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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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今回、有楽町まで映画を観に行って来ました!
なぜそこまで行ってきたかといえば、まだうちの田舎の方では上映されていない作品を見るためであり、その作品がうちの田舎の方まで来ると確信があれば観には行かないのデスが、それがなかったので・・・^^;

この作品は劇場で観るべきカナと思ったし、実際観に行って正解だったし、今のところ、ワタシの中では“今年イチ押し”の作品デス(>_<)!!自信を持ってオススメしマス。
 
今回鑑賞した映画『ディファイアンス』は、ベラルーシにおいてナチスの侵攻により迫害を受けたユダヤ人たちをまとめ、生き延びる術を教え、1941年から終戦を迎える1945年の間に最終的に約1200名もの同胞を生存へと導いた兄弟の話で、実話に基づくものデス。
主演はダニエル・クレイグ(007シリーズ)、監督はエドワード・ズウィック(『マーシャルロー(98)』『ラストサムライ(03))
ワタクシ、以前にも申し上げたカモしれませんが、戦争映画ってけっこ~見るんデス。
しかも、ナチスとかユダヤ人虐殺をテーマにした作品は、観た後すごく気持ち的に重くなって、胸が苦しくなると分かっていても観てしまうんデスね^^;どうしてもユダヤ人迫害をテーマにした作品は悲しく残酷なものが多く、『シンドラーのリスト(93)』や『戦場のピアニスト(02)』などは一度観ただけで1週間くらいは内容を引きずって重い気分になってしまい、「とうぶん観たくない」と目を背けてしまうのデスが、この作品は観た後すごく爽やかな気分になり、「また何度でも観たい」と思えるのデス。
それは何故かというと、ユダヤ人たちが森の中で共同体を作り、ドイツ軍に対して果敢に抵抗していく話が幹ではありマスが、これはそれを成功させるために奮闘した兄弟の愛の物語であり、実話で、最終的に希望のある結末に至ったという事実があるためとても安心して観られるし、感動して幸せな気分にさえなるのデス。
生きるコトの幸せを実感出来るというか。
 
あらすじをザッと紹介しマスと・・・主役であるビエルスキ兄弟は4兄弟(長男トゥヴィア,次男ズシュ,三男アザエル,四男アーロン)。1941年からナチスはベラルーシにおいてユダヤ人狩りを始め、それにより兄弟は両親を殺され、兄弟の上2人は妻と子供を失い、絶望の淵にいました。そして、森の中で隠れ処生活を始めマスが、まもなく数人の同胞が森に潜んでいるコトが分かり、徐々に人数が増えていきマス。
最初は食料などを与えてくれる兄弟に敬意を払っていた人々は、人数が増えるたびに食料や武器の調達が困難になっていく現状に不信感を抱き始めマス。
そんな時、トゥヴィアは「俺たちは獣みたいに追われる。でも俺たちは獣じゃない。俺たちはこの森で生活するコトを選んだからここにいる。生きるコトが(ドイツ軍に対する)復讐であり、自由の日々を手に入れるコトが俺たちの勝利。真の生を勝ち取るためにたとえ死ぬコトがあっても、生きようとして死ぬのは“人間らしい死に方”と言えるんじゃないか」のようなコトを言い聞かせマス。
そして、トゥヴィアをリーダーとして、人々は他人任せでは無く、それぞれ仕事を持ち、協力し合って共同体としての人間らしい生活を取り戻していくのデス。
そんな時、ゲットー閉鎖の一報を聞き、生き残った同胞が数十名いると知ったトゥヴィアとアザエルは彼らを助けに行きマス。
しかし、正義の見方気取りでまた人数を増やし、食料や武器が困窮するコトに反発したズシュは、ドイツ軍への直接的な制裁を加えるために共同体を離れ、兄弟と決別し、数名の精鋭とともにソ連赤軍に参加して行きマス。
こうして、兄弟が分裂してそれぞれ生き残る道を模索していくわけデスが、中でもリーダーとしてのトゥヴィアは苦悩の連続で、食べ物はみんなに分け与えた後の残りを食べ、具合が悪くてもみんなに行き渡った後薬を飲み、共同体のルールに反する者は処罰し、リーダーとしての資質や人間としての品性を疑われようとも共同体を統率していかなければならないのデス。
孤独な任務だったと思いマス。
その苦悩や葛藤をダニエル・クレイグが憂いを含んだ目の表情で、見事に表現していました。
でも、一見するとトゥヴィアだけが頑張ってるように見えマスが、途中何度も危機に陥って、観ていて体中に力が入ってしまう場面が多々あるのデスが、その危機を兄弟が力を合わせて脱していくので、やっぱりこの“生きるためのディファイアンス”は、兄弟4人の力が結集してこそ成し遂げられたと言え、トゥヴィアは一人ではなかったんだと実感させられるのデス。
最終的に兄弟4人の姿を見た時、それはすごく誇らしく希望に満ちていて、爽やかな気持ちになりマス。
そして、自然と温かな涙が流れました(T_T)

戦争映画といって目を背けず、純粋に兄弟愛の物語として観て頂けると、とても感動する作品デス。

この作品が出た時、“第二のシンドラー”という代名詞で呼ばれたそうデスが、兄弟は戦後このことに関してはいっさい語ろうとはしなかったそうデス。
それは現代人にとっては“ヒーロー像”の表れと思えマスが、実際に体験した者にとっては二度と思い出したくない悲劇でしかないからだと言えマス。トゥヴィアを始め、兄弟は皆、生きるために必死だったとはいえ、盗みや殺人を犯さなければならなかったのデスから、想像を絶するような心の傷が残っていたんだと思いマス。
それに、
その当時、ビエルスキ兄弟の共同体の他にもいくつもの抵抗勢力はあって、彼らは概ね森で暮らしていたそうデス。
だから兄弟自身、自分達が特別という気はしなかったのだと思いマス。
でもこの作品を通して、人間の尊厳を守るために頑張って生きようとする人々の姿を見て、ただ普通に生きている日々の大切さや素晴らしさを実感できたし、またその平和な日々を守るコトがいかに重要か教えられました。
驚いたコトに、彼らの共同体はいつ命の危機が迫るか分からない緊張状態で暮らしていたにもかかわらず、学校や保育所なども作って運営していたそうデス。
日常の生活行為だけでなく、教育や就業など、人が各々の人生を生きていく上で必要なコトを全て行い、ホントに人間らしい生活を実現していたんだと思うと、何不自由なく暮らせているのに不平不満ばかり言って暮らしている自分が恥ずかしく思えました。


また、この作品は生活と戦闘とを繰り返していくのデスが、そんな中にもみんなちゃんと幸せを見出していて、三男アザエルはハイアという女性と結婚し、次男ズシュはベラ,長男トゥヴィアはリルカという新しい伴侶を見つけ、それぞれ終戦後も幸せな家庭を築いたそうデス。
戦争映画の中にはラヴロマンスが入り込む余地がないコトが多いデスが、この作品はそういった側面での楽しみもありマス。
というか、本日の書き込み1でも書きましたが、ダニエル・クレイグがカッコ良い(≧▽≦)/
スイマセン、素晴らしい作品なのにこんなヨコシマな考えを持ち込みまして・・・^^;
でも、最後に兄弟たちの実際の写真が出るのデスが、みんな美男子デスよ。
ビックリするくらい!!ホント、俳優なんじゃないか!?ってくらいデス。
というか、ぶっちゃけそれぞれの役者さんよりカッコ良いカモ^^;
まぁ、役者さんそれぞれ器量良しではありマスが、種類が違うというか。実際の本人たちの方が上品な顔立ちしてマスね。王室貴族みたいな。
実際、トゥヴィアの妻となったリルカは初めてトゥヴィアに会った時のコトをのちに「こんなにカッコ良い人がこの世にいるなんて思わなかった。一目惚れね。」と語ったそうデス。
良いな・・・(←バカ^^;)


とまぁ、いろんな意味での感動や楽しみのある作品デス。
前述の通り、今のところワタシの“今年のイチ押し”デス。
たぶん、地元にまでロードショーが来たら、もう一度見に行くと思いマス。
DVDはおそらくほぼ確実に買いマス。

皆サマもどんな形でもいいので、ぜひ一度ご覧になって下さい!!


(追記)
しかし、この作品の原作は“ディファイアンス ヒトラーと闘った3兄弟”というものなのデスが、劇中に出てくる兄弟は4人なんスよね。
末のアーロンは小さくて、抵抗勢力に加わっていた実感がなかったのか・・・?
でも、けっこ~物語上は貢献してたのデスが、それはフィクションの部分なんでしょかね?

 

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