これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
久しぶりに映画を見てきました。
なんと、『シン・ゴジラ』!
しかも、何を隠そうワタクシ一個もゴジラシリーズに手をつけたコトがございません。
ただただ庵野秀明監督作品で、予告編に惹かれて見てみたいと思ったしだいで…
庵野秀明監督といえば、なんと言ってもエヴァ☆
彼氏彼女の事情とかも見てたから、アニメーション映像のイメージは強いデスが、今回は実写作品というコトで、アニメーションの世界とは異なる映像と音楽の世界を見てみたくて。
主演は長谷川博己、出演は竹野内豊、石原さとみ他豪華俳優陣!!
ある日、東京湾・横浜沖で突如起こった水蒸気の大噴射。
東京都アクアラインなど海底トンネルが浸水し、大きな経済損失を被った。
政府官邸では、火山活動か何かと現実的な論争で原因究明に乗り出したが、ただ一人内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)だけが巨大不明生物の存在を提言。
誰もそんなコトは信じず、内閣総理大臣は水蒸気爆発として政府発表をするも、その直後に何やらとてつもなく巨大な黒い尻尾が海から現れる。
黒い生物は徐々に東京に近づいていて、政府が上陸はあり得ないと発表すれば蒲田に上陸し、東京の中心部にどんどん進行してくるかと思えば海に戻っていくなど、予測不能な動きを見せていた。
再び海から戻ってきた黒い生物は鎌倉から横浜・川崎を抜けて再び東京に近づき、政府はとうとう自衛隊による防衛的武力行使に踏み切るが戦闘機による発砲を総理大臣が許可した直後に人影を発見し、発砲許可は取り消し。
そんな後手後手の対応を日本政府が繰り返している中、アメリカから大統領の特使(石原さとみ)が派遣されてきた。
彼女はある日本人を探してほしいという。
その人物はもう何年も前からあの黒い巨大不明生物の存在を提言していた人物で、その生物とは“GOZILLAゴジラ”だと…
その人物が残した資料をもとに有識者によるゴジラの生態分析が始まり、対ゴジラ対策の戦略が練られるコトとなった。
果たして、ゴジラvs日本の闘いの行方は。そして、日本の運命は。というお話。
とにかくストーリー全体の持っていき方から演出のし方までエヴァのエッセンスてんこ盛り。
難しい法律用語や政治家の話を文字の羅列とともに早口で捲し立てるように話して論争したり、政府官邸を作戦本部(≒ネルフ)としてゴジラ(≒使徒)への攻撃を展開したり、ゴジラ(≒初号機)が覚醒したりするところとか、久しぶりに庵野ワールドに浸ったカンジです。
音楽も音楽の使い方もかっこ良かったなぁ~~(≧▽≦)
なので、今までのゴジラ作品を見てないワタシでもエヴァの要素を基に見ていたので、その世界観には入り込みやすかったデス。
ゴジラは、人間が身勝手に海底に投棄した放射性廃棄物を食べて成長し、その体内で核分裂を繰り返して形態を進化させていくのデスが、 人間はゴジラが放出する放射線量ばかりを気にして、なぜゴジラが誕生したのかやゴジラが放射線を放射する理由については考えないんデスね。
また震災など大規模な自然災害が起こった場合、日本は無用な混乱を避けるという名目で大事な情報をなかなか流さなかったり、事態を過小評価する傾向があって、何か実行するにもとにかくいくつもの法案を立案・国会で可決しなければ先に進むコトが出来ないというのが実状であり、この作品もそんな日本政府の在り方を風刺するように描いていマス。
ワタシたち人間がただ自分達の生活を豊かにするコトだけを目的として、どれだけの負担を自然界に強いてきたか。
その結果がゴジラの誕生であり、人間はそれが脅威となって自らの身に降りかかって来なければ分からないんデス。
この作品は、そんな現代の日本人・日本政府の在り方の問題に一石を投じているように思いマス。
単なる特撮(CG)・怪獣映画だと思わないで見て頂きたい作品デス。
あと、とにかく豪華俳優陣が揃っていて、ホントにちょっとの端役でもかなりの有名どころが出ていて、それを発見するのも面白かったデス。
エンドロールで名前が出ていて、知ってる名前の人で全部は確認しきれませんでした(笑)
野村萬斎氏ってどこに出てたの(^_^;)?
まさか、ゴジラの…(笑)
また、長谷川博己氏の演技は、MOZUを見ていたので確実だったし、今回もとても良かったデス☆
他の俳優さんたちも同様でした。
しかし、気になったのは竹野内豊氏。の滑舌の悪さ(^_^;)
やはり滑舌悪いとスマートな役がなかなかきまらないというか。
あとは、石原さとみさんのルー大柴みたいな英語と日本語の混ざったしゃべり。
これは役どころとしてそういう役だから仕方ないんデスけど、変に日本語も混ぜてるので、せっかくの英語がネイティブっぽく聞こえないというか。
“風に立つライオン”の時はほぼ違和感なく聞けたので、ちょっと残念だったような。
個人的には石原さんの英語力には大変関心があるので、ホント頑張って頂きたいデス(  ̄▽ ̄)b
というワケで、ゴジラが好きな方もそうでなかった方も楽しめる作品になっていると思いマスので、興味が少しでもあれば見ていただきたい作品デス。
ちなみに、庵野監督はようやくシン・エヴァの製作にとりかかられたみたいデスよ。
それも楽しみ☆
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