これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
やらなきゃいけないコトが山ほどあるのに、なかなか手につかない。
昔は順序を決めて、割りと着実に物事を進めていたのに…年のせいでしょ~か(-_-)??
カタツムリです@@@
明日・明後日と連休デスが、久々に何の予定もない連休デス。
明日は天気が悪そうなので、衣替えやら、部屋の片付けやら、写真の整理やら、細々とした用事を済ませて、もし可能なら少し体を動かして、家族と久々に焼き肉を食べに行く予定。
そして、明後日は旅行記を書いたり、天気が回復すれば洗車をしたり、やはりおうちでゆっくり過ごす予定。
さて、今ここで決めたコトが明明後日までに果たしていくつ消化されているか(^_^;)
今日は仕事帰りに久々に映画を見てきました。
本日、鑑賞したのは『フューリー』。
ブラッド・ピット主演・制作で話題の作品。
久々の戦争もので、心して見に行きましたが、やはり打ちのめされました。
第二次世界大戦中のドイツ。
1945年4月。
連合軍は猛烈なナチスの抗戦に遭い、壊滅状態にあった。
当時、米軍の戦車の性能は独軍のものよりはるかに劣っていて、米軍は大量生産するコトでしか対抗する術がなかった。
そんな中、郊外での独軍との対戦で優秀な副操縦士を失い、かろうじて生還した戦車・フューリー号。
その指揮官であるドン(ブラッド・ピット)は、アフリカ・フランスなど様々な戦場を経験し、もはや精神は崩壊ギリギリでなんとか正気を保つなか、部下に犠牲者を出すまいと見事な采配を振るい、多くの危険な局面を切り抜け、“ウォーダディ”の異名を取っていた。
しかし、副操縦士の穴を埋めるべく、配属されてきたのは齢18才のタイピストのノーマン。
ヒトを殺したコトも、戦車に乗ったコトもない、ド新人。
乗組員は皆反発してノーマンを受け入れられず、ノーマンも戦場という情けもモラルもルールもない場所を目の当たりにし、全く仕事が出来ない。
しかし、独軍とのいくつかの対戦ののちノーマンも戦争という現実を知り、死んでいく仲間たちや罪のない一般人の犠牲を無駄にするコトなく、突き進んでいくコトを決心する。
いつか終わるが今は終わらないこの戦争を、仲間たちと一緒に切り抜けるために。
そして、ベルリンの敵地と連合軍の基地とを結ぶ道の十字路で敵の進攻を食い止める任務についたフューリー号の5名。
目的地点に向かう途中、敵の抗戦や地雷に遭い、キャタピラや銃器を破損する中、ノーマンが敵の動向を伺っていると独軍の大軍を確認。
ドンの隊は5名で300ものドイツ兵を食い止めるコトになる。
果たして、この危機を切り抜けられるのか。
というお話。
これは70年あまり前に現実だった世界。
人間の醜さと酷さの骨頂。
少しの油断や情けが、仲間や自分の死に即つながるため、冒頭からブラピは容赦なく敵の目にナイフを刺す。
砲弾を受けた戦車の乗組員は火にまかれ、苦しみたくないから拳銃自殺をする。
ナチスは戦争に参加しない市民を容赦なく晒し首にし、子供も武器を持って戦っている。
映像のリアリティはスピルバーグの“プライベートライアン”ほどではないにしても、かなりのもの。
しかも、銃撃戦などの音声は本物を使用していて、かなりの緊迫感が感じられマス。
内容的にも息つく暇のない展開で、常に全身に力を入れて見ていました。
そういう意味では面白い作品だったんだと思いマス。
(戦争ものを面白がるつもりはありませんが、エンターテイメント作品として)
ドンの親心にも似た仲間を想う気持ちや行動、ノーマンが少しずつ仲間に受け入れられていき、5人の絆が固まっていく様が丁寧に描かれていて、最終決戦に臨む前の時間がとにかく切なくなりマス。
しかし…結末は“プライベートライアン”みたいデス。
フューリー号がドイツ兵をなぎ倒し、完全に十字路を死守するのかと思っていたのデスが…。
終わった時にちょっと拍子抜けしてしまうカンジがありマス。
全くスッキリしません。
そこは心して見て頂ければ、作品としてはまた見てみたいと思うものでした。
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涙活してきました。
カタツムリです@@@
ずっと楽しみにしてて、初日に見に行ってきました。
映画『蜩ノ記』。
葉室麟・著、直木賞を満場一致で勝ち取った同名小説が原作。
(例によって小説は読んでないのデスが。)
全米感涙協会の感涙映画・第一号に選ばれた作品というコトで、涙活にもってこいだとか。
監督は黒澤明監督の弟子・小泉堯史。
主演・役所広司。
出演・原田美枝子、岡田准一、堀北真希ほか。
城内で騒ぎを起こした咎で、戸田秋谷(役所広司)を監視するよう命ぜられた壇野庄三郎(岡田准一)。
秋谷は7年前に藩主の側室と不義密通した罪で郊外に幽閉され、10年後の切腹とその間に藩の家譜の編纂をするよう命ぜられていた。
庄三郎は秋谷がその家譜に7年前の事件をどう記すかを監視し、3年後に迫った切腹を見届けるのが勤めだった。
しかし、戸田家でともに生活し、何があっても夫を信じて家族に尽くす妻・織江(原田美枝子)や、父の死が目前にあっても健気に生きる娘・薫(堀北真希)、父を尊敬して武士として一人前になろうともがいている息子・郁太郎との交流を通し、戸田秋谷という人物の圧倒的な存在感と、敬愛に値する師としての器の大きさを知る。
そして、7年前の事件の真相に迫っていく中で、ある陰謀に気づいていき、庄三郎は秋谷を助けようと奮闘する。
というお話。
作品について一言で言えば、“美しい”。
登場人物の生き方・相手を想う真心、隙のない所作、自然の映像美、感情をもり立てる曲…その全てが美しすぎて、心洗われました( ´∀`)
何て言えばいいのか。
とにかく、秋谷にしても庄三郎にしても戸田家の人々にしても、それぞれの身分・立場における運命の中で、正々堂々、懸命に生きていて、一日一日を確実に大切にしている様が美しいんデス。
無駄なコトが生き方にも所作にもほとんどなくて、無駄なものを持ち過ぎてる現代が哀れに思えるくらい☆
秋谷と関わる中で、最初は掟や身分のしがらみに心乱されていた庄三郎や役人たちも、次第に浄化されていって、清廉潔白になっていくんデス。
そして、その中には夫婦愛だったり、師弟愛だったり、家族愛だったり、恋愛だったり、友情だったり、主君への敬愛が詰まっていて、とても温かいんデス。
それだけに結末は分かってはいても、そこ(誰しも迎える終末)に向かって己の人生を生ききり、有終の美で思い残すコトなく逝く秋谷が真っ直ぐで潔すぎて、織江が死装束を縫ったり、夫が腹を召す刀を確認したりして、少しずつ心が動揺していく様に涙が出ました。
そして、何と言ってもやはり、役所広司の演技が圧倒的すぎマス。
口にされる言葉の一つ一つに人生の重みがあって、夫として父として師として決して揺るがず動じない大樹のような存在感を放ってるんデス。
岡田くんも今までにない静かで落ち着いた雰囲気で、同じ時代劇でも官兵衛とは違って、武士としての礼儀や覚悟みたいなものが滲み出ている立ち居振舞いが新鮮で良かったデス。
原田美枝子は安定感抜群だし、堀北真希もピッタリ☆
その中で、けっこ~存在感があったのが郁太郎演じる吉田晴登。現在14歳で官兵衛にも出演してるらしいのデスが、完全な脇なのに光ってました☆
また、3年の時の流れを告げる四季折々の自然の景観がダイナミックで、撮影も役者にかかる光の加減なんかを自然に任せて調整していたそうで、ホントに映像自体が美しいデス。
そこに加古隆の曲が情感たっぷりに調和していて、より感情を揺さぶられました。
なんかとにかく“美しい”としか言いようがない。
芸術的作品。
映像だけでなくて、人の美しさ、日本人の忘れていた日本人の美しさが伝わる作品デス。
ぜひ一度見てみてください。
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昨日の疲れが取れない…
しかも、久しぶりに身体中が筋肉痛…
定期的に運動するようになって、まぁまぁ動いても筋肉痛にはならなくなったのに、ホント久々デス(^_^;)
年なのカナぁ…(T_T)
カタツムリです@@@
今日は映画『るろうに剣心~伝説の最期編~』を見に行ってきました。
期待1割、不安9割で見に行ってきましたが、13日から公開で、4日経ってモーニングショーで見に行ったのに、まだまだ混み混みでした。
およそ原作を知らなそうなおばさま方もいらっしゃったので、佐藤健ファンもいたのでしょ~か?
ストーリーは前作同様、あえて説明はしません。
煉獄のくだりから志々雄の最期までデス。
とにかく殺陣はそれだけで見入ってしまうほど迫力があり、圧倒的な演技でした。
佐藤健の壁走りとかブレイクダンス風の立ち回りとか、やっぱカッコ良かったデス。
でもカッコつけではなく、剣心も志々雄も左之助も多量の血を吐きながら獣のような表情で食らいついていて、まさに“死闘”“死に物狂い”でした。
志々雄の紅蓮腕とか斉藤の牙突とかもよく再現されていたし☆
しかし…何だろ…
とにかく、原作にない余計なシーンが多かったために大事なエピソードがだいぶスリム化されてしまったカンジが…( ̄□ ̄;)
剣心を始めとする、幕末という時代に翻弄されて生きてきた志士たちの立場とか傷とか、そういうのは伝わってはくるんデス。
あの時代にはそれぞれが自分の信じる正義のもとに戦いを余儀なくされていたのに、時代が変わったら罪人になったり英雄になったり…とにかくやるせない気持ちを抱えていて、政治が変わったから「はい、気持ちも鞍替えします」とはいきませんよね。
その辺りの苦悩は見られたかと思いマス。
また、最終決戦の地が煉獄なのも、志々雄の全財産の半分以上を費やしているためであると同時に、制作者側もかなりの額を投じているんだろうから仕方ない。
しかし…
順を追っていきマスと…
まず、師匠とのくだりで、飛天御剣流の奥義は師匠の命と引き替えに獲得するという大事な事実がはしょられている。
剣心が己の命の重さに気づくためには、師匠が命を懸けてそれを教えるはずなのに、割りとアッサリ奥義を獲得してしまう。
しかも薫の生死もハッキリしない状態で、修行に身が入ってしまう剣心の精神面もなんか違うような。
更におまけで言うと、師匠得意の九頭龍閃が出てこない。表現の仕様がなかったのか。
そして、四乃森蒼紫がどうしてもオマケにしか見えない。
剣心を討ちたいと思うのもやっぱ逆恨みとしか思えないし、第一翁殺しちゃっちゃあダメでしょ(^_^;)
戦闘能力としても、剣心と闘ったらザコキャラになっちゃってるし。
剣心の中でそんなに思い入れも無いから、お情けで奥義も披露してもらえない(^_^;)
そして、瀬田宗次郎とのくだり。
展開が早すぎませんか?
宗次郎の闇の部分はパパーッと説明されちゃって終わりで、縮地の要の足を何発か攻撃されたら自我が崩壊してきてしまうなんて。
宗次郎ごときに奥義なんか使えるかって?…う~ん、あそこはもっと時間をかけて欲しかったな~。
そして、左之助が二重の極みを獲得しないまま志々雄に殴り込むという無謀さ。
しかも、最後の戦闘で志々雄vs剣心・斉藤・蒼紫・左之助の4人になった時に、左之助以外みんな刀で切りつけてくるのに、その乱戦の中に拳で入り込んでしまう不自然さ。
そして、それらの結果、志々雄が蒼紫と左之助と絡む度に「何(者)だお前は、邪魔だ」と言うハメになってしまう。
もっと伏線的に志々雄と絡んでいればそんなコト無かったのに。それに志々雄の情報網は優れてるから、少なくても蒼紫のコトは知っててもおかしくないハズなんだけどな。
そして細かいこだわりとしては、志々雄が活動限界を向かえる時、由美の骸を瀕死の状態でわざわざ階段の上に抱えていくのはなぜ?
あれじゃ、志々雄しか燃えないじゃん。
というワケで、“京都大火編”と比べるとアクションは確実に進化していマスが、あまりのスピード進行によって物語の大事な部分がスルーされちゃってるカンジです。
あれだけ人物像もアクションも忠実なのに、物語自体が畳み掛けられてるカンジがして、ちょっと残念でした。
“伝説の最期編”。
ぜひ見てみてください。
かなり評価は分かれると思いマス。
あの終わりのカンジだと、“追憶編”は無さそうデスが。
しかも、久しぶりに身体中が筋肉痛…
定期的に運動するようになって、まぁまぁ動いても筋肉痛にはならなくなったのに、ホント久々デス(^_^;)
年なのカナぁ…(T_T)
カタツムリです@@@
今日は映画『るろうに剣心~伝説の最期編~』を見に行ってきました。
期待1割、不安9割で見に行ってきましたが、13日から公開で、4日経ってモーニングショーで見に行ったのに、まだまだ混み混みでした。
およそ原作を知らなそうなおばさま方もいらっしゃったので、佐藤健ファンもいたのでしょ~か?
ストーリーは前作同様、あえて説明はしません。
煉獄のくだりから志々雄の最期までデス。
とにかく殺陣はそれだけで見入ってしまうほど迫力があり、圧倒的な演技でした。
佐藤健の壁走りとかブレイクダンス風の立ち回りとか、やっぱカッコ良かったデス。
でもカッコつけではなく、剣心も志々雄も左之助も多量の血を吐きながら獣のような表情で食らいついていて、まさに“死闘”“死に物狂い”でした。
志々雄の紅蓮腕とか斉藤の牙突とかもよく再現されていたし☆
しかし…何だろ…
とにかく、原作にない余計なシーンが多かったために大事なエピソードがだいぶスリム化されてしまったカンジが…( ̄□ ̄;)
剣心を始めとする、幕末という時代に翻弄されて生きてきた志士たちの立場とか傷とか、そういうのは伝わってはくるんデス。
あの時代にはそれぞれが自分の信じる正義のもとに戦いを余儀なくされていたのに、時代が変わったら罪人になったり英雄になったり…とにかくやるせない気持ちを抱えていて、政治が変わったから「はい、気持ちも鞍替えします」とはいきませんよね。
その辺りの苦悩は見られたかと思いマス。
また、最終決戦の地が煉獄なのも、志々雄の全財産の半分以上を費やしているためであると同時に、制作者側もかなりの額を投じているんだろうから仕方ない。
しかし…
順を追っていきマスと…
まず、師匠とのくだりで、飛天御剣流の奥義は師匠の命と引き替えに獲得するという大事な事実がはしょられている。
剣心が己の命の重さに気づくためには、師匠が命を懸けてそれを教えるはずなのに、割りとアッサリ奥義を獲得してしまう。
しかも薫の生死もハッキリしない状態で、修行に身が入ってしまう剣心の精神面もなんか違うような。
更におまけで言うと、師匠得意の九頭龍閃が出てこない。表現の仕様がなかったのか。
そして、四乃森蒼紫がどうしてもオマケにしか見えない。
剣心を討ちたいと思うのもやっぱ逆恨みとしか思えないし、第一翁殺しちゃっちゃあダメでしょ(^_^;)
戦闘能力としても、剣心と闘ったらザコキャラになっちゃってるし。
剣心の中でそんなに思い入れも無いから、お情けで奥義も披露してもらえない(^_^;)
そして、瀬田宗次郎とのくだり。
展開が早すぎませんか?
宗次郎の闇の部分はパパーッと説明されちゃって終わりで、縮地の要の足を何発か攻撃されたら自我が崩壊してきてしまうなんて。
宗次郎ごときに奥義なんか使えるかって?…う~ん、あそこはもっと時間をかけて欲しかったな~。
そして、左之助が二重の極みを獲得しないまま志々雄に殴り込むという無謀さ。
しかも、最後の戦闘で志々雄vs剣心・斉藤・蒼紫・左之助の4人になった時に、左之助以外みんな刀で切りつけてくるのに、その乱戦の中に拳で入り込んでしまう不自然さ。
そして、それらの結果、志々雄が蒼紫と左之助と絡む度に「何(者)だお前は、邪魔だ」と言うハメになってしまう。
もっと伏線的に志々雄と絡んでいればそんなコト無かったのに。それに志々雄の情報網は優れてるから、少なくても蒼紫のコトは知っててもおかしくないハズなんだけどな。
そして細かいこだわりとしては、志々雄が活動限界を向かえる時、由美の骸を瀕死の状態でわざわざ階段の上に抱えていくのはなぜ?
あれじゃ、志々雄しか燃えないじゃん。
というワケで、“京都大火編”と比べるとアクションは確実に進化していマスが、あまりのスピード進行によって物語の大事な部分がスルーされちゃってるカンジです。
あれだけ人物像もアクションも忠実なのに、物語自体が畳み掛けられてるカンジがして、ちょっと残念でした。
“伝説の最期編”。
ぜひ見てみてください。
かなり評価は分かれると思いマス。
あの終わりのカンジだと、“追憶編”は無さそうデスが。
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最近、思い通りにならないコトばかり。
まぁ、自業自得なんだと思うのデスが…ワタシがそんなに間違ってたカナ??
このモヤッとした気持ちになったのはワタシの考え方が硬いからなのか…
でも、筋の通らない人間になるよりはマシ(-_-)
このドス黒い部分●●●を誰かにさらけ出さないと痼が残りそうデス。
カタツムリです@@@
さて、今日は迷いに迷って迷って迷って迷って迷って迷って…
ついに『るろうに剣心~京都大火編』を見てきました。
ホント迷いました。
京都編はるろ剣の肝で、一番大好きな部分デスからね。
ワタシは漫画原作の実写は見ないタイプで、実際前作はテレビで見ました。
前作も悪くはなかったし、佐藤剣心はハマり役だと思えましたが、やはり原作のファンからすると受け入れにくい(^_^;)
そして、京都編はワタシの大好きな志々雄真実の登場なワケですが、彼の人柄や思想や気性なんかを表情ではなく声や立ち居振る舞いで表現できる確かな演技力が必要だし、何よりただの包帯グルグル巻きのバケモノみたいに扱われては憤慨だったので、それが怖かったんデスよね。
でもこの作品のTrailerを見て、その短い映像の中では京都編の世界観が忠実に再現されていたし、何よりキャスティングに惹き付けられました。
佐藤健の剣心はもちろん、神木隆之介の瀬田宗次郎、田中泯の翁、伊勢谷友介の四乃森蒼紫、滝藤賢一の百識の方治は見た目・雰囲気バッチリ☆
そして、肝心な志々雄真実は藤原竜也。見た目はともかく、『藁の楯』の圧倒的な演技力を見たら演者としては適任デス。
というワケで、迷いに迷って見に行くコトを決心したしだいデス(^_^;)
土曜日で公開2日目でしたが「レイトなら大丈夫かぁ~」と甘く考えていたら、田舎の映画館のレイトにしては近年にない混雑ぶり(>_<)
ワタシがチケットを買いに行った時には見ようと思っていた回はほぼ満席。
こんな経験は『SP野望篇』の公開時以来カナ?
混み混みで落ち着かない雰囲気で見るのは嫌だったので、仕方なくもう一つ遅い回で見るコトにしました。
見に来ている年齢層も幅広く、原作の人気の高さが窺えマス。
映画『るろうに剣心~京都大火編』。
“龍馬伝”の大友啓史監督。
キャストは上記以外、前作の主要メンバーが同様に出演。
薫の武井咲、左之助の青木崇高、斎藤一の江口洋介、恵の蒼井優。
ストーリーの説明は敢えて省きマス。
ここでワタクシが書いてもつまらなくなってしまうので(笑)
9月に公開される『伝説の最期編』との2部作で、原作の京都編の部分を描いていマスが、本作は剣心が京都に向かう前から煉獄のくだりまで。
話の進行は短い時間の中で、割りと終盤まで原作の要素と流れを無理に不自然になるコトなく詰め込んでいて、予想以上に原作のイメージを損ないませんでした。
剣心の重要な台詞とかエピソードなんかは、改めて聞いて原作の内容を思い返せましたし。
剣心の重みのある言葉や流浪人と人斬りとしての葛藤が、嘘臭くなく入ってくるだけのキャラ・雰囲気作りが素晴らしかったデス。
改めて役者さんとしての佐藤健に魅了されました。
そして何より、佐藤剣心の一対多数の殺陣が、スタントなしで行われただけに嘘臭くなくて、しかも大迫力で興奮してしまいました!
神木宗次郎との戦いも宗次郎が惜しげもなく縮地を披露していて、死闘を繰り広げているのに思わずニヤニヤしながら見てしまいました(^w^)笑
刀狩りの張との戦いも好きな場面でしたが、だいたいイメージ通りでしたし。
これは劇場で見る価値ある要素だと思いマス!
役者さんたちが怪我を覚悟で取り組んでいただけのリアリティがあり、時間が経つのを忘れてホント見入ってしまいました!
とにかくかっこ良い(*≧∀≦*)
佐藤健に思わず惚れてしまいそうなくらい、原作の剣心よりかっこ良い☆☆☆
そして、キャスティングですが、期待していた役者さんとその役柄はTrailerの通りピッタリ。
特に神木宗次郎は本人がずっと切望していた役だけに、見た目だけでなく人格の壊れた感や飄々とした立ち居振る舞いが宗次郎をよく表現していました。
そして肝心の志々雄竜也デスが、原作以上に残忍なイメージになっていて、若干落ち着きやリーダー感がない印象を受けましたがそれは演出の問題かと思うので、キャラの完成度としては期待値と大きくは変わらなかったカンジです。
予想以上に良かったのは土屋太鳳の操デスかね?
そして、やはり違和感を拭い去れなかったのは高橋メアリージュンの駒形由美。
若すぎる…声に艶がない…。
年齢設定的には実年齢は近いのカモしれませんが、花魁としての妖艶かつ大人な雰囲気は出てなかったというか。
駒形由美は一応十本刀のひとりで、志々雄真実のお飾り(愛人というだけ)とかじゃないデスからね。
まぁ、ワタシが好きなキャラクターだけにハードルが上がっていたのは事実デスが(^_^;)
そして、弥彦が幼すぎるという件。前作からデスが、今回ホントにヘンヤとかと戦えるのカナ?という不安。
ただ…終盤になってこのまま終わるかと思いきや、京都大火騒動での殺陣シーンあたりから一抹の不安を覚え始め、志々雄の影武者がいっぱい出てきた時の残念感(T_T)(あぁいうコトされちゃうと志々雄がただの包帯グルグル巻き男になっちゃうんでしょ…志々雄の威厳がないというか)
そして、薫が拉致られて煉獄での戦い…っていうか、志々雄は人質をとるなんて卑怯な真似はしないし、あれじゃ煉獄の存在を自らバラしちゃってて剣心の頭の切れとか関係ないし。
それに剣心って馬乗れたのか?原作は斎藤とともに警察の馬車に乗ってたような…だいたい斎藤は?警察は?
更に残念なのが煉獄を破壊しないまま、薫を追って剣心海ポチャ(-_-)
どうすんの、煉獄…誰が止めたのよ、東京事変(^_^;)
“緋村が動かなければ日本は滅びる”って大久保卿は言ってたのに、緋村なしで煉獄止まったら意味ないじゃん(^_^;)
と、地味ぃ~に最後の最後で幻滅させられて、「これは次回作は見に来ないカモ」とちょっと思った瞬間のラスト!
突如現れた謎の男が顔バレした時の衝撃!
へぇΣ(゜Д゜;)?!
いやぁ~、あの役者さんが出てくるなんて全く想像がつかなかったし、意表を突かれるとは正にこのコトですね(^_^;)
桁外れの制作費ってだけじゃなくて、キャストの豪華さが半端なかったデス。
でもあの役が出てこないのは物語の進行上あり得ない(天翔龍閃を会得しないと志々雄に勝てない(^_^;))デスし、非常に重要な役どころデスからいつ誰がどんな形で出てくるのか気になってはいましたが、まさかあんな形。
色男という設定デスが、色男すぎるというか(´∀`)
でも、いかにあの役が大事かを知り尽くされたキャスティングですね。
これでいっきにテンション上げられて、後編も見に行かないワケにはいかなくなりました!
原作ファンはぜひ見てみて下さい!
少なくてもアクションは間違いない!!!
あっという間の139分でした。
(追記)
前作からチョイチョイ巴が出てくるのデスが、今回の様子しだいでは縁編もあるのか?
まぁ、ワタシは原作も京都編で終われば良かったと思っていた口なので、期待はしていないのデスが。
しかし、薫が死んだと思って剣心が絶望するのは縁編の肝デスからね。
本作で煉獄から落っこちて薫が行方不明になり、後編は失意のまま奥義会得するとかあり得ないデスから、どうなるのか。。。
余計なエピソードの付加とか、ちょっと嫌な予感がしマスが…
そして、気づいたら近年にない長さの書き込みになってましたね(^_^;)
思わず熱弁してしまいました(笑)
失礼しましたm(__)m
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常識のない大人が世の中には溢れていて、その大人に正しい教育が出来ないから、常識のない子どもが出来るんデスよ。
目上の人だとしても、間違ってる人を見つけたら、声を大にして注意できる勇気が欲しい。
よっぽどのコトをしてれば注意もするでしょ~けど。
カタツムリです@@@
本日、映画『グランド・ブダペスト・ホテル』を見てきました。
レイフ・ファインズ主演。
ジュード・ロウ、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートンなど、超豪華キャスト。
20世紀初頭。
東欧の国・旧ズブロフカ共和国(架空。ハンガリーではないらしい(笑))にあったグランド・ブダペスト・ホテル。
そこには伝説のコンシェルジュ(執事)と言われたムッシュ・グスタヴがいて、貴婦人たちは彼を目当てにこぞって泊まりに来ていた。
ある日、常連客の一人である伯爵婦人・マダムDが殺害され、遺産争いが勃発。
図らずして、グスタヴには遺産として一枚の名画が贈られる。
だか、そのコトでグスタヴは婦人殺害の容疑をかけられ投獄されてしまう。
グスタヴは自らがはめられた陰謀を暴くため、ロビーボーイのゼロとその婚約者アガサの協力を得て脱獄し、謎解きに奔走していく。
というお話。
作品全体の雰囲気は上品でアーティスティック。
ワタシの好みだと思いマスが、カラフルで可愛いらしい東欧の戯曲のような世界観。
なのに、レイフ・ファインズやエイドリアン・ブロディが真面目にコメディを演じていて、下品な表現や、残酷なシーンをコミカルに描くユーモアが駆使されている。
そのギャップがなんとも面白かったデス(^^)
ただ、もう少し観客側が謎を解く要素が多いのかと思いましたが、わりと最後の方にポンポンッと謎が解けていってしまって、若干期待外れでした。
これは見てみないと分からない作品デスね。
今までのレイフ・ファインズの印象がいい意味で変わりマス。