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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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久しぶりに映画を見てきました。
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』。
岡田准一、阿部寛、尾野真千子出演。
映像化不可能と言われた、夢枕獏氏の小説“神々の山嶺”が原作。

目的もなくその日暮らしの生活をしていた山岳カメラマンの深町は、借金までして撮ろうとしていたエヴェレストの写真集の話が事故によって頓挫し、途方に暮れていた。
そんな時、実は世界で初めてエヴェレストを登頂したのではないかと言われている、マロリーが使っていたとされるカメラをネパールの古道具屋で見つける。
そして、その持ち主が失踪したと思われていた登山家の羽生であると知り、深町は羽生について調べていく。
そして、彼について調べていくうちに、壮大なエヴェレスト登頂計画を実行する予定だと分かり、同行する。
果たして彼らは生きて帰れるのか、そして、その先に何があるのか。というお話。

深町がエヴェレストアタックについて行くまでに羽生に興味を持つ過程を丁寧に描いてはいるのデスが、そのテンポがやや緩やかで若干退屈しマス。
ただ二人がアタックをするシーンは、ホントに壮大な自然の脅威が感じられ、とてもスケールの大きな映像になっていマス。
そして、深町が負傷した際、羽生が深町を背負って登るシーンや、深町が最後に再び一人でアタックし、山頂付近で羽生と遭遇するシーンでの阿部寛の演技は圧巻デス。
とにかく山への飽くなき執念があって、目的のためならどんなに困難な状況でも諦めずに身を削ってまで突き進む、羽生の強い意志が狂気的なまでに表現されていて、孤高のアルピニストだと思われていた羽生の計り知れない覚悟を目の当たりにしマス。
マロリーがなぜ山に登るのか?と聞かれた時に「そこに山があるから」と答えたのは有名デスが、羽生は「そこに俺がいるから」と答えており、“人生があるから歩むのではなくて、そこに自分(の意志)が存在するから歩く”と言っている気がして、人生において何かに情熱を燃やして生きていくコトの重要さを感じさせられました。
そして、その羽生と関わるコトによって変わっていく深町の心情を、岡田准一が好演してました。

もう一度言いマスが、とにかくスケールの壮大な映像になっていマス。
でも、そこには繊細な人間ドラマも絡んでいて見応えのある作品になっていマス。
山好きの方はぜひ見てみてください。

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