これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
最近、なかなか映画を見に行けなかったのデスが、3月~は続々と面白そうな作品が公開されるようなので、何とか時間を作っていきたいデス。
カタツムリです@@@
そんなワケで、ようやく映画『SING』見て来ました!!
『ミニオンズ』のイリュージョン制作のアニメーション。
小さい頃に父に連れられて行った舞台を見て感動し、劇場を作るコトを夢見たコアラのバスター少年は成長して、父が一生懸命働いてくれたおかげで街に小さな劇場をオープンする。
しかし、最初のうちは多くのヒット作をとばして繁盛していたものの、次第に客足は減り、倒産寸前にまで追い込まれていた。
そんな中で、バスターは劇場の再起をかけ、一般の中からオーディションで選ばれた者による歌謡ショーを開催し、優勝者には賞金を与えるコトにした。
ところが、秘書でトカゲのジェニングスの手違いで莫大な賞金額が印刷されたビラが出回ってしまい、予想を遙かに超える希望者が劇場に列をなす。
そして、ヤマアラシのアッシュ,ゴリラのジョニー,ブタのグンターとロジータ,ネズミのマイク,ゾウのミーナが選ばれる。
みんな歌が大好きだが、みんなそれぞれの事情を抱えていて、一生懸命特訓するけれどなかなか自分の殻を破れず、苦悩する。
果たして、ショーは成功するのか、そして、劇場の運命は?!
というお話。
とにかく、動物たちの毛の質感や動きまでリアルで、動物たちを見てるだけでも可愛くて微笑ましくて癒やされマス。
それにちゃんと人間(動物?)ドラマがあって、みんなそれぞれの殻に閉じこもって夢に向けて踏み出せないでいたのを、ショーを作り上げるというひとつの目標に向けて、ひとつひとつ殻を破っていく様子が丁寧に描かれていて、心動かされマス。
キャラクター設定もちゃんとしてるので、みんなそれぞれに個性があって、憎めません。
そして、基本的にはコメディなのでちゃんと笑いもあって、全く退屈しませんでした。
特にお気に入りは、劇場が破綻した時にバスターと親友のヒツジのエディが再起を誓って洗車業をする時の姿(笑)
まさかあんなにも体を張って取り組むとは思わなかったので、ウケました(笑)
字幕では声の出演にマシュー・マコノヒーやスカーレット・ヨハンソンなど、豪華俳優陣が起用されていて、みんな歌声がとにかく魅力的でそれだけでも魅せられマス!!
見応え十分!!
メインであるゾウのミーナの歌声は圧巻でした。
そして、とくにマシュー・マコノヒーのバスターの演技は意外だったので、新鮮でした。
吹き替えも歌が上手だと聞いたので、どちらも楽しめる作品かと思いマス。
とにかく力を抜いて楽しめるエンターテイメント作品で、感動もするし笑いもするし癒やされマス。
ぜひ見てみてほしい作品デス!
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先日、無事に英検の二次が終わりました。
とりあえず、一段落。
と思っていたら、まぁ~~、うまい具合にやる気スイッチを刺激してくるんデスよねぇ(^_^;)
カタツムリです@@@
昨日は映画『マリアンヌ』を見てきました。
B・ピッド,M・コティヤール主演。
ロバート・ゼメキス監督。
第二次世界大戦中。
カナダの諜報員・マックスと、フランスのレジスタンスのメンバーであるマリアンヌは、ナチスの要人殺害の任務を通して恋に落ち、結婚。
娘も生まれ、ロンドンで幸せな生活を送っていたはずだが、妻にはある秘密があった。
あまり情報を見ず、ただ出生の秘密か何かを抱えているミステリアスな女性の現代の話なのかと思っていたら、全く違いました。
戦争の脅威と諜報活動の緊迫感が背景にあって、妻へのある疑惑が軸にあり、夫婦の繊細な愛が描写されていマス。
諜報員という仕事柄、友人でも交際相手でも家族でも、信じられる人を見つけるのは難しいコトだと思いマス。
そんな中で、愛する妻を信じ抜けるかというのが究極のテーマで、ところどころ伏線が張られていて、だんだんマリアンヌの疑惑への答えが形になっていくのデスが、結末が分かってしまった時がホントに切ないデス。
終盤に向けて動き出した時に、CMのブラピを思い出して、結末が分かってしまうのデスが、それでも祈るような気持ちでハッピーエンドを期待してしまいマス。
そのくらいマリアンヌという女性が魅力的に描かれていて、マックスのマリアンヌへの愛が真摯に伝わってくるんデス。
そして、愛娘のアナがまた可愛くて、この結末はむごすぎるというしかないカンジになっていマス。
ただ、おそらく現実にありえたコトなんデスよね。
ブラピもマリオン・コティヤールも、そんな夫婦の揺れ動く感情を繊細に表現していて、感動しました。
最後まで目が離せなくて、期待以上の作品だったと思いマス。
ぜひ多くの方に見ていただきたい作品デス。
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映画『恋妻家宮本』を見てきました。
とりあえず、笑える映画が見たくて。
小説『ファミレス』の映画化。
阿部寛、天海祐希主演。
遊川和彦監督。
でき婚した夫婦が27年経って、ひとり息子が結婚を機に家を出ていき、夫婦ふたりの生活になった時に起こる悲喜こもごも。
コメディを演じても秀逸な阿部寛と天海祐希が、ホントに絶妙な夫婦関係を演じていて、気持ちよく笑えた。
優柔不断な夫と、実は自分の決断に自信が持てないのに表向き夫を引っ張ってきた妻。
50を過ぎても未だに教師の仕事が転職かどうか分からず、老後の趣味として料理教室に通い始めた夫と、子育てから解放されて実は自分の居場所に不安を感じ始めた主婦の妻。
割りと一般的なのは、家庭を疎かにしていた仕事人間の夫が、子どもの巣立ちを機に今まで家庭によって自由を奪われていた妻に愛想を尽かされて、離婚を迫られるってケースだと思いマス。
この作品も最初はそんな雰囲気を醸し出していて、やはり奥さんが離婚を考えてるんじゃないかという疑念を夫が抱き、イジイジもんもんと考え込むワケです。
その様子が滑稽で面白いのデスが、妻の想いが分かった時に心温まる結末を迎えるので、とてもホッとする作品となっていマス。
結婚されている方が見ると、とても感動するお話になってるみたいデスね。
たしかにちょっとホロッとさせられる場面もあるのデスが、基本的にはホント笑えて楽しい作品になってマス。
やはり阿部ちゃんの演技は引き込まれちゃいマス(笑)
それに実は、夫婦の青年期役がそれぞれ工藤阿須加と早見あかりで、同じ料理教室に通うメンバーに菅野美穂,相武紗季がいて、菅野美穂の夫が佐藤二朗で、生徒の母親が奥貫薫,祖母が富司純子でと、結構豪華な脇役陣!
なのに、テーマ自体が平凡な中年夫婦の日常なので、みんな全然そのオーラを消していて、平凡に見えるように演技・演出しているところがまたスゴいデス。
悲しみはなく、ただ楽しく、心穏やかに見たい時にオススメの作品デス。
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昨日、落胆のうちに映画見に行ってきました。
もはや気にしても仕方がない(^_^;)
カタツムリです@@@
『夕凪の街 桜の国』でも知られるこうの史代さんの漫画が原作。
根強いファンがいて、映像化の声が多かったコトから、クラウドファンディングと呼ばれるサポーターによる援助で制作費を捻出し、6年もの歳月をかけて作り上げたアニメーション作品。
昨年11月から公開されていたにも関わらず、未だに密かにロングランを続けていて、昨日は日曜の昼間とはいえ、片田舎の映画館が満席(・∀・)ビックリ
まぁ、そのおかげで気になってはいたけどなかなか見に行けなかったワタクシも、作品に触れる機会を得ました。
物語の舞台は、戦前・戦中・戦直後の広島。
広島市江波出身の女性・すずが呉の北條周作のもとに嫁ぎ、慣れない生活の中ですずなりに懸命に家事・近所付き合いをこなし、新しい家族に支えられて少しずつ自分の居場所を見い出していく。
戦争によって様々なものを失い、徐々に心のバランスを失っていき壊れてしまいそうになってしまうが、再び家族の支えによって新たな希望へと歩み始める、というお話。
戦争・広島の原爆投下という重く悲しい歴史がテーマの根底にはありマスが、久しぶりに心穏やかに温まる作品でした。
こうの史代さんの世界観がすごくほのぼのとしていて、何でもない日常がこんなにも幸せなものなんだと思わせてくれる、最高の幸福感を味わえマス。
『夕凪の街 桜の国』も映画で見ましたが、この方の世界観が好きデス。
幼少の頃から両親と兄と妹と不自由なく暮らし、絵を描くコトが大好きで、バケモノや座敷わらしに会うほど心の澄んだ女の子が、お使い先で偶然出会った男の子に見初められ、成長してから見つけだしてもらってお嫁にもらってもらう。
これだけ見ていても〝赤い実はじけた〟の世界デス。
すずという女性がホントに魅力的で、純粋でボーッとしてるけど、とにかく一生懸命で芯が強い。
そして、そこに惹かれた周作がすずを本当に大切に愛おしく想っているのが言動に全て出ていて、不器用だけど誠実にすずに接するところが素敵デス。
まさに相思相愛の理想的な夫婦像☆
どんな若手イケメン俳優(←表現が古い(笑))の壁ドン見るよりもドキドキして、ときめき感がありマス( ´艸`)
そんな夢見がちだからダメなんだって分かってるんデスけどね~~( ̄∇ ̄)
そして、そこから戦争が徐々に暗い陰を落とし、幸せな生活が一変し、すずは兄と両親を失い、可愛い姪と大事な右手を失い、大好きな妹も放射能のせいで病に蝕まれ…とてつもなく大きな喪失感を味わわされ、純粋な心では受け止めきれなくなってしまい、壊れていきマス。
そして、一度は自分の居場所が分からなくなるけど、義父母や義姉、近所の人、何より夫に支えられ、居場所を取り戻していきマス。
戦争自体が悲惨なものであり、こうした作品は悲しい結末が多いデスが、多くのものを失いながらも主人公は再び前を向き、今まで気にもとめていなかった普通の幸せが最上の幸せだったと気づき、この広い世界の片隅で自分を見つけてくれて幸福をくれた夫に感謝する、ホントに爽やかな作品デス。
作品の絵のタッチが優しくて、ホントなら目を背けてしまうようなシーンも衝撃が抑えられていマス。
また、すずや周作の人柄を反映するようにコトリンゴの歌もほのぼの優しく響きマス。
そして、すずの声優・のん(=能年玲奈)。
俳優本人のホワッとしたイメージを考えると、適任だったと思える演技をしてマス。あまり能年玲奈感が出てなかったのが良かったと思いマス。
とにかく、優しく心に響く作品デス。
愚かな戦争によって、たくさんの純粋なものが失われていく様も入ってきマスし、そして、何でもない幸せに感謝しなければならないというメッセージ性も強いデス。
ぜひ一度、広く多くの方に見てみていただきたい作品のひとつデス。
原作も読んでみたい。
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今年も残すところあと一日。
やり残したコトはたくさんありマスし、今日は切羽詰まって大掃除しないといけないワケですが、まったくもってやる気は出ません( ̄∇ ̄)
来年はどうなるコトやら。。。
カタツムリです@@@
そんな中、昨晩映画を見てきました。
『海賊とよばれた男』…やっと…。
百田尚樹氏の同名小説が原作で、『永遠の0』の山崎貴監督と岡田准一が主演という、硬い組み合わせ。
他にも、吉岡秀隆,染谷将太,小林薫,綾瀬はるか,國村隼,鈴木亮平,ピエール瀧,堤真一など、豪華出演陣。
出光興産とその創業者をモデルに、明治・大正・昭和の激動の時代の中、一人の青年の夢から始まった石油取扱業者の国岡商店が、大企業へと成長していく過程を、店主・国岡鐵三とそれを支える従業員たちの熱い人間ドラマを通して描いた作品。
例のごとく、ワタシはまたヴィジュアルから入ったワケですが、想像と違ってたのは、主人公の岡田くんは60歳くらいからのスタートで、青年期・成年期を演じたのは少し。
なので、作品中のほとんどを特殊メイクで過ごしてマス。大河ドラマみたいなカンジですね。
始まりが終戦直後の復興からで、その時には国岡商店は1000人以上の従業員を抱える大企業になっていて、敗戦により石油の輸入がストップしている中、鐵三の信念により、一人の解雇者も出さずに破産の危機を脱出する必要がありました。
その危機をどう切り抜けるかは、鐵三たちが商店を大きくしてきた過程にヒントが隠されており、回想とともに話が進みマス。
そして、石油の卸し以外の仕事も含め何とか食いつないで、ようやく石油の輸入が再開されても、海外メジャーに目を付けられた国岡商店は石油を回してもらえない事態に。
戦前から何かとぶつかってきた海外メジャーに対し、日本人としての誇りを捨てずに、どのように立ち向かっていくのかが大きな主題になりマス。
どんな困難にぶつかっても決して諦めずに前進し、仲間のコトを第一に考える国岡鐵三の経営理念と、鐵三と運命を共にすると決めた従業員たちがどう考え、どう行動していくのかを見る過程は、とても感動しマスし、久しぶりに映画で泣きました。
単なるサクセスストーリーでなくて、成功の裏には尊い犠牲がたくさんあり、仲間を危険にさらしたり失ったりする最も避けたい事態を経験しながら、鐵三はその都度最良と思われる策を苦渋の決断で講じていきマス。
綱渡りの人生ではありましたが、それにより多くの日本人労働者が信念や誇りを捨てずに、誰にもおもねるコト無く、堂々と働くコトが出来た証がこの作品デス。
今やENE○SやC○SM○など、多くの石油取扱業者が軒を連ねる中、唯一海外資本の入っていない業者があるってコトを知ると、自分の身近な生活の中でもものの見方が変わってきマス。
それってスゴいコトなんだって、勉強にもなりマスし、感動もしマス。
岡田くんや他のキャストの演技だけではありません。
これだけの豪華キャストを使いながら、全てのキャストに重要な意味があって、ドラマがあって、ホントに見応えのある作品で、160分あっても全く飽きない作品でした。
この冬、絶対に見て頂きたい作品デス。