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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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久々に仕事帰りに映画を見てきました。
しかし、公開劇場が限られていたため、いつもなら絶対に選択肢に入ってこない遠方の映画館まで行ってきました…
午後から雨が降り続いていて、しかも真っ暗で、慣れない交通量の多い道で、運転怖かったなぁ(^_^;)
でもそのくらい見たかったんデス…

カタツムリです@@@

今回鑑賞したのは、『ミケランジェロ・プロジェクト』。
2014年秋に公開予定だったのに、何らかの理由で…恐らく政治的な理由と言われていマスが、中止になっていた作品でした。
2014年の春頃宣伝が始まって、秋の公開を楽しみにしていたのに行けども行けども公開日が決まらず、遂にはフェードアウトするかのように公開中止が決まっていてガッカリ(-_-;)
もう観るコトはないのかと思ってましたが、一年越しでようやく今年公開になりました(^^)


第二次世界対戦下のヨーロッパ。
ナチスによって約500万点もの美術品・芸術作品が略奪され、破壊されようとしていた。
アメリカは芸術家・歴史学者・建築家などで構成された、7人の戦争のド素人部隊を派遣。
後世に人類遺産を残すべく、ナチスからの奪還を図る。という実話を基にしたお話。

多くの人命が失われたあの戦争の背後で、偉大な芸術作品までもが無惨な扱いをされていたコトに憤りをカンジました(-_-#)!
そして、それを守るために命がけで戦ってくれた人たちがいて、そのおかげで現代のワタシたちはフェルメールやレンブラント、モネやルノワールなどの名作を観るコトができ、歴史を学んだり感動を与えてもらったりしているコトを初めて知りましたし、そのコトに感謝したいデス。
作中で主人公たちは、“芸術を守るコトが人命より尊いのか”という疑問に何度もぶつかりマス。
確かにふたつを天秤にかけたら、人命の方が尊いものだと言わざるを得ません。
でも、どちらも“一度失ったら取り返しがつかない”という点で同じなんデス。
戦争映画は、その多くが一般市民や兵士たちの苦悩・犠牲を描いていて、戦争をするコトで失われている大切なものが実は他にもたくさんあるというコトにスポットがなかなか当てられません。
そこに住む人々が必死で守ってきたものや思い出。
それは芸術作品だけではなく、何気ない日用品や家など、一見他人からは価値はないように思えるものまで様々なはずデス。
ナチスはユダヤ人の生命を奪い、金銭的財産を奪い、更には知的および記憶的な財産までも奪っていたという事実。
そして、それは当時~現代に戦争状態にある国の中ではどこでも当然起こっているという事実。
そのコトもワタシたちは忘れてはならないんだと思いマス。

米兵部隊がナチスの手からヨーロッパの芸術作品を守る―――それが史実なので、誰が何も言うコトは出来ないと思うのデスが、やはりアメリカが、当時のコトとはいえ他国を批判したりするような作品はいろんなところからの反発もあったのでしょうか。
でも多くの人命を奪った事実は、多くの作品で取り上げられていて、その度に公開中止になるまで議論が頓挫するようなコトはないと思うのに、この作品は何が違うのか…。
扱っている芸術作品が、ナチスの総統美術館のコレクションに入っていたとかいないとか、ピカソのこの作品が破壊されたとか無事だったとか…そういう細かい点で一絵画の歴史と食い違いがあってはならなかったというコトなのか。
はたまた複製とはいえ、映像を使う著作権の問題なのか。
その理由は定かではありませんが、公開されたからにはやはりこの作品が世にでるコトに大きな意味があったからだと思いマスし、ぜひ多くの方に見てもらいたい。

ただ、重くなりすぎないようにするためなのか、かなりコミカルに描かれていて、ちょっと拍子抜けしてしまいました(-_-;)
G・クルーニーとM・デイモンのコンビだから、オーシャンズみたいなノリにならないか心配してましたが、やんわりオーシャンズのノリで、ちょっと期待しすぎてしまった感も正直ありマス。
しかし、内容はエンターテイメント作品として面白いという目ではみられないものになっているハズです。
芸術を守るために、仲間の命も犠牲になり、その中で最後まで信念を持って戦い続け、探し続けた人々の思いが詰まっていマス。

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