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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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子供は礼儀正しいけど、父親が無礼って、どんな世の中(-_-#)!?
と、思ってしまう出来事があり、子供の将来が心配になったこどもの日。

カタツムリです@@@


昨晩は、先日高尾山に行った仲良し3人で女子会♪
お酒も入って、メチャクチャ話に花が咲きました☆

そして、今日・明日は2連休。
GWなんて、ワタシには関係ありません(-_-)

そこで本日、映画『それでも夜は明ける』を見てきました。

同名小説を映画化した、実話ベースのお話。
ブラッド・ピットが製作に携わり、アカデミー賞作品賞を受賞したコトで有名デスが、我が県では上映劇場は1館のみ。
この作品が世に出た時、白人は絶対に見ないからヒットしないと言われていたそうデス。
いろいろな思惑があっての結果だと思うと、何のために過去から学ぶ必要があるのか分からなくなりマスね…淋しい…そして世知辛い世の中デス。

アメリカ南部で黒人が奴隷として家畜以下の扱いを受けていた時代。
北部の自由黒人だった音楽家が、奴隷としての日々を送るはめになった1841年からの12年間のお話。
ソロモンはヴァイオリニストとして白人同様の生活を許され、愛する妻と娘・息子の4人で幸せに暮らしていた。
ある日、家族の不在時に二人の白人からの仕事の依頼を受けてワシントンへ行くが、酒に酔って目が覚めると手枷・足枷を付けられていた。
ソロモンは人身売買の組織に誘拐され、地位も家族も名前も奪われ、南部に連れていかれて奴隷として売られてしまう。
そしてそこには、白人が黒人を家畜以下の生物として扱う現実があった。
絶望の中でも希望を失わずにもがき苦しみ、ソロモンは無事に北部の家族の元へ戻れるのか…。

こういった人身売買の事件は当時かなりの件数存在していたそうで、今まであまりスポットを当てられていませんでしたがあまりに惨く、そして目を背けてはいけない過去デス。
白人は黒人を殺しても罪には問われない時代において、どれだけ理不尽な虐待が行われていたか。
劇中では目を覆いたくなるような残酷な虐待のシーンがかなり長めに描写されていて、見ていて気分が悪くなるくらいでした。
それだけに、最後まで希望を捨てずに機会があれば北部の家族と連絡を取ろうとし、じっと耐え続けたソロモンが12年の時を経て家族と再会した時は感動しました。孫にソロモンの名前がついていたのにも感動(T_T)


なぜ肌の色の違いがこんな軋轢を生むコトになったのか。
人間はなぜ自分と異なるモノに違和感や嫌悪感を感じるのか。
そして、どうして人間はこんなにも残忍な生き物になれるのか。
いろんなコトを考えさせられるメッセージ性の高い作品でしたが、それらを反面教師にして二度と繰り返さないように次代に伝えていくコトが、現代のワタシ達の役目なんデスよね。
『それでも夜は明ける』のソロモンの時代があって、『リンカーン』でリンカーン大統領が即位し、南北戦争を経て奴隷制度廃止の案が議会を通過して、『大統領の執事の涙』のセシルの時に徐々に黒人が平等の権利を勝ち取っていって、黒人の大統領の誕生に至っている。
なのに“この作品は白人が見ない”だとか、黒人はのしあがれない世の中だとか、KKKの存在とか、そんな現実がまだ存在しているコトに憤りを感じマス。
いったいどのくらいの時間が経てばこの過ちを正せるのか…ワタシ達が他人事と思わずに少しずつでも狂った歯車を直していくしかないんデスね。


ぜひ一度見てみて下さい。
勉強になるし、現代人が受け継ぐべきメッセージが詰まった作品デス。


(追記)
ちなみに上映劇場が少ないコトには疑問を感じマスが、年齢や体調による制限は必要な作品かと思いマス。
あまりに残虐なシーンが含まれているので、直視出来る人は限られると思いマス。
その上でより多くの人に見てもらいたい作品ではありマス。



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