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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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同僚さんのご厚意で、試写会に行ってきました☆

カタツムリです@@@
今回は映画『護られなかった者たちへ』を鑑賞してきました。
時々同僚さんが試写会に誘って下さるのデスが、試写会ってそんなに当たるものなのでしょうか?
たまたま以前にこの映画が気になると同僚さんに話してたのを覚えていてくれて(^^)
ホントにいつもいつも感謝デス!

中山七里の同名小説を映画化した作品で、佐藤健,阿部寛主演。
清原果耶,倍賞美津子,林遣都,吉岡秀隆,永山瑛太,緒形直人出演。
瀬々敬久監督。
『64』の監督さんなんデスね☆
思えば、『64~前編』も試写会に連れてってもらいました( ´∀`)


東日本大震災から10年後の仙台で、男性が雁字搦めにされた状態で餓死させられるという連続殺人事件が発生。
被害者の男性は誰もが"人格者"だと称されており、捜査は難航した。
刑事の笘篠(阿部寛)は、2人の被害者が同じ福祉保健事務所に勤めていた共通点を見出し、別件で服役し仮出所していた利根(佐藤健)が捜査線上に上がる。
笘篠は執拗に利根を追い詰めていき、真実を追究していく。
そこには、お互いに肩を寄せあって震災を乗りきった家族のような存在があった。
そして、震災復興の現実が浮き彫りとなる。
というお話。

生活保護という観点から、震災後の被災地の現状を描いた作品で、今までそのような視点を持ち合わせていなかっただけに衝撃を受けました。
確かに今まで何度も日本には大震災が起こっていて、その度に非常にたくさんの方々が仕事や家・財産を失って、そこから復興していくというコトは精神的にも経済的にもどのような方法・過程があるのか疑問に思ったコトはありましたが、実際に調べるコトはしませんでした。
あれだけ甚大な被害が起これば、10年はその復興にはまだまだ短い年月だと思い知らされました。
そして、特に演者全員がそれぞれの役割を確実・丁寧に演じきっていて、作品で描かれている状況が被災地では現在進行形で起こっている問題なんだとリアルに伝わってきました。

また、震災によって引き寄せられた利根とかんちゃんとけいさんの家族像が温かく、それだけに事件の背景と犯人の動機がより悲しく共鳴するものがありました。
更に、笘篠も刑事としてだけでなく被災者としての一面も内面深く描かれていて、ミステリーとしても人間ドラマとしても見ごたえがありました。
特に、犯人の存在は途中まで普通に警察の捜査方針通りだと信じて見入ってましたし、事件の背景が分かるとなぜ犯人は被害者たちを"餓死"させたのか分かり、合点がいきマス。
また、ただ事件を通じて繋がったと思われた利根と笘篠の関係も実は緻密に伏線が張られていて、最後に繋がるカンジが小説原作らしくて、見事でした。

それでも全てを通じて言えるコトは、"死んでいい人間なんていない"コト。
当たり前の言葉のようデスが、この作品を見るとそこに含まれる意味が多様にあると考えさせられマス。

ぜひ一度見てみてほしい作品デス。
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