これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
Category :
日記&美術
本日、久々に土曜休みを取って、PICASS○展を見に行って来ました☆今回は一人で。
まぁ、実はそこにはいろいろグダグダな事情があるのデスが・・・
まず、今回土曜に有休を取ったのは、埼玉在住のトモダチが地元に帰ってくるというコトで久々に会おうというコトになり、しかもトモダチは妊婦さんなので昼間の方が良いだろうと思って休みを取ったのデス。
しかし、直前になってトモダチが帰ってくるのが夕方頃になるというコトが決まり、それなら「半休でも良いなぁ・・・」と思ったのデスが何だか中途半端に仕事する気分にもなれず。
はて、ど~しよ~かなぁ・・・昼間ただ普通に休んでたのでは有休を無駄に消化するコトになるなぁ・・・と考えた結果、「よし!絵を見に行こう!」と思ったのデス。
それから、以前にワタクシ、“世界の美術館”なる雑誌を買っているというお話をしましたが、最近それでパリの“ピカソ美術館”が取り上げられたのデス。
はっきり言ってピカソは全く今のワタシは興味が無かったのデスが、その雑誌を読んでいるうちに「面白いヤツだな」とちょっと思えたのデス。
キュピズムというモノはまだ全然理解出来ませんが^^;
でも、ピカソは自分の思想や想いをいろんな形のモチーフに当てはめて、一貫した考えの元に描いているので、それが何を表したモチーフなのかが分かると、とても面白いんデスね。
ダリの絵も好きでよく見マスが、ダリの絵はそれこそ、細かい哲学的な思想や原理を含んだ絵になっているのでほとんど分かり難いデスが、ピカソの絵は主題もシンプルなのが良いところデスね。
そんなワケで、現在、六本木で『巨匠ピカソ』と題して、国立新美術館で“愛と創造の軌跡展”を、サントリー美術館で“魂のポートレート展”を同時開催していて、それが12/14までと知り、見に行ってみるコトにしました。
それに、ピカソの作品がこんだけ一堂に会する機会は、そうそう無いと思い。。。
国立新美術館に約170点、サントリー美術館に約60点、計約230点。
すんごい数デスね(@_@;)
でも、“世界の美術館”情報では、ピカソの現存する作品数は約8万点とも言われ、8歳を起点として単純計算1日2~3点は制作していたとか。アトリエには常に少なくても6点は未完の絵が並んでいたらしいデス。
そんなこんなで、かなりグダグダな事情が重なり、前日も寒いし行こうか行くまいか悩んだ末に、出かけるコトにしました。
しかし、美術館が開館される時間(10時)までに行って、それでもある程度流して見ないと、2つの美術館を回って、トモダチとの待ち合わせの17時までに帰ってくるのは不可能だったので、ハードスケジュールで行きました^^;
朝は5時起きで、国立新美術館に着いたのは10時ちょっと過ぎでした。
画家の個人展で、しかも土曜日ってコトもあり、かなりの混雑を予想して急いで行ったのデスが・・・着いてみると人が少なくて逆にビックリ(@へ@:)
隣の会場でやってた日展とそんなに変わらないくらいの客入りだったんじゃないデスかね??
やっぱピカソをお金を払ってまで見に行きたいって人は少ないんデスかね^^;?
フェルメールなんて、たった7点来ただけ大盛況・大混雑だったのに・・・まぁ、フェルメールは確認されている作品数が少ないっていうのでもプレミアが付いてるのカモしれませんが。
それにしても、モネの時も国立新美術館に来ましたが、20分くらいは入場にかかりましたからね。。。
いかに日本人が写実主義や印象派のようなリアルな絵が好きかってのがよく分かりマスね^^;
そういうワタシはまったくもって人のコトは言えませんがm(__)m
まぁ、でもピカソもたぶん“ゲルニカ”が来れば平日・土日関係無く、混むのかもしれませんね(^^)
“世界の美術館”情報では、“ゲルニカ”はスペインの“国立ソフィア王妃芸術センター”にあるらしいデスが、一度MOMAに貸し出した際にイタズラをされて、それ以来門外不出となったらしいので、まず日本に来るコトは有りえないのでしょ~けど。
さて、前置きはこのくらいにして、まず“愛と創造の軌跡展”の中身デスが。
まず沢山のバイオリンやグラスやギターなどをモチーフとした、いかにもピカソらしい幾何学的な絵や彫刻などはありました。
あと、ピカソが好きで自分もなりたかったという闘牛士の絵とか、ピカソが自分の象徴として描いたミノタウロスとか。
その中でもやっぱ有名で目を引いたのは、“ドラ・マールの肖像”と“マリー=テレーズの肖像”。
この絵を見ると、やっぱピカソはデッサン力があるんだなぁと思わされマス。
二人ともピカソの愛人の一人で、性格的に全く異なる女性なのデスが、どちらの絵もピカソの豪快なタッチで描かれていマス。
でも、二人を描いた他の絵を見ても、ちゃんとその人物と特定できるように、特徴は捉えられているんデスね。
人間って、人の顔をきちんとは見ていなくて、顔のパーツの特徴だけを見て人物を特定しているとかよく言われマスが、ピカソはその特徴だけを誇張して描いているように見えました。
やっぱ巨匠と言われるだけのコトはあるんデスね。
ピカソには人には見えない物事の側面や色が見えてたように思いマス。
しかし・・・ちょっとビックリしたのは、だいたい他の画家の絵は時間をかけて製作されるので、描かれた年が表示されているのデスが、ピカソの作品は制作年と月日まで表示されてるものもあったんデスね。
つまり、一日で書き上げた作品もあるってコトデスよね?恐ろしい・・・^^;
それから、“世界の美術館”の前情報で、一番見たいと思っていたのは“朝鮮の虐殺”。
“ゲルニカ”と並んで、ピカソが戦争の愚かさを描いた作品。
写真で見るのと実物とでは、やはりスケールが違って、メッセージがストレートに伝わってきました。
少女・子供・老婆が兵士に銃を向けられて泣き喚いているところは、ピカソのキュピズムの絵の中では何だか妙にリアルで、風刺的で、重~いイヤ~なカンジを受けました。
あと、館内には“ゲルニカ”の製作風景の写真なんかも展示されていました。
真っ黒なキャンバスから描き始めて、徐々にモチーフたちが浮かび上がってくる工程はとても興味深かったデス。
やっぱスペインまで行かないとなんデスかねぇ・・・?
そんなこんなで、国立新美術館はスムーズに館内を回るコトが出来、11時半にはサントリー美術館に向かいました。
サントリー美術館は初めてだったので、どんなところかちょっと楽しみでした。
東京ミッドタウンのところにあるのは知ってましたが、ワタシはてっきりミッドタウンのビル群の一つが美術館になってるのかと思っていました。
しかし、当てはハズれ、サントリー美術館はミッドタウンの3・4階にありました^^;
やっぱあそこで一つのビルを建てるのは容易ではないようデスね。。。
まぁ、ヒルズの森美術館もビル内にあるワケですから、そんなもんデスよね。
さて、サントリー美術館の“魂のポートレート展”デスが。
ポートレート展と言われるだけに、人物画が勢揃い。
中でもまず最初に目に入ってくるのは、“自画像”。
それから、息子パウロの誕生日に描いたという“ピエロの扮したパウロ”は、ピカソの他のどの作品よりも優しく描かれていて、何だかホッとさせられマス。
あと、やはり“世界の美術館”で紹介されていて実物を見てみたかった“コリーダ;闘牛士の死”は印象的でした。
実物は板に描かれていて、キャンバスと違って絵の具が滑らかに塗り重ねられていて、新鮮な印象でした。
それに意外と作品自体が小さくて、そこに描かれているモノのスケールとは反比例してましたね。
というワケで、ピカソ展鑑賞終了。
意外と面白い展覧会でした。
やっぱどんな絵も実物を見るのは良い刺激になりマス☆
美術館にいるとよく美大の学生さんが絵を一つ一つ見ながら、なにやらメモを取ってる姿を見かけマスが、やっぱホンモノに触れるコトはそれだけで勉強になるんでしょね。
ピカソの絵を分析するのは難しそうな課題デスが・・・^^;
その後、少し六本木と新宿をブラブラして、14時頃に帰路に着きました。
割と余裕を持ってゆっくり見られたので、十分満足でした。
しかし、帰りはさすがに疲れたのでウトウト・・・(_ _)°°°
お天気も良くて、そんなに寒くもなく、計画も順調に進み、万事うまく行った・・・ように思えましたが、なかなか一筋縄ではいかないのがワタシの旅。
途中、どうも線路内に車が進入したらしく、電車が急停車。
おかげで、トモダチとの約束の時間を30分回ってしまう結果に(`へ´)
まったくやってくれたもんデス。
そんなコトなかなか無いのに、なぜか時間が無い時に限ってそういうコトって起こるんデスよね↓
まぁ、何はともあれ、その後、地元でトモダチと合流。
久々にごはんを食べながらいろいろ話をしました☆
トモダチは結婚して一人の子持ちなので、やっぱ家庭とか仕事の話が中心ではあるのデスが、まぁ、お互いちょっと愚痴りながら、楽しい時間を過ごすコトが出来ました。
とても有意義な休日となりました☆
まぁ、実はそこにはいろいろグダグダな事情があるのデスが・・・
まず、今回土曜に有休を取ったのは、埼玉在住のトモダチが地元に帰ってくるというコトで久々に会おうというコトになり、しかもトモダチは妊婦さんなので昼間の方が良いだろうと思って休みを取ったのデス。
しかし、直前になってトモダチが帰ってくるのが夕方頃になるというコトが決まり、それなら「半休でも良いなぁ・・・」と思ったのデスが何だか中途半端に仕事する気分にもなれず。
はて、ど~しよ~かなぁ・・・昼間ただ普通に休んでたのでは有休を無駄に消化するコトになるなぁ・・・と考えた結果、「よし!絵を見に行こう!」と思ったのデス。
それから、以前にワタクシ、“世界の美術館”なる雑誌を買っているというお話をしましたが、最近それでパリの“ピカソ美術館”が取り上げられたのデス。
はっきり言ってピカソは全く今のワタシは興味が無かったのデスが、その雑誌を読んでいるうちに「面白いヤツだな」とちょっと思えたのデス。
キュピズムというモノはまだ全然理解出来ませんが^^;
でも、ピカソは自分の思想や想いをいろんな形のモチーフに当てはめて、一貫した考えの元に描いているので、それが何を表したモチーフなのかが分かると、とても面白いんデスね。
ダリの絵も好きでよく見マスが、ダリの絵はそれこそ、細かい哲学的な思想や原理を含んだ絵になっているのでほとんど分かり難いデスが、ピカソの絵は主題もシンプルなのが良いところデスね。
そんなワケで、現在、六本木で『巨匠ピカソ』と題して、国立新美術館で“愛と創造の軌跡展”を、サントリー美術館で“魂のポートレート展”を同時開催していて、それが12/14までと知り、見に行ってみるコトにしました。
それに、ピカソの作品がこんだけ一堂に会する機会は、そうそう無いと思い。。。
国立新美術館に約170点、サントリー美術館に約60点、計約230点。
すんごい数デスね(@_@;)
でも、“世界の美術館”情報では、ピカソの現存する作品数は約8万点とも言われ、8歳を起点として単純計算1日2~3点は制作していたとか。アトリエには常に少なくても6点は未完の絵が並んでいたらしいデス。
そんなこんなで、かなりグダグダな事情が重なり、前日も寒いし行こうか行くまいか悩んだ末に、出かけるコトにしました。
しかし、美術館が開館される時間(10時)までに行って、それでもある程度流して見ないと、2つの美術館を回って、トモダチとの待ち合わせの17時までに帰ってくるのは不可能だったので、ハードスケジュールで行きました^^;
朝は5時起きで、国立新美術館に着いたのは10時ちょっと過ぎでした。
画家の個人展で、しかも土曜日ってコトもあり、かなりの混雑を予想して急いで行ったのデスが・・・着いてみると人が少なくて逆にビックリ(@へ@:)
隣の会場でやってた日展とそんなに変わらないくらいの客入りだったんじゃないデスかね??
やっぱピカソをお金を払ってまで見に行きたいって人は少ないんデスかね^^;?
フェルメールなんて、たった7点来ただけ大盛況・大混雑だったのに・・・まぁ、フェルメールは確認されている作品数が少ないっていうのでもプレミアが付いてるのカモしれませんが。
それにしても、モネの時も国立新美術館に来ましたが、20分くらいは入場にかかりましたからね。。。
いかに日本人が写実主義や印象派のようなリアルな絵が好きかってのがよく分かりマスね^^;
そういうワタシはまったくもって人のコトは言えませんがm(__)m
まぁ、でもピカソもたぶん“ゲルニカ”が来れば平日・土日関係無く、混むのかもしれませんね(^^)
“世界の美術館”情報では、“ゲルニカ”はスペインの“国立ソフィア王妃芸術センター”にあるらしいデスが、一度MOMAに貸し出した際にイタズラをされて、それ以来門外不出となったらしいので、まず日本に来るコトは有りえないのでしょ~けど。
さて、前置きはこのくらいにして、まず“愛と創造の軌跡展”の中身デスが。
まず沢山のバイオリンやグラスやギターなどをモチーフとした、いかにもピカソらしい幾何学的な絵や彫刻などはありました。
あと、ピカソが好きで自分もなりたかったという闘牛士の絵とか、ピカソが自分の象徴として描いたミノタウロスとか。
その中でもやっぱ有名で目を引いたのは、“ドラ・マールの肖像”と“マリー=テレーズの肖像”。
この絵を見ると、やっぱピカソはデッサン力があるんだなぁと思わされマス。
二人ともピカソの愛人の一人で、性格的に全く異なる女性なのデスが、どちらの絵もピカソの豪快なタッチで描かれていマス。
でも、二人を描いた他の絵を見ても、ちゃんとその人物と特定できるように、特徴は捉えられているんデスね。
人間って、人の顔をきちんとは見ていなくて、顔のパーツの特徴だけを見て人物を特定しているとかよく言われマスが、ピカソはその特徴だけを誇張して描いているように見えました。
やっぱ巨匠と言われるだけのコトはあるんデスね。
ピカソには人には見えない物事の側面や色が見えてたように思いマス。
しかし・・・ちょっとビックリしたのは、だいたい他の画家の絵は時間をかけて製作されるので、描かれた年が表示されているのデスが、ピカソの作品は制作年と月日まで表示されてるものもあったんデスね。
つまり、一日で書き上げた作品もあるってコトデスよね?恐ろしい・・・^^;
それから、“世界の美術館”の前情報で、一番見たいと思っていたのは“朝鮮の虐殺”。
“ゲルニカ”と並んで、ピカソが戦争の愚かさを描いた作品。
写真で見るのと実物とでは、やはりスケールが違って、メッセージがストレートに伝わってきました。
少女・子供・老婆が兵士に銃を向けられて泣き喚いているところは、ピカソのキュピズムの絵の中では何だか妙にリアルで、風刺的で、重~いイヤ~なカンジを受けました。
あと、館内には“ゲルニカ”の製作風景の写真なんかも展示されていました。
真っ黒なキャンバスから描き始めて、徐々にモチーフたちが浮かび上がってくる工程はとても興味深かったデス。
やっぱスペインまで行かないとなんデスかねぇ・・・?
そんなこんなで、国立新美術館はスムーズに館内を回るコトが出来、11時半にはサントリー美術館に向かいました。
サントリー美術館は初めてだったので、どんなところかちょっと楽しみでした。
東京ミッドタウンのところにあるのは知ってましたが、ワタシはてっきりミッドタウンのビル群の一つが美術館になってるのかと思っていました。
しかし、当てはハズれ、サントリー美術館はミッドタウンの3・4階にありました^^;
やっぱあそこで一つのビルを建てるのは容易ではないようデスね。。。
まぁ、ヒルズの森美術館もビル内にあるワケですから、そんなもんデスよね。
さて、サントリー美術館の“魂のポートレート展”デスが。
ポートレート展と言われるだけに、人物画が勢揃い。
中でもまず最初に目に入ってくるのは、“自画像”。
それから、息子パウロの誕生日に描いたという“ピエロの扮したパウロ”は、ピカソの他のどの作品よりも優しく描かれていて、何だかホッとさせられマス。
あと、やはり“世界の美術館”で紹介されていて実物を見てみたかった“コリーダ;闘牛士の死”は印象的でした。
実物は板に描かれていて、キャンバスと違って絵の具が滑らかに塗り重ねられていて、新鮮な印象でした。
それに意外と作品自体が小さくて、そこに描かれているモノのスケールとは反比例してましたね。
というワケで、ピカソ展鑑賞終了。
意外と面白い展覧会でした。
やっぱどんな絵も実物を見るのは良い刺激になりマス☆
美術館にいるとよく美大の学生さんが絵を一つ一つ見ながら、なにやらメモを取ってる姿を見かけマスが、やっぱホンモノに触れるコトはそれだけで勉強になるんでしょね。
ピカソの絵を分析するのは難しそうな課題デスが・・・^^;
その後、少し六本木と新宿をブラブラして、14時頃に帰路に着きました。
割と余裕を持ってゆっくり見られたので、十分満足でした。
しかし、帰りはさすがに疲れたのでウトウト・・・(_ _)°°°
お天気も良くて、そんなに寒くもなく、計画も順調に進み、万事うまく行った・・・ように思えましたが、なかなか一筋縄ではいかないのがワタシの旅。
途中、どうも線路内に車が進入したらしく、電車が急停車。
おかげで、トモダチとの約束の時間を30分回ってしまう結果に(`へ´)
まったくやってくれたもんデス。
そんなコトなかなか無いのに、なぜか時間が無い時に限ってそういうコトって起こるんデスよね↓
まぁ、何はともあれ、その後、地元でトモダチと合流。
久々にごはんを食べながらいろいろ話をしました☆
トモダチは結婚して一人の子持ちなので、やっぱ家庭とか仕事の話が中心ではあるのデスが、まぁ、お互いちょっと愚痴りながら、楽しい時間を過ごすコトが出来ました。
とても有意義な休日となりました☆
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