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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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最近モヤッとしてたものが晴れてきました。
人間の忘却力はやっぱスゴい。
まぁ、ワタシは忘れすぎデスが(^_^;)


カタツムリです@@@


本日、映画『潔く柔く』を見てきました。
2004年からcookieで連載されていたいくえみ綾の同名漫画が原作。
長澤まさみ・岡田将生主演。


高一の夏、幼なじみのハルタ(高良健吾)を交通事故で亡くして以来、恋をするコトが出来なくなっていたカンナ(長澤まさみ)。
8年後、映画配給会社で働くカンナは、トモダチと行った行きつけのバーで禄(岡田将生)と出会い、その次の日には映画の宣伝のために訪れた出版社で禄と再会する。
禄との出会いは最悪な印象だったが、禄にも小二の時、同級生の女の子と一緒に交通事故に巻き込まれて女の子は即死・自分は生還したという過去があった。
ハルタとの思い出に雁字搦めになっていたカンナの気持ちを鋭く突く禄に、カンナは心動かされる。
そして、二人はそれぞれの過去と向き合っていく。
というお話。


原作から入った作品の映画はほぼ見に行かないのデスが、この作品は世界観が好きだったのと、ある程度現実味もあったので映像化されやすいカナと思い、見に行ってきました。
結果して、やはり全13巻もあって、カンナとハルタと禄に関わっている人それぞれにストーリーがあって、それぞれの細かな人物像が描かれている作品だけに、やはり2時間で表現するには短すぎデスね。
もちろん、話の一番の盛り上がりであるカンナ編を取り上げるのは良いのデスが、カンナのおっとりとした性格と、禄と出会ったコトでゆっくりと動き出したカンナの気持ちを表現するには、も少しスローペースで丁寧に描写してほしかったところデス。
展開が畳みかけられてる感は否めませんでした。(逆に原作を知らない人は話の流れが分からない部分も出てくるのでは?)
ただそんな中でも、わりと原作の雰囲気は損なわれていなくて、映像化されても嫌なカンジや違和感はなかったデス。

また、細かなコトを言うと、原作にないセリフは出来ればもっとオブラートに包んで言って欲しかったデス。
いくえみ綾の作品は、はっきりとした言葉で気持ちを表現せず、人物の表情や比喩的な言葉で表現されている部分があるので。
例えば、亡くなる日にハルタがイトコにカンナへの想いを告白しているシーンとか。
更に、原作と比べて若干カンナと禄の気持ちの持ち方や比重が異なっていたように思いマス。
原作では、禄の方からごく自然にカンナを好きになって、禄の方がカンナへの恋愛感情が強くて、カンナは徐々に禄に惹かれるけど人間的に好きという気持ちがあるような気がするのデスが、映画の最後のシーンを見てしまうと、カンナの恋愛感情が爆発していて、カンナのゆっくりペース感からかけ離れてしまっていたような。
まず、カンナは自らあんな大胆な行動をとれるほど恋愛を知らないし、気性も激しくないと思いマス。
まぁ、そのあたりは残念でしたが、基本的なセリフや大事なフレーズはほぼそのままなので、世界観は守られていました。

また、心配していたキャストですが、やはりキャスティングする方は見る目があるんデスね。
岡田将生に謝らなければならないm(_ _)m
どうしてもバラエティーで映画の宣伝をする彼を見ていると、禄のキャラにはかぶらないカンジがしてしまうのデスが、禄のイメージを損なってませんでした。
長澤まさみより年下で、役上は年上の設定だけど、違和感はなかったし。
長澤まさみのカンナも、最後のシーンを除けばだいたい雰囲気に合ってたし。
波留の朝美も、池脇千鶴の愛美も、睦美役の女の子も、温水洋一のマスターも、良かったデス。
ただ一つ、気になったのはマヤ役の中村蒼が白くて太い根菜感が出ていたコトですね。
他の俳優に完全に演技が飲まれていたというか。
マヤも大事なキーパーソンなんデスけど、若干ないがしろにされてましたね。


そして、意外だったのが、ロケーションとして地元付近の“めがね橋”が使われてたコトです!
すぐに分かりましたよ!
皆さん、田沢湖に行く途中にはあの橋はありません。
軽井沢に行く途中にあるんデスよ。
最近、熱いデスねぇ~(≧▽≦)


というワケで、原作も読んだ作品でしたが、その中では映像化に成功していた方だと思いマス。
原作を知っている人もそうでない人も一度見てみてください。




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