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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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予告通り、本日、美術館に行って参りましたm(__)m 
天気も良く、絶好のお出かけ日和なのデスが、複雑でした。
昨日書いたコトが、頭から離れない・・・忘れよう忘れようとしてもグルグル@@@
でも、クヨクヨ思っていても仕方が無い!


まず新幹線で上野に行き、東京都美術館にて“フィラデルフィア美術館展”を観てきました。
といっても、この美術館展は今回の目的ではなく、1ヶ月前から美術館に行く予定ではいたのデスが、その間に新聞にこの美術館展のコトが掲載されていて、「じゃあ、ついでに行こうか」というコトで。
でも、「ついで」なんてコトバは失礼なくらい、ホントに素晴らしい展覧会でした☆
アメリカの美術館の展覧会というコトで、いろんな時代の有名画家さんたちの絵だけでなく、普段はほとんどお目にかかれないアメリカの画家の絵が一堂に会していたワケですが、写実主義から印象派,シュルレアリスム(←超現実主義?)まで、幅広い美術形態の絵があり、とても楽しめました。
といっても、ワタシは美術形態についてはほとんど無知なので、偉そうなコトは言えませんm(_ _;)mあくまで率直な感想だけを言いたいと思いマスが。

この美術館展の中で感銘を受けたのは、ルノワールの『ルグラン嬢の肖像』。
印象派の絵はボヤッとしていて、かなりデッサンが正確でないと造形は難しいと思うのデスが、この絵の8歳の女の子はとても可愛くて、その存在感が画面いっぱいに溢れているような気がしマス。
それから、J・ソローリャの『幼い両生類たち』。
題名に魅かれてしまいましたが・・・両生類って^^;
小さな子供たちが海辺で水遊びをしているものなのデスが、肌の質感や光の加減など、遠目で見るとまるで写真のような生き生きとした画となっていマス。
そして、アメリカの画家であるD・ガーバーの『室内、朝の光』。
アメリカの画家はあまり名前を聞きませんし、こんなに沢山の作品を観たのはおそらく初めてかと思いマスが、やはりヨーロッパの画家の影響を受けている方が多いんデスかね。
この美術館展は、光を駆使した印象派の絵が多かったのデスが、ガーバーの絵も光の加減が巧妙で、圧倒されてしまいました(^^)
画家自身の長女が、窓際で手紙を読んでいる画なのデスが、その何気ないシーンの一部が、こんなにも明るくて優しい画になるんデスね。スゴイ、の一言に尽きマス。

他にもワタシのスキなゴッホやマグリット,ブラック,キリコなどの絵、ロダンの『考える人』もあり、大満足でした♪♪

東京都美術館に置いてあったチラシによると、来年、ルーブルが来るそうデスよ。
といっても、絵画や彫刻が来るのではなく、マリー・アントワネットの時代からフランスの宮廷で愛用されていた調度品の数々が展示されるそうデス。
ワタシもヨーロッパの宮廷や貴族界を題材にした映画は、華やかで好きでよく観マスが、そういうモノがスキな方は面白いカモしれませんね。
それから、Bunkamuraザ・ミュージアムには、来年“ルノワール+ルノワール展”が来るそうデス。
画家の父と、映画監督の息子の共演とか。


その後、六本木まで出て行きました。
といっても、こっちが今回の本題。
国立新美術館で開かれている、“フェルメール 「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展”を見に行ってきました。
フェルメールはスキな画家の一人デス!
『真珠の耳飾の少女』は、映画にもなるほどあまりにも有名な作品。
スゴイですね・・・一枚の画を掘り下げていったら、一本の映画が撮れてしまうのデスから。
風俗画って聞き慣れない言葉デスが、その当時の農民や使用人が日常的に行なっている仕事や習慣の一場面を描いた絵のコトだそうデス。
ワタシもほんのちょっとしか知りませんが、フェルメールは風俗画家で、生涯に30数点の作品しか残していない、というか、その作品の存在が確認されていないそうデス。
でも、当時とても高価だと言われていた“ラピスラズリの青”がとても印象的で、一枚の絵から物語が出来てしまうほど絵に躍動感があり、観る者の心を惹きつけるのだと思いマス。
しかも、ワタシが大スキなS・ダリもフェルメールは尊敬していたそうデス。
そんなフェルメールのホンモノ、『牛乳を注ぐ女』が観られるというコトで、ワクワクして観に行きました!!

風俗画というモノをこんなに沢山見るのも初めてカモしれません。
でも絵って不思議で、日常の些細な一場面が人を惹きつけてしまうんデスねぇ。
どの絵も、絵の技法によってリアルな表現になっているだけでなく、その人々の所作や室内の雰囲気(当時の農民の生活観)もリアルで隠し事が無く、中には男女が酔っ払ってすごい格好でへべれけになってるものなんかもあり、面白いデス。
ただ、中にはモチーフに焦点を当て過ぎて、周りがボケてしまっていたり、光の当たり方が不自然なものもあり、それはあまり良い印象は受けませんでした。
やっぱり、バックの情景、家具や小物など当時の生活を象徴するものまできっちり表現して、一つの画になるのではないかと思いました。

今回の展覧会の中で感銘を受けたのは、N・ヴァーイの『アムステルダムの孤児院の少女』。
優しい陽光に照らされながら本を読む孤児の少女の画なのデスが、制服(?)の白・赤・青と背筋の伸びた容姿が、凛としてとてもキレイです。 

そして、何よりヨハネス・フェルメールの『牛乳を注ぐ女』!
光の差す加減,パンの質感,女性のスカートの青,食器・籠・金メッキの入れ物のリアルさ、まさに全てが圧巻でした(≧▽≦)/
意外とキャンバスが小さくて、ちょっと観づらいという難点もありましたが、それも貧乏でほとんど日の目を見なかった画家だからでしょうか。
この一枚のために館の一角が貸しきり状態となっていて、「立ち止まらずゆっくりお進み下さい」とまるで『モナリザ』やパンダ状態でしたが、観衆自体はそんなに多くありませんでした。
館内には、至るところにX線などでこの画を分析した考察が書かれていました。でも、まさかフェルメール自身もこんな何百年もしてから、自分が何かを描いては消して、描いては消して、していたコトを分析されるとは思ってなかったでしょうね^^;
そしてビックリなのが、フェルメールの絵はこれ一点だけでした^^;
展名に“フェルメール”と大きく描かれていましたが・・・30数点のうちの一点が来るってのはスゴイことなんデスね。
まぁ、それならそれで良いのデスが、主催者側は何かしらフェルメールや『牛乳を注ぐ女』と絡めたいらしく、他の作者の絵の説明には「フェルメールに影響を受けて」とか、「『牛乳を注ぐ女』を思わせる」などの表現が多々登場してました(笑)・・・そこまでしなくても良いのに^^;

一度は実物の『真珠の耳飾の少女』見てみたいデスねぇ・・・来日したコトあるんデスかね?



その後、六本木で知り合いと会ってきました。
なんか、最近目の手術(レーザー治療)をしたらしく、今は視力2.0だそうデス。
ワタシはメガネのお世話にはなってませんが、でも今や「ワタシよりも良いじゃん!!」と少し悔しかったデス。
スゴイですねぇ、今の医療技術は・・・何でも、2.0に合わせて調整するのだそうデス。
まぁ、手術も無事成功して、メガネのお世話にならずに済むようになり、ドライアイも改善されているとのコトなので、良かったデスが^^¥
生活習慣が変わらなければ、また悪くなっていくそうなので気をつけてもらいたいものデス。
といっても、ムリでしょうけど・・・



帰りは新宿まで行き、買い物をして、高速バスで帰ってきました。
美術館のハシゴは、長野に一人旅に行った時に車で3ヶ所回ったのが最高かと思いマスが、さすがに東京で電車移動で回るのには限界がありマスね。
しかも一人で行くなら、あと1ヶ所くらいは可能かと思いマスが。 
美術館巡りはやっぱ楽しいデス♪

でも、新宿でお茶してる時、また嫌なコトを思い出してしまい、一日の疲れも合わさって、スッカリ気分が沈んでしまいました↓↓
まったく、ムカつきマス・・・
自分が間違ってないと思う以上、悩む必要なんて無いのデスが、このムカムカ・モヤモヤは問題解決するまで消えないでしょう。。。


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