これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
今日は暑かったぁ~(>_<)
そして、昨日一日歩きっぱなしで足がむくみまくり、一晩寝ても妙な疲労感が残ってしまい、何だか今日一日不調でした。
そんな言い訳で走らなかったサボカタツムリです@@@
一応5月の目標は達成したので、来週からまた頑張りマス。
さて、今日は映画『チョコレートドーナツ』を見てきました。
実話をもとに作成されたフィクションで、同性愛者のクラブ歌手と弁護士が、薬物中毒の母親に代わってダウン症の少年の監護権を勝ち取るために闘うお話。
ゲイバーで歌手をしているルディは客として来ていた弁護士のポールと一夜を共にする。
ルディの隣の部屋には薬物中毒の母親とダウン症の少年・マルコが住んでいて、母親は突然警察に捕まってしまい、マルコは家庭局によって施設に連れていかれてしまう。
気の毒に思ったルディはポールに相談し、マルコを引き取るために奔走する。
受刑中の母親に一時的な監護権を一任する署名をもらい、世間的には同性愛者であるコトを隠して、ルディとポール、そしてマルコの新しい家族生活がスタートする。
マルコは明るくダンスが得意で、チョコレートドーナツが大好き。
ルディとポールが不器用ながらも愛情をかけ、病院や学校にも通わせてくれたおかげで、マルコは学力や対人コミュニケーション能力が格段に発達していく。
そんなある日、ポールの同僚が二人が同性愛者であるコトを密告し、マルコは再び家庭局に連れていかれてしまう。
本当の家族としての愛を育んでいた二人は、マルコを再び取り戻そうと裁判を起こす。
果たして、ルディとポールに永久監護権は与えられるのか。そして、マルコの運命は?
最初は同情からだったカモしれないデスが、マルコと過ごす日々が次第に3人をホンモノの家族にしていき、同性愛者だからとかダウン症児だからとか関係なく、家族になるのにはもっと大切な条件があるコトに気づかされマス。
そして、人と違うコトで世間から“異常”とされ、偏見が物事の本質をねじ曲げていく世の中が現実にあって、無情だけど受け止めなければならないコトに悔しさが込み上げてきマス。
そして、結局母親が親権の返却を申し出て二人はマルコを失い、母親は出所後も薬を続けてマルコを放置し、マルコは二人の父親を失って孤独に死んでしまう。
この結末があまりに突然訪れ、頭を殴られたようなショックと心にぽっかり穴が開いたような気持ちになりました。
あまりに可哀想すぎる結末で、怒りさえおぼえマス。
報われない結末デスが、とても温かい作品ではありマス。
マルコ役のダウン症の俳優さんの演技が、とても自然体で微笑ましくも切なくて、印象的デス。
また、ルディ役のアラン・カミングは映画『エマ』で紳士的なエルトン役をしていた印象から一変して、ゲイとしても歌手としても圧倒的な演技を魅せていました!
ポール役のギャレット・ディラハントも、ERのスティーブ役や映画『それでも夜は明ける』の役のイメージから一変してすごく不器用で誠実な人柄を演じていて、素晴らしかったデス。
ぜひ一度見てみてほしい作品デス。
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子供は礼儀正しいけど、父親が無礼って、どんな世の中(-_-#)!?
と、思ってしまう出来事があり、子供の将来が心配になったこどもの日。
カタツムリです@@@
昨晩は、先日高尾山に行った仲良し3人で女子会♪
お酒も入って、メチャクチャ話に花が咲きました☆
そして、今日・明日は2連休。
GWなんて、ワタシには関係ありません(-_-)
そこで本日、映画『それでも夜は明ける』を見てきました。
同名小説を映画化した、実話ベースのお話。
ブラッド・ピットが製作に携わり、アカデミー賞作品賞を受賞したコトで有名デスが、我が県では上映劇場は1館のみ。
この作品が世に出た時、白人は絶対に見ないからヒットしないと言われていたそうデス。
いろいろな思惑があっての結果だと思うと、何のために過去から学ぶ必要があるのか分からなくなりマスね…淋しい…そして世知辛い世の中デス。
アメリカ南部で黒人が奴隷として家畜以下の扱いを受けていた時代。
北部の自由黒人だった音楽家が、奴隷としての日々を送るはめになった1841年からの12年間のお話。
ソロモンはヴァイオリニストとして白人同様の生活を許され、愛する妻と娘・息子の4人で幸せに暮らしていた。
ある日、家族の不在時に二人の白人からの仕事の依頼を受けてワシントンへ行くが、酒に酔って目が覚めると手枷・足枷を付けられていた。
ソロモンは人身売買の組織に誘拐され、地位も家族も名前も奪われ、南部に連れていかれて奴隷として売られてしまう。
そしてそこには、白人が黒人を家畜以下の生物として扱う現実があった。
絶望の中でも希望を失わずにもがき苦しみ、ソロモンは無事に北部の家族の元へ戻れるのか…。
こういった人身売買の事件は当時かなりの件数存在していたそうで、今まであまりスポットを当てられていませんでしたがあまりに惨く、そして目を背けてはいけない過去デス。
白人は黒人を殺しても罪には問われない時代において、どれだけ理不尽な虐待が行われていたか。
劇中では目を覆いたくなるような残酷な虐待のシーンがかなり長めに描写されていて、見ていて気分が悪くなるくらいでした。
それだけに、最後まで希望を捨てずに機会があれば北部の家族と連絡を取ろうとし、じっと耐え続けたソロモンが12年の時を経て家族と再会した時は感動しました。孫にソロモンの名前がついていたのにも感動(T_T)
なぜ肌の色の違いがこんな軋轢を生むコトになったのか。
人間はなぜ自分と異なるモノに違和感や嫌悪感を感じるのか。
そして、どうして人間はこんなにも残忍な生き物になれるのか。
いろんなコトを考えさせられるメッセージ性の高い作品でしたが、それらを反面教師にして二度と繰り返さないように次代に伝えていくコトが、現代のワタシ達の役目なんデスよね。
『それでも夜は明ける』のソロモンの時代があって、『リンカーン』でリンカーン大統領が即位し、南北戦争を経て奴隷制度廃止の案が議会を通過して、『大統領の執事の涙』のセシルの時に徐々に黒人が平等の権利を勝ち取っていって、黒人の大統領の誕生に至っている。
なのに“この作品は白人が見ない”だとか、黒人はのしあがれない世の中だとか、KKKの存在とか、そんな現実がまだ存在しているコトに憤りを感じマス。
いったいどのくらいの時間が経てばこの過ちを正せるのか…ワタシ達が他人事と思わずに少しずつでも狂った歯車を直していくしかないんデスね。
ぜひ一度見てみて下さい。
勉強になるし、現代人が受け継ぐべきメッセージが詰まった作品デス。
(追記)
ちなみに上映劇場が少ないコトには疑問を感じマスが、年齢や体調による制限は必要な作品かと思いマス。
あまりに残虐なシーンが含まれているので、直視出来る人は限られると思いマス。
その上でより多くの人に見てもらいたい作品ではありマス。
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予告通り、小説を読んでから改めて映画を見に行ってきました。
カタツムリです@@@
今回は感銘というより、前回(12月の公開直後に見た時)より深い悲しみに襲われて、涙が止まりませんでした。
久々に気持ちが重くなりました。
脚本は原作のイメージをほぼ崩さず、むしろ行間を穴埋めしている部分もあり、俳優さんたちの生のイメージと小説の内容がオーバーラップしたためリアルに感情が伝わってきたのカモしれません。
原作にあって脚本にない、「あと一週間、(教え子たちを特攻に送り出す)苦しみと重圧に耐えられれば生き残るコトが出来たのに…」という何とも言えない虚しさも巡ったので、余計に悔しかったんだと思います。
映像作品を見てから原作を読んで、イメージを損なわなかった作品です。
強いて言うなら、原作のエピローグで描かれていた通り、家族の写真は宮部とともに最期まで離れないでいて欲しかったですね。
宮部久蔵のモデルとされている方も、その遺書の中で愛児のおもちゃを一緒に持っていくと言っていたように、宮部にもその最期まで家族と繋がっている証を持ち続けていて欲しかったかなと。あの写真が、宮部が松乃と清子の元に戻る時の道標になるような気がしていたので。
そして何より、敵空母に到達した宮部の遺体に、写真を戻して水葬してくれた米兵の心意気が薄まってしまう気がして、それはならないと思いました。
そして、改めて岡田くんの演技が素晴らしいと思いました。
教え子たちを特攻に送り出していた地獄の日々の中で、景浦に「どうすればいい…」と呆然と繰り返す鬱の状態や、家族の元へ帰るかのような穏やかな表情で特攻の任務を遂行する時、そして、敵鑑に突っ込む時の人間的な迷いと憂いと決意の入り混じった表情。
原作で描写されている宮部の心の動きを、ホントに繊細かつ丁寧に演じているのがよく分かりました。
特に心に残ったのは、特攻に向かう機体の不調を見抜いた時の何とも言えない迷いの表情。
なかなか頭から離れないですね。
久々に心に残る作品に出会えました。
DVDになったら、買うと思いマス。
こんなコト言うのは、“其の壱”に続いて不謹慎かと思いマスが、この作品で俳優・岡田准一にアカデミー賞を獲らせてあげたい。
ホントに心揺さぶる演技の出来る俳優さんの一人に、間違いなくなっていると思いマス。
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今日は朝からついてなかった…
玄関でワンコのペットシートを片づけていたら、ポロッと宝物が落っこちていたらしく、知らないで踏んでしまい、泣く泣く玄関と靴をお掃除(x_x)
そうこうしているうちに出かける時間が迫って、急いで用意して出かけたけど、結局遅刻。
カタツムリです@@@
今日は映画『LIFE!』を見てきました。
そんなこんなで映画の上映時間を過ぎてしまい、急いでチケットカウンターに行ったら、カウンタースタッフがお節介な人でチケットを買うのに手間取り、ホントギリギリで予告編が終わる少し前に席につきました。
そして、「間に合ったぁ~」と安心しているのも束の間。
映画を見出したら、何だかおかしい…
あれ?外人が日本語を話している…
ぬおっ∑(゜Д゜;)!!
まさかの吹替!?
全く疑いもせずに上映スケジュールを見てしまっていたけど、なんと吹替だったとは。。。
もう仕方ない。
諦めて映画に集中するコトにしました。
ナイナイ岡村の関西弁で。
結婚もせず、家族を支えるのに精一杯の平凡な人生を送っていた男性が、気になる女性との出会いと仕事のトラブルをきっかけに、人生を変える一歩を踏み出していくお話。
今のままではダメだと思って、新たに何かを始めて、このまま順調にいくカナと思っていたら、それが本当に意味のある変化だったのか?とふと自問してしまい、挫折して、それでも最後まで迷いながらもやり遂げてみたら、実は今までの自分の生き方も今の自分の生き方もどこかで誰かが評価してくれていて、意味深い人生を送れているコトに気づく。
主人公の妄想癖から非現実的なアクションシーンなんかがあったり、主人公が変わろうとして冒険の旅に出てダイナミックで壮大なロケーションシーンがあったりと映像や物語の構成の上では楽しめマス(^^)
物語自体も妙に主人公の生き方と自分とを重ねてしまい、毎年変化を恐れて不安定になるこの時期に、嫌な感じではなく何か変わっていきたいと思わせるような内容でした。
そして、かなり道のりは長いけど、最後に幸福感が残る作品デス。
25番のフィルムが表紙になって刷り上がったのを見た時、ほんのり感動しました。
しかし、その結末までの道のりが長い。
若干間延びしているカンジがしマス。
映像を楽しめる作品でもありマスので、劇場で見てみてもいいかもしれません。
人生に迷いを感じている人に一見の価値アリです。
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ワタクシも大概すぐに人の批判をしてしまう性格デスが、そういうのって聞かされる方はマイナスのパワーをくらってしまって気分の悪いものデスね。
最近、反面教師が現れて、毎日その人の悪態を聞いて気分がムカムカしてたまりません。
ワタシも強い言葉は避け、人の批判ばかりしないようにしたいと思いマス( -_-)
カタツムリです@@@
本日、仕事終わりに映画を見てきました。
17時台からの回だったので猛ダッシュで(x_x)
『大統領の執事の涙』。
アイゼンハワーからレーガンまで7人の大統領に仕えた黒人執事のお話。
黒人執事の生涯を縦軸に、黒人がまだ奴隷同然に扱われていた1920年代~遂に大統領になる2000年代までを、実際に起こっていた人権運動や事件を横軸として描いていマス。
セシルは農園の使用人であった夫婦の間に生まれ、学校には行けず綿花畑の野良仕事をして育った。
まだ幼かった頃、農園の息子に母をレイプされ、父はそれに抗議をしようとして銃殺された。
白人が黒人を殺しても罪に問われなかった時代。
農園主の婦人は、少しばかり気の毒に思ったセシルをハウスニガー(黒人の家内の使用人の蔑称)として召し抱える。
そこでセシルは給仕の仕方から白人の言葉遣いなどを教わった。
やがて青年になったセシルは、このまま農園にいたらいつかあの息子どもに殺されると思い、農園を出て行った。
農園を出て行っても衣食住は安定せず、空腹で盗みに入ったホテルで働き始め、数年後ワシントンの一流ホテルでの職を得る。
妻と息子2人にも恵まれ、幸せをようやくつかんだように思えたが、そんな折、ホワイトハウスの財務担当の推薦で、ホワイトハウスの執事として働き始める。
やがてキング牧師を中心として自由民権運動が各地で展開され、成長した長男ルイスは人権運動に身を投じていき、何度も逮捕や命の危険に晒されていく。
セシルは白人に報復しても意味がなく、内側から白人を変えていかなければならないコトを知っていて、家族の心がバラバラになっていく中、執事として働きながら徐々にそれを成し遂げていく。
そして、年老いた執事が見た未来とは。
アメリカ史を今までほとんど興味を持って勉強してこなかったので、この作品を見ると20世紀のアメリカ史が復習出来マス。
そして、アメリカの人種差別の歴史とその渦中にあった先人たちの努力と苦悩を改めて知りました。
関係ないように過ごしてきたけど、実はまだまだ新しい過去で決して忘れてはいけない事実。
様々な大統領に仕えて、この問題に積極的に取り組んでくれた大統領もいればそうでもなかった人もいて、希望を持っては絶望するコトを繰り返し、ようやく手にした黒人執事の賃金アップ。
そして、職を辞してから息子の真意を知り、自分も実は同じ想いを抱えていたコトに気づき、息子と和解。
更にはアフリカ系アメリカ人初の大統領の誕生。
喜びは一塩だったと思いマス。
そういう意味ではとても感動的でした。
ただ何となく思い描いていた作風と違っていたというか、もう少し執事としてのカリスマ性が強調されて、それによってもう少し印象的に各大統領との絆が結ばれていく様が欲しかったというカンジですね。
とてもお勉強になる作品デス。
主役のフォレスト・ウィテカーが、執事の素朴で愛嬌のある人柄を好演していマス。