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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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最近、暑くなったり寒くなったり気候の変化が激しすぎる。
仕事にも波があるし。

カタツムリです@@@

今日・明日は2連休。
今日は映画『日本のいちばん長い日』を見てきました。
先日のお盆の時の激混みとは違って、やはり平日の昼間はそこまで混んではいませんでした(^_^;)

原田眞人監督。
役所広司、山﨑努、本木雅弘、堤真一、松坂桃李など錚々たる豪華キャスト。

太平洋戦争末期の1945年7月26日。
米英中の連合国よりポツダム宣言が発令され、鈴木内閣は降伏か本土決戦か、決断を迫られていた。
8月に入り、広島・長崎に相次いで原子爆弾が投下され、昭和天皇の心痛・聖断もあり、日本は降伏する方向へと動いていく。
8月14日玉音放送が録音され、翌15日にはすみやかに終戦を迎えるはずだった。
しかし、終戦に反対する若き将校たちはこの流れを阻止しようとクーデターに打ってでる。というお話。

太平洋戦争において、戦地の兵士や本土の民の状況を題材にした作品はいろいろ見てきたけど、その時の政府の動きを追った作品はなかなか見たコトがありませんでした。
確かに外交は様々な駆け引きがあって、一度条件を受諾してしまうと取り消すコトは出来ないだけに慎重に進めるべき事項なのだと思いマス。
でも、ポツダム宣言受諾の過程を見ていたら、フツフツと思うところが…(-_-#)
宣言を受け入れると決めるまでもそれぞれの軍の思惑が錯綜していたり、宣言を受諾すると決まってからも天皇陛下が読み上げる原稿の文言でもめたり。
その間にも多くの兵士が戦地で命を落としていて、本土の民が飢えや空襲に苦しんでいるワケなのに!
そこに焦点が当たると、宣言を受諾するために鈴木総理がどう動いていたのか、阿南陸総がどうして和平に向けて心を傾けていったのかがボヤけてしまうから敢えて触れていなかったんだと思うのデスが、それでも孫たちと温かいお風呂に入って清潔に暮らし、高価な卵を朝食として食べたりしてるのを見てると、腹が立ってくるワケです!
阿南陸総は自刃されるワケですが、当時の政府関係者がどのように責任を取っていったのかまでは描かれておらず、宣言を無事に受諾するコトで内閣を総辞職しておしまいみたいになってるのが、また余計にそう思わせるんでしょう。
結局、あの戦争の惨さ・無意味さをいろんな形で目にしてきて、今更その時の政府もこんなにも苦労していたんだという話をされても現実的には受け入れられないんだと思いマス。
何より、戦争をして人を傷つけてまで国土を守ったり経済を成長させたりするコトが愛国精神だいう思想は理解できないんデス。
戦争をして犠牲になるのはいつも必ず一般人。
クーデターを起こした若き将校たちも軍国主義の思想教育をされてきた被害者なのカモしれないデスが、あの目を見ていたら恐ろしくなってきマス(そのくらい松坂桃李の演技がうまかったんだと思いマスが)。
こんなにも多くの人が苦労をして平和を手にしたのだから、二度と手放してはならないデス。
平和憲法も憲法解釈も変えてはならないもの。
それは、人間は愚かな生き物だから失敗を繰り返さないように作り出したものであり、70年の時を経た今だからこそ国民全員で守っていかないといけないコトなんデス。

主要キャストの俳優陣の演技は間違いない。
本木雅弘の天皇陛下も全く違和感を感じませんでした。
戸田恵梨香や松山ケンイチなどもちょいちょいちょい役で出ていて、かなり豪華な、そして、質の高い作品になっていると思いマス。


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