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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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レイトでひとり映画して、初めてちょっと気味悪いコトがありました。
上映前は必ずトイレに寄るのデスが、たまたま同時に男性トイレから出てきた男性がうしろからついてきて、ブツブツ独り言を言いながら歩いていて、しかも同じ作品だったらしく広い会場でその人と2人っきりで、何だか不安感に襲われました(x_x)
まぁ、席はかなり離れていましたが。(うしろから見たらハゲ散らかしてたし。)
こう言っちゃあなんデスが、精神疾患をお持ちの方だったのカモしれませんが。(入ってきてすぐ席間違って座り直してたし。予告編が流れている間も時々ブツブツ声が聞こえてきたし。)
身の危険と言ったら大げさだけど、やはり女子ひとりは気をつけないといけませんねm(_ _)m反省
そんなコト言っても、やはりひとり映画は止められませんが(^_^;)


カタツムリです@@@


本日鑑賞した作品は、『小さいおうち』。
中島京子の同名小説を山田洋次が映画化。
松たか子主演、黒木華・倍賞千恵子・吉岡秀隆・妻夫木聡・米倉マサカネなど豪華俳優陣出演。


昭和初期。山形の田舎で6人兄弟だったタキ(黒木華)は、口減らしのために女中奉公に出される。
都内の小説家(橋爪功)の家で働くコトになり、そこで主人から“奉公先の家庭が円満でいられるかどうかは女中に掛かっている”と言われる。
その後、小説家の姪っ子の嫁ぎ先に奉公に出されるが、そこは玩具メーカーの平井の家で、丘に立つ真っ赤な瓦屋根の小さな素敵なおうちだった。
平井(片岡孝太郎)とその若くて美しい奥様・時子(松たか子)と幼い坊ちゃんの3人暮らしで、タキは優しい家族のもとで幸せな生活を送り、奥様を慕っていた。
ある正月、主人の会社の部下である板倉(吉岡秀隆)が家を訪ねてきた。
板倉の故郷は青森で、都内の美大を出て平井の会社に入ったが、好青年でしばしば平井家を訪れるようになる。
そしてある日、板倉に縁談話が持ち上がり、気が進まない板倉を説得するため奥様が板倉の家に出かけていく。
その後からタキは奥様の動向がおかしいコトに次第に気づいていき、奥様の秘密を知ってしまう。
その時、平井家の円満を守るためタキが取った行動とは…。


年老いたタキが甥っ子に勧められて自叙伝を書く形で語られていく切り口が、何だかワクワクさせられて全く飽きずに見れました。
昭和初期という時代も、洋式家屋に着物という昭和モダンが見れて興味がありました。

世間知らずの奥様の火遊びの話かと思っていたけど、単純にそうではなくて、戦争に突入していった当時の日本の世相を背景に、そこで生きていた人たちの苦悩が描かれていて、最後には涙が出ました。
タキがずっと独身で年を重ねていって、偏屈と言われてもその生き方を通さざるをえなかったのは、大好きだった奥様に対して犯した小さな罪があったからで、その苦悩を倍賞智恵子がとても繊細に演じていて、切なくなりマス。
そして、ラストでご存命だった坊ちゃん(米倉マサカネ)とタキの甥っ子(妻夫木聡)が本当のタキの気持ちや事情を知った時の海辺のシーンは、とても印象的デス。

また若き日のタキも、奉公に来て優しい家族の中で生き生きと暮らしていた幸せな日々と、奥様の秘密を知って戸惑い葛藤する様子を、黒木華が瑞々しくも繊細に演じ分けていて、とても感情移入しやすいデス。
そして、そんな中でもタキに尊敬され慕われる女性としての奥様を、松たか子が圧倒的な表現力と上品で艶やかな立ち居振る舞いで演じていて、とても魅力的デス☆


話自体も興味を引かれるし、登場人物の魅力も大きい作品デス。
ぜひ一度はご覧になって頂きたい、オススメの一本デス。





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