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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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高校の時のトモダチと映画『風に立つライオン』を見てきました。


大沢たかお主演。
真木よう子、石原さとみ、萩原聖人出演。
三池崇史監督。
ケニアで活躍していた実在の日本人医師が日本に残してきた恋人に宛てた手紙をもとに、さだまさしが書いた歌・小説を映画化した作品。

久々の大沢たかお×さだまさし
思えば、トモダチとは“解夏”も“眉山”も一緒に見に行ったなぁ~( ´∀`)
大沢たかおは共通で好きな俳優さんで、二人して目の保養になりました(笑)
しかし、大沢たかおは変わらないデスね( *´艸`)
美魔女ならぬ、美魔王??(笑)
その実、こどもみたいな性格で結婚に不向きなんだろうね、と勝手にトモダチと話していましたが、それでも西島ナンたらとか堤ナンたらとかみたく電撃婚なんかされたら困りマスね。
一応、憧れの存在デスから(*^^*)

カタツムリです@@@
話を戻しマスが。


ストーリー紹介。
ケニアにある長崎大学の熱帯医学研究所に赴任した島田航一郎(大沢たかお)は、そこで現住民の病や怪我の治療に意欲的に従事していた。
ある日、航一郎は同期の医師である青木(萩原聖人)と共に、スーダンとの国境近くにある赤十字病院に1か月の研修に送られる。
1か月はすぐに何の問題もなく修了すると思っていたが、そこではスーダンでの内戦で負傷した兵士が山のように運ばれて来ていて、その多くが少年であるという現実があった。
スーダンでは孤児が麻薬を打たれ、武器を与えられ、兵士として戦わされる現実があった。
たとえ、その戦闘の果てに足や手を失っても、生きていくためには再び戦場に戻るしかなかった。
航一郎はそんな想像も絶するような現実に心がついて行けず、持ち前の明るさは影をひそめた。
1か月は何とか修了し、航一郎は再び研究所に戻るが気分は晴れず、上司の計らいでマサイ族のキャンプに参加させてもらい、人が生きる本来の姿を思い出す。
それ以来、航一郎は誰もいない野っぱらで“がんばれ~”と叫び、自分を奮い立たせるようになる。
そして、航一郎はあの恐ろしい現実と再び向き合う覚悟を決める。
赤十字病院に戻ると、そこに日本人看護師の和歌子(石原さとみ)が赴任してくる。
和歌子は優秀で心優しく、人道支援の経験も豊富で、あっという間に航一郎の右腕として働く。
そんな中、ンドゥングという一人の少年が運ばれてくる。
腕には傷が硬くなるほど麻薬を打った跡があり、離脱症状が激しく、航一郎に噛みついたりして反発する。
他の子供たちが徐々に航一郎たちスタッフに心開いていき、本来の子供らしい生活を取り戻していく中、ンドゥングだけが取り残されていくが、航一郎はンドゥングと向き合うコトを諦めなかった。
ある日、ンドゥングは航一郎の似顔絵を描き、航一郎は非常に喜びンドゥングを褒めるが、“絵なんか描けても意味はない。人を殺す方がうまいんだ”と言われ、愕然とする。そして、“傷が治っても再び戦場に戻る”と。
そこで、航一郎は体の傷を治しただけでは意味がないと強く思い、所長に“子供たちはまだ治癒していない”と申し出、退院させずに温かな人との交流と教育の場を提供していくコトを決意する。
その考えは病院内の全てのスタッフの心を動かし、和歌子を中心に孤児院の設立も実現する。
全ては子供たちを希望に満ちた未来へと導くために。
航一郎は幾多の壁を乗り越えて、子供たち、そして内戦に巻き込まれている現住民の生活を生涯をかけて支える覚悟をするようになるが、実はアフリカに赴任する前、日本に残してきた恋人・貴子(真木よう子)がいた。
ある日、貴子から手紙が届き、航一郎は手紙の返事に困っていた。
果たして、貴子との関係は、航一郎の将来はどうなるのか。
そして、ンドゥングの行く末は。
というお話。


ワタシたちは物質的にも機会にも恵まれ過ぎていて、本当の幸せや不幸がどんなものか見えなくなっていマス。
平和で清潔な住まいが与えられ、恵まれすぎた食事や教育の機会を与えられ、それを当然だと思っている。
それ故に、困難に立ち向かうコトに消極的になりやすく、些細なコトで折れ曲がり、自分可哀想で他人のコトまで想いを巡らすコトが出来ない。そんな自分に気づかされました。
それはスーダンでの子供たちの現状を目の当たりにしたコトもそうデスし、東日本大震災が起こった時、自分の生活も苦しい原住民のおばあちゃんがなけなしのトウモロコシの種を日本人スタッフのいる病院に届けてくれたシーンでも強く感じるところでした。
また、航一郎が劇中で“がんばれは人に言う言葉じゃない。あれは自分に言ってるんだ”と言っていたのがとても心に残っていマス。
どのくらい頑張れるかどうかはその人にしか分からない。
頑張ってる人にがんばれとは言えない。
だから、自分にしか言えない言葉なんデスね。
これは仕事上でも実感させられる言葉でした。
そして、ンドゥングが登場する(プロローグと)エピローグ。
劇中、航一郎がンドゥングに“9人の命を奪ったなら、一生をかけて10人の命を救え。そのために未来はある”と言うシーンがホント感動的で、映画特集なんかでも紹介されていましたが、その言葉によって何がどう変わっていったのかが分かる、ホントに希望にあふれたシーンで涙が止まりませんでした。
実話を基にした作品だけに結末はちょっと物悲しいデスが、このエピローグによって心救われました。

エンドロールで流れるさだまさしの歌は、航一郎の生涯と貴子への気持ちにあふれていて、愛する人と別れても仕事に情熱を傾ける必要があった葛藤が込められていて、更に切なくなりました。
演者の演技も間違いなく秀逸デス。
心の微妙な変化を丁寧に表現されていて、それぞれの想いがストレートに伝わってきマス。
何より、石原さとみがベテランなのに瑞々しく見えたのが印象的でした。
アフリカの広大な自然の景色と、病院・孤児院で人々が懸命に生きようと知る姿も美しいデス。
一人でも多くの人に見ていただきたい作品デス。

柴田絋一郎さんが伝えたかった“やはり僕たちの国は残念だけれど何か大切な処で道を間違えたようですね”という言葉の意味を考えてほしいと思いマス。





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