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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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今日は勉強会のあと、待ち合わせて久しぶりに母と映画を見てきました。
例のレトロで小さな映画館にて。


カタツムリです@@@


鑑賞したのは『ジェーン・エア』。
シャーロット・ブロンテ原作。

もともとブロンテ姉妹が描く中世イギリスの貴族の話は興味深くて、高野にポツンと建つ生活感のない石造りの洋館とか、陰気な雰囲気なんデスけど、なんか好きな世界観なんデスよね(´▽`)
そして、ちょっと怪奇な設定の中で初恋が描かれているワケです。
でも、エミリ・ブロンテの『嵐が丘』はヒースクリフの異常なまでのキャサリンへの愛情が屈折した形で現れてしまい、ちょっとあまり共感出来なかったのデスが、『ジェーン・エア』は母に良い話だと勧められたので、怪奇な設定ではありマスが、ちょっと楽しみにしていました。


ジェーンは幼い頃に孤児になり、引き取られた叔母とその息子にいびられて屋敷を追われ、無理やり入れられた寄宿学校では不当な体罰を受け、唯一の親友を病で失った。
そんな不遇の幼少期を過ごすも、逆境に負けるコトなく清廉潔白な才女として育ったジェーンは、由緒正しい貴族の館の娘の家庭教師になる。
仕事や屋敷での生活に満足していたジェーンだが、ずっと不在だった館の主であるロチェスターが突然現れ、ジェーンに失礼な態度で接する。
しかし、ジェーンは全く動じず、自らの尊厳を守ろうとする。
ロチェスターはその凛とした姿に心惹かれていき、ジェーンはロチェスターの独特な感性に惹かれていく。
そんな中、ロチェスターが貴族の令嬢と結婚すると聞き、ショックを受けたジェーンは取り乱してロチェスターに愛を告白してしまう。
そして、ついに二人は身分や境遇の違いを越えて、結婚の約束をする。
しかし、結婚式当日。
幸せの絶頂にあったジェーンに、ロチェスターの隠された恐ろしい真実が明かされるコトとなる。
実は、ロチェスターには屋敷に幽閉している妻がいた。
というお話。



女性が仕事を持って独立したり、愛を告白したり、という現代では当たり前のコトが当たり前に出来なかった時代に、ジェーンはそれを実践し、ひとりの人間としての尊厳を守り抜きマス。
その潔い生き方がカッコいいのデスが、愛を知ったコトで柔らかく心がほどけていき、女性として幸せになっていく姿はうっとりしマスよ(´▽`)
なんというか、ジェーンとロチェスターの二人を見てると目の保養になるというか。
ロチェスターがジェーンに釣り合うだけの魅力的な男性なんデスよね。
妻を幽閉していたのも、望まない政略結婚で精神を病んだ妻を精神病院に入れるコトが出来ず、やむを得ずしていたコトだし、妻の存在を知ったあともジェーンを力ずくで縛り付けようとはしなかったし、とにかく優しい。

そして、俳優さんが魅力的☆
ジェーン役のミア・ワシコウスカは透明感のある清楚な雰囲気だけど、冷静に常に落ち着いた精神状態~凛とした力強い目つき、憂い・喜び・悲しみなど様々な感情をおびた微妙な表情変化がみられて、ホントハマり役!
ロチェスターとの幸せの中にある時の柔らかい表情なんか、惚れちゃいマスよ(≧▽≦)
撮影時20歳そこそこだったとは思えないような、少女~大人の女性としての雰囲気まで全部兼ね備えていマス。
それにロチェスター役のマイケル・ファスベンダーがカッコいい!
ドストライクのお年頃と容姿!
紳士的で優しいんだけど、男性として適切な判断や決断をしてくれる、とても頼りがいのあるカンジがにじみ出ていマス。
ラストシーンの目の表情も、うまかったデス。
それに、使用人頭という脇の立場でありながら、やはりジュディ・デンチという大御所は存在感が異なり、物語の要所で潤滑油的な役割を担っていマス。やっぱスゴい!
俳優さんが魅力的で演技にも安定感があると、やはり引き込まれてしまいマスね(´▽`)



ジェーン・エア。
絶対女性なら一度は見て頂きたいデス!
一時はどうなるのかと思いマスけど、ラストはホッとしマス。
完全なハッピーエンドじゃないカンジはブロンテ姉妹らしいトコかもしれません。
でも、幸せな気持ちにはなりマス。




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