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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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例によって、日比谷のTOHOシネマシャンテにて鑑賞してまいりました。

『ミーシャ~ホロコーストと白い狼』。

以前に『ディファイアンス』を見に行った時にちょうど予告編が流れ、気になってついに見に行ってしまいました。
まぁ、『ディファイアンス』があまりにも傑作だったので、ちょっと期待しすぎてしまった感は否めませんが、普通に興味深い作品でした。

ストーリーを簡単に説明しマス。
舞台は、1942年のベルギー。
両親と隠れ処生活をしていた8歳のユダヤ人少女・ミーシャは、両親の検挙をきっかけに郊外に住むベルギー人の家に身を寄せ、ベルギー人としての生活を強いられマス。両親と離れた心細さとベルギー人一家の酷い扱いから、逃げ出したくなるミーシャ。そんなミーシャを救ってくれたのは、御使いに行かされていた先の農場の夫婦で、ミーシャはそこでいろんなコトを教えてもらい、農場で飼われていた動物たちと仲良くなりました。ミーシャには動物と心を通わす不思議な力があったのデス。しかし、平和の日々は束の間で、ドイツ軍の魔の手は農場にも及び、農場の夫妻もユダヤ人の身分証偽造の疑いで連行されてしまいマス。何とかその場を切り抜けたミーシャは、農場のおじさんに“両親は東の方にいて、強制労働をさせられている”と教えてもらったコトを頼りに、小さなコンパス片手に両親を探す旅に出マス。
しかし、それは8歳の少女には過酷な旅でした・・・。

というお話。
しかし、この旅はホント過酷。でもミーシャは強い!
“母をたずねて三千里”じゃないデスけど、ホントに両親との再会だけを夢見て旅をするのデスが、ものすごい信念デスよ。もう執念デスかね??
しかも8歳なので、世間の事情とか分からなくて何度も危険な目に合うし、怪我もいっぱいするんデスけど、たくましいんデスよ。タフ??普通だったら敗血症とかで死ぬと思うんデスけど^^;
空腹で盗みを働くだけじゃなくて、ミミズや野生動物の生肉なんかも食すんデスけど、見ていて気持ち悪くなるくらいそれがリアルで、主役の子の演技も上手かったデスねぇ。
そう、主役の子の演技うまいデス!
ベルギー人の11歳の子役みたいデスけど、子供らしい無邪気さや動物との触れ合い,過酷な旅での必死さなど、うまぁ~く表現してマス。

それにタイトルにもなっているように、この作品のもう一つの魅力は、動物との触れ合い。
その中には、涙無しでは見られないシーンも多々出て来マス(T_T)
主にポイントとなるのは犬と狼なんデスけど、どちらもホント純粋な心の持ち主で、愛情に溢れていて、可愛いんデス!
狼はホンモノの狼を登場させていたようデスが、狼にも演技をさせられるんデスね^^;?まぁ、ミーシャがホントに接近する時は犬を使ってたらしいデスが。そりゃ、そうデスよね^^;
でも、犬も狼もその凛とした姿と誇り高い表情がカッコ良いデス!!
それを見るだけで犬好きのワタシとしては満足デスが、物語上でもかなり重要なポジションにいるので目が離せませんよ。

結末は後味スッキリとは行きませんけど、まぁHappy Endなのカナ?
現実的な終わり方なんだけど、多少の救いがあって。
悲劇だけでは終わらないところが、最近の“ナチスのユダヤ人虐待”を題材にした映画の傾向としてあって、良い流れデスよね。
どうしても暗い影だけを残して、後味悪く終わるものが多かったデスからね。
でも、かといって『ライフ・イズ・ビューティフル』はあり得ないデスけど。やっぱリアリティは大事デスよ。


というわけで、一度は見てみても面白い作品だと思いマス。
特に動物好きはかなり興味深く見られるドラマがありマスので、オススメです。
ワタシも一人涙してきました。。。


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