急出動要請が入る。
そこで出会った患者たちやその家族との交流を通して、救命メンバーは10年間にも及ぶ互いの思い出と存在を再確認し、また新しいフェローたちはそれぞれの問題と向き合って成長していく。
ドラマシリーズの延長、その集大成となる作品デス。
145分の間に大事故2つの現場にあたり、藍沢の窮地などあり、まったく飽きない展開でした。
末期癌患者の結婚式や未成年の脳死患者、フライトナースの雪村の背景とか、サブエピソードも盛りだくさんだったし、もちろん治療展開も緊迫感がありました。
ただ、事故のスケール感は劇場版で存分に感じられるところだとは思いマスが、どうしても医療ドラマはこじんまりしてしまうというか、ドラマの枠でも収まってしまうんじゃないかと思ってしまいました。
そして…終わり方があっさりというか、爽やかというか…ちょっと満足出来なかった方もいたのではないでしょうか?
結局、あの5人がお互いを“家族”に匹敵する大切な存在と考えるに至ったという話デスけど、藍沢や緋山の性格を考えるとなんかしっくり来ないようなσ(^_^;ソウオモウノハワタシダケ?
…せめて、藍沢が藤川へのビデオメッセージで言ってた、“大切な人に大事なコトを伝えられるようになりたい”という言葉を具現化する片鱗くらいみせて欲しかったような。
あ、それが“家族”ってコト?
う~~ん…
という作品。
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今日はトモダチと映画を見て、ランチ&ティータイムしてきました。
カタツムリです@@@
今回鑑賞してきたのは、映画『万引き家族』。
カンヌ映画祭で是枝裕和監督がパルムドールを獲得したコトで一躍有名になった作品。
リリー・フランキー主演。
安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優ほか豪華キャスト出演。
夫婦と祖母、妻の妹、小学生くらいの息子とで都会の真ん中に暮らしているある一家。
祖母の年金と日雇いの僅かな給料だけでは生活が苦しく、万引きを重ねながら生計を立てていた。
ある晩、冬の寒空の下、ベランダでひとりで座り込んでいる幼い女の子を見つけた父と息子は、いたたまれず家に連れて帰り、娘として育てていくコトになる。
娘を迎え入れるコトで次第に明らかになっていく家族ひとりひとりの事情。
それぞれの存在がそれぞれの傷みを癒やす存在となっていた。
しかし、次第に家族に綻びが生じ始め、遂に二度と家族には戻れなくなる事態が起こる。
児童虐待,ネグレクトなど、痛ましいニュースが飛び交う現代。
そんな現代日本の問題を強く指摘し、家族の意義と形を考えさせられる作品。
“子を産めば親になれるのか”という核心を突いた問題提起がなされていて、今、ホントに多くの人に見て考えて頂きたいテーマでした。
それは子供でも動物でも同じ。
物語中盤は仮初めの家族のそれぞれが抱えている事情が浮き彫りになり、心温まるヒューマンドラマに感動しマス。
でも最後に逆転があって、家族の本当の秘密が明らかになって、ついには何が正しくて、どうするコトが幸せなのか分からなくなりマス。
最後の子役たちの表情からも、いくつもの心情が想像されて、ハッピーエンドなのかどうかもよく分かりませんでした。
映像や音楽は是枝裕和監督作品らしく、優しい癒やしの世界となっていマスが、扱っているメッセージはとても痛烈でした。
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6月13日。
映画『友罪』を見てきました。
カタツムリです@@@
薬丸岳氏の同名小説を映画化。
瀬々敬久監督。
生田斗真、瑛太主演。
佐藤浩市、夏帆、富田靖子、ほか出演。
中学時代にクラスメイトをいじめにより失った過去を抱え、真実を追及する記者になる夢にも破れた益田は、鈴木と同時入社で町工場で働き始める。
鈴木は陰気臭く人を寄せ付けない雰囲気だが、共に寮で暮らし、少しずつ友情を交わしていく二人。
しかし益田は、最近発生した児童殺害事件を追っている元恋人の記者から、その事件の犯人がかつて日本中を震撼させた連続児童殺害事件の犯人である少年A・青柳だという噂を聞き、過去の事件を調べ始める。
そこで目にしたのは、鈴木によく似た少年Aの写真。
鈴木への疑念と児童殺害事件の背景、そして益田自身の中学時代の闇が交錯し、犯罪の被害者と加害者、その家族・関係者の在り方が問題提起されていく。
とにかく重いテーマで、逃げ場のない128分でした。
実在の事件に着想を得ているそうデスが、設定はあの少年Aから変えてありマス。
あの事件はショッキングで、今でも覚えていマス。
それに現代は便利になりましたから、少年A本人の手記などから得た情報がご丁寧にWik○pe○iaに載っているのを少し読んでしまったら、吐き気を催すような内容でとてもその犯罪心理を理解する余地は皆無でした。
この作品は“友情と贖罪”が大きなテーマですが、加害者という立場の少年Aや他の少年犯罪者たちとその家族、被害者という立場の亡くなった命とその遺族、双方の心情が炙り出されていて交錯しているため、永遠に答えの出ない問いかけの繰り返しでした。
少年たちがなぜ犯罪に手を染めなければならなかったのか。刑期を終えて社会に復帰しても人並みの人生を送るコトは許されないのか。…という加害者やその家族の心理や立場はニュースにならなくなると気にも留めなくなり忘れ去られていマスが、少年法ではいずれ社会復帰するコトを考えれば、実は他人事ではありません。
でも一方で、被害者やその家族の傷は決して癒えるコトはなく、加害者の事情がどんなものであるかなんて関係ありません。いくら加害者が刑期を終えたとしても、贖罪が完了したと判断するのは被害者側であり、おそらくそんなコトはあり得ません。
それらの問題が提起されても完結をみない、その繰り返し。
最後も何か救われたようで、ほぼ誰も救われませんでした。
それぞれの立場の心情を、生田斗真,瑛太,夏帆,佐藤浩市,富田靖子など豪華俳優陣が繊細に描き出していて、それだけリアルな分、より答えの出ない無限ループが処理し切れなくなり苦しい作品デス。
はっきり言って、自分自身が元気な時でなければパワーを持ってかれマス。
少なくてもワタシは、しばらくドラ○ンボー○のオープニングは聞きたくなくなりました。
切ないとは違う、何だか気持ちが悪い感覚になったようデス。
結局ワタシは、青柳の心理も実際の少年Aの心理もどちらも理解出来ないし、その余地がないんだと思いマス。
実際の少年Aは手記とか世に出してるあたり、真実更生してるとは思えないし、そういう面では青柳はマシなのカモしれませんが、誰にも自分の気持ちは理解してもらえないと思っている限りは誰かが手を差し伸べてくれるはずもありません。
益田が過去の過ちから鈴木に手を差し伸べたいと思う気持ちも、友情というよりは自己贖罪・自己満足という気がしてしまいました。
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5月22日。
同僚さんのご厚意で、映画『50回目のファーストキス』の試写会に行ってきました。
お久しぶりのカタツムリです@@@
言わずと知れた、ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーが主演で2004年に公開された作品のリメイク。
って、好きな人しか分からないか(^_^;)
ワタシは同じくドリュー・バリモアとアダム・サンドラーが主役の『ウェディング・シンガー(′98)』の方がもっとオススメですが。
まぁ、その話は置いておいて(^^)
日本版は山田孝之,長澤まさみ主演。
福田雄一監督。
その他、ムロツヨシ,佐藤二朗,太賀出演。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いマスが、“勇者ヨシヒコ”シリーズのメンバーが監督からキャストまで揃っており、コメディ色が強くなっておりマス☆
天文学者として成功する夢を追いながらもチャラチャラした生活を送っていたダイスケは、ある日ルイという女の子に出会い、一目惚れする。
しかし、その子は一年前の交通事故による脳挫傷の後遺症で、一日で記憶がリセットされてしまう前向性健忘だった。
その日から、ダイスケはルイに振り向いてもらうため、ルイが幸せになるため、奮闘していく。
という、お話。
いろいろ設定などはいじってありましたが、舞台もハワイでだいたい本家本元が再現されました。
一見暗くなりそうなテーマデスが、コメディ要素が随所に(?全面に)出てきて、とにかくテンポが良くて全く飽きませんでした!
久々に劇場で笑った気がしマス☆
山田孝之と長澤まさみの演技はもちろんデスが、ムロツヨシや佐藤二朗、太賀との掛け合いがとにかく面白い(≧∀≦)
これは先入観なしに、一度見てもらいたい作品デス。
考えさせられる作品が多い中、とにかく腹の底から笑えて、最後にハッピーエンドに終わるという流れがいい!!
この作品を見に行った数日後に、久々に凹む出来事がありましたが、そんな時に見てもらいたい(^^;)
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映画『ペンタゴン・ペーパーズ~最高機密文書』を見てきました。
カタツムリです@@@
スティーブン・スピルバーグ監督。
メリル・ストリープ、トム・ハンクス主演。
ベトナム戦争の最中、米政府は戦況が不利であるコトを隠し続け、歴代大統領はその報告書を最高機密文書として封印してきた。
そして、1971年・ニクソン政権下。負け戦に現在進行形で身を投じていく大勢の国民の存在を世に示し、民主主義を取り戻すため、シンクタンクの職員やマスコミが動き出した。
機密文書の存在を最初に掲載したニューヨーク・タイムズが政府から圧力をかけられる中、地方紙だったワシントン・ポストは言論の自由と民主主義を守るため、社の命運をかけて立ち上がる。というお話。
戦争を知らない時代に生まれ、戦時中のコトは学校や小説・映画、祖父母の代の方からの話の中で勉強したコトばかりデスが、ワタシたちが「戦後」と呼んでいる時代でも世界ではまだ同じコトが繰り返されていマス。
戦争は両国の国民の命が掛かっているのに、いつの世もどこの国も、戦争を始めるコトを決める人も終えるコトを決める人も戦場には行かない。両者は常に安全なところにいて、紙の上での情報でしか判断しない。
この一分一秒の合間にも一つの尊い命が失われているカモしれないのに。
ワタシはこの作品を見て、「またか」と思いました。
太平洋戦争中、明らかに不利な戦況なのにポツダム宣言を受諾するかどうか、敗戦をどの文言で国民に伝えるか、そんなコトを議論するためにズルズルと時間を浪費し、戦場の国民は銃弾や飢餓・疫病に倒れていました。もしかしたら、ひとりでも多くの命が助かったカモしれないのに。
アメリカ政府もベトナム戦争を先導するコトで強い国づくりを強調し、国民の支持と志気を煽ってきたワケですね。
なんだかいつも国民は置き去り。
それに政府はマスコミを利用して情報を操作し、国民の思想を誘導するカモしれませんが、マスコミも情報を操作して、政府と国民を混乱させるカモしれません。
今の日本の国会を見ていれば、その混沌とした現状が実はかなり恐ろしいものだと思えマス。
今の日本は民主主義が守られてるのか…危機感を覚えマス。
投票率が低いコトも問題だし、それは国民にも責任があると思いマス。
情報化社会である現代だからこそ、ワタシたちはより慎重に正しいと思われる情報を選択し、真に国のためになる方向を考えなければなりません。
そのコトを改めて考えさせられた作品でした。
スピルバーグ監督の問題の切り出し方とサクセスストーリーへの演出はどの作品も面白いデスが、残念ながら作品の前半はちょっと退屈でした。
中盤、ポストが機密文書を入手して解析し始めたところから、記事を掲載するかギリギリまで迷って輪転機を回した流れは緊迫感があって興奮しましたし、最終的に他の新聞社もこの動きに賛同した時は涙が出ました。
これは成功したから良かった話デスが、世の中には失敗例とそれによって今もなお虐げられている存在があるコトも忘れてはなりません。
ただ、あのあと恐らくいろんな場面でニクソンの圧力を受けるコトになったにも関わらず、この成功が今やポスト紙を一日本人のワタシでも名前だけは聞いたコトのある全米紙にしたワケですから、その意味は大きいデスね。
そして、メリル・ストリープとトム・ハンクスの演技もやっぱりスゴい☆
ポスト社を背負う重責と言論の自由を守りたい思いとの狭間で揺れるケイと、それを支える正義感あふれるジャーナリストのベンの人間性がよく垣間見れて、ただの史実の描写ではなく、血の通ったメッセージになっていました。
機会がありましたら、皆様も見てみて下さい。