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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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今日は仕事帰りに18時から予定があって、ダッシュで退勤して所用を済ませ、その後、ダッシュで移動して映画見て来ました(^_^;)


カタツムリです@@@


さすがに疲れました(´д`)笑


本日鑑賞したのは『メッセージ』。

原作であるSF小説〝あなたの人生の物語〟を実写化。


ある日、突然巨大な黒く長細い物体が世界各地12カ所に出現。
それは攻撃してくるのか、何をしてくるのか分からない異様さを放っていて、人々はパニックに陥り、暴動が多発。
そもそも、この物体はどこから来たのか…。
言語学者のルイーズと物理学者のイアンは、この物体の正体と飛来した目的を知るべく軍に協力し、訪問者たちとのコンタクトを図る。
彼ら(ヘプタポッド)は異様な出で立ちで、音声や動作,見たコトもない文字で何かを伝えようとしている。
そして、ルイーズには文字を解析しているうちに、ある記憶の断片も呼び起こされる。
この物体に対し、排除・抗戦しようとする国もあれば、交信・研究しようとする国もあり、国連を中心に世界中で情報交換を行いながら解析がなされていくが、ある意図不確かな言葉の一部を受信したコトをきっかけに、抗戦国が一気に臨戦態勢に入り、国家間の連携は切れた。
世界が一触即発の宇宙戦争へと傾き始めた時、彼らの本当のメッセージが解読される。
果たして、彼らの正体と飛来した目的は?
そして、ルイーズが見る記憶の正体は?


この手のSF映画はあまり見ないのデスが、〝押井守監督大絶賛〟の文字を見て気になって観て来ました(^_^;)
この言葉に弱い…(笑)

だいたいが地球攻撃・侵略をしに来るエイリアンとの戦いになりがちデスが、この作品は闘わない。
彼らと交信し、彼らを知っていくとともに、こちらのコトも分かってもらえるように働きかけていきマス。
そこがこの作品を観てみようと思ったところなのカモしれません。
言語学者のルイーズが、一見墨で描いたただの歪な丸を文字として捉え、単語と文構造を解析していく過程は、暗号解析や未知の古代文明の発掘みたいなで面白い作業に見えました。
そして、ヘプタポッドの存在意義が分かると、世界中でテロ・戦争や経済不和が起こり、常に分裂している現代の世界に対する壮大にして強大なメッセージを汲み取るコトが出来マス。

また、冒頭で娘に語りかけるルイーズが出て、娘の誕生から死までが回想されるのデスが、その背景を頭に入れて観ていくと、ヘプタポッドとの交信の中で急に混乱が生じて来マス(゚Д゚;)
ワタシたちは過去・現在・未来という一方向の時間軸によって支配されていマスが、ヘプタポッドの時間の概念はそれを逸脱していて、ルイーズに挿入されていく記憶の断片が過去のような雰囲気を持ちながらも未来であるという時間軸の逆転が起こって来マス。
急に今の時間軸と記憶の時間軸が鏡合わせみたいになるんデスね。
人間は過去を振り返ってそこから多くを学んで未来に繋げていく生き物であり、現実的に未来は分からないワケですけど、未来を知ったからと言って未来が変えられるワケでもなく、ただそれをより良いものにするために、身近な人たちに後悔のないようにもっと気持ちを伝えていくコトの大切さを教えられマス。
なぜルイーズなのかとか、なぜ12カ所なのかとか色々疑問は残りマスが、ルイーズはあくまでヘプタポッドに選ばれた一例にすぎず、その気持ちの変革の種を蒔くコトで、一人から始まって多くの人に変革がもたらされれば、世界は一つになれるという壮大なテーマのお話だったんだと思いマス。
〝使用する言語によって思考が変わる〟。とても興味深いテーマでした。
ワタシも今、気持ちの持って行き方がどこか一年前とは違うのはそのせいなのカナ。


しかし、こんな一見平和的な物体(結局、異星人というコトも特定はされない。)との交信のお話なのに、音響効果は不気味で歪んだメロディーがずっと耳に残り、それがよりこの物体の異様さを演出していマス。
アカデミー賞音響編集賞を受賞されているそうデスが、たしかに効果はバッチリ(笑)



ぜひ一度見てみてください。
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