これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
ここ3~4ヶ月、諸事情あり、行きたかったのに全く映画を見に行けませんでした。
そのため、昨晩ようやくもろもろのめどが立って、見てきました。
よりによって、クリスマスイヴの夜に。
女子ひとりで。
レイトショーで。
映画『ミュージアム』を(笑)
カタツムリです@@@
大友啓史監督。
小栗旬主演。
尾野真千子、妻夫木聡出演。
殺された人たちに正義の裁きを下しているかのようなメッセージを残して、残忍な手口で次々と人を殺す猟奇的連続殺人鬼と、それを追う刑事の話。
ストーリーの全体像は前情報通りで、映画『セブン』に似たカンジの連続性のある犯行。
ただ、セブンは旧約聖書の神の言葉になぞらえた犯行だったので、犯人の犯行に明確な終わりと完結感がありましたが、この犯人は自分の中だけでの芸術的理想的概念をもとに犯行を重ねているので、ただのサイコパスです。
よって、犯人の理想の結末の着地点はぼやけていました。
それと、犯人の思うつぼでは終わらなかった点が相違点デスかね。
でも、あのラストはこれから何年もかけて犯人の思い描く結末へと向かっていくというコトなんでしょか。
勝利なのか、敗北なのか、分からないモヤッと感が残ったのデスが、いかんせん、犯人の理想がぼやけているので、ただただモヤッとしただけなカンジを受けました。
原作はもっと明確なビジョンが分かりやすく呈示されてるんデスかね?
そして、総じて言うと、とにかくエグいし、グロい。
うん、とにかくエグいし、グロい!
それも初っぱなから。
『MOZU』もなかなかだったけど、これもなかなか。
『SAW』+『MOZU』ってカンジ。
どちらも見れない人は絶対に見れない。
ワタシも近視で遠目に見てたのでまだ見れましたが、あまり直視はしたくないシーンが多いデス。
沢村刑事(小栗旬)がカエル男(妻夫木聡)の作るハンバーガーを食べながらジグソーパズルを完成させて、〝EAT〟が浮かんで来た時は身の毛がよだったし、ぞっとしました。
小栗旬はいい感じで、単純で頭に血の上りやすい刑事を熱演してるし、何より妻夫木聡が猟奇的殺人鬼を好演してマス☆
そういう意味では面白いデスけど、終わった時の何ともいえないモヤッとさは気持ち悪いデス。
まぁ、イヴに見るような映画ではなかった。
っていうか、体調悪いときは見れない(^^;)
エグくて、グロいのが見れる人・見たい人は楽しめると思いマス。
(追記)
なんで海賊を見に行かなかったんだ?という、疑問のお声はワタシも同じ(^^;)
すぐに見に行きマス(^_^)ゞ
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
今日は久しぶりにトモダチと映画を見てきました。
カタツムリです@@@
今回鑑賞したのは、『秘密 THE TOP SECRET』。
同名コミックを映画化したもの。
大友啓史監督、佐藤直紀音楽という、るろ剣コンビ。
生田斗真、岡田将生主演。
栗山千明、松坂桃李、大森南朋、吉川晃司、椎名桔平 他出演。
死者の脳にアクセスして記憶を視覚化し、事件を捜査する科警研・法医第九研究室(通称・第九)。
画期的な捜査方法として、正式な捜査機関として稼動するコトが期待される第九であったが、28人を惨殺した殺人鬼で獄中自殺した貝沼(吉川晃司)の記憶にリンクした捜査官は悉く精神が壊れていき、離職を余儀なくされていた。
その室長である薪(生田斗真)は、同じく貝沼の記憶にアクセスして精神が崩壊してしまった親友の鈴木(松坂桃李)を自分の手で殺めてしまい、立ち直れずにいた。
そして、新しく派遣されてきたプロファイリングのスペシャリストである青木(岡田将生)は、脳科学の大学教授が自分の家族を惨殺した事件で、死刑となった教授の脳にアクセスして、消えた長女・絹子の遺体の遺棄場所を探る任務につく。
教授の記憶の中に見た事件の真相は、長女が一家を惨殺し、その罪を全て父親である教授に被らせていたというものだった。
そんな中、まもなく姿を消していた絹子が発見される。
絹子は記憶喪失を装っているが、事件の真相も第九の握っている情報も全て理解した上で、第九を挑発する。
絹子を逮捕するために、絹子と関係のあった男たちを追っていくと、その男たちが続々と自殺を遂げていく。
そして、その男たちの記憶から共通点を探っていくと、貝沼の存在にたどり着く。
果たして、貝沼と連鎖する殺人・自殺との関連は?
貝沼と絹子の接点はあるのか?
貝沼が殺人に至った動機とは?
そして、薪と鈴木の間に何があったのか?
というお話。
発想は面白くて、捜査の展開に最後まで目が離せませんでした。
(実際あんな捜査が出来たら、どれだけの未解決事件が解決して、どれだけの冤罪が防げるか。)
すでに鑑賞していたトモダチから、謎の多い作品で、最後まですっきりしなかったと聞いていたので、一つ一つの細かな要素も見逃さないようにと思って見て、一緒になって謎解きしてました。
そして、最終的に絹子を追い詰めるコトが出来たワケですが、確かにあまりすっきりしない話でした。
原作がどこまでの広がりをもってるのか知りませんが、あの2時間半だけでは話がまとまりきれてなかったような気がしマス。
まず、鈴木が隠したかった記憶が、そんなに薪にとってショックな記憶だったと思えないんデスよね。
貝沼が連続殺人をするに至ったきっかけが薪だったとしても、犯罪者の心理なんて理解できないものデスし、鈴木が命をかける動機としては薄かったような。
例えば、貝沼の記憶を見ると薪に何らかの催眠がかかるようになってて危険が及ぶとか、何かしら無いと、鈴木が命をかけてまで葬り去ろうとしてた記憶とは思えないんデスよね。
そして、続きがありそうな終わり方にして、謎めいた雰囲気を出したコトで結末がぼかされたのもすっきりしなかった要因かと思いマス。
貝沼の催眠はどこまでの人にかかってるのかと考えれば、まだまだ話が無限に出来そうだし、青木の家族を殺した犯人についてはまだ何も分からなかったデスし。
総じて言うと、消化不良でした。
あと、ジョン(犬)の記憶を再生するのが切なかったデス(>_<)
ホント、むごいコトです。
犬の忠誠心を利用した卑劣なやり方に腹が立ちました!
そして、最後に薪が青木に渡した記憶がまた切なかったデス(T_T)
この世に存在する全てのアニマルたちが、平和で優しい記憶の中にいるコトを祈りマス。
原作を知ってる方は、行間が埋められるので面白いのかと思いマス。
原作を知らずに見たワタシには、ちょっと理解し得ない要素もあって、今後の続編(があれば)に期待したいと思いマス。
あ、ちなみに作品中では犬が直接的に傷つけられるシーンはありません。
でも、死者の脳に電極を装着するのに開頭するので、グロテスクなものが弱い方は気を付けてください。
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
久しぶりに映画を見てきました。
なんと、『シン・ゴジラ』!
しかも、何を隠そうワタクシ一個もゴジラシリーズに手をつけたコトがございません。
ただただ庵野秀明監督作品で、予告編に惹かれて見てみたいと思ったしだいで…
庵野秀明監督といえば、なんと言ってもエヴァ☆
彼氏彼女の事情とかも見てたから、アニメーション映像のイメージは強いデスが、今回は実写作品というコトで、アニメーションの世界とは異なる映像と音楽の世界を見てみたくて。
主演は長谷川博己、出演は竹野内豊、石原さとみ他豪華俳優陣!!
ある日、東京湾・横浜沖で突如起こった水蒸気の大噴射。
東京都アクアラインなど海底トンネルが浸水し、大きな経済損失を被った。
政府官邸では、火山活動か何かと現実的な論争で原因究明に乗り出したが、ただ一人内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)だけが巨大不明生物の存在を提言。
誰もそんなコトは信じず、内閣総理大臣は水蒸気爆発として政府発表をするも、その直後に何やらとてつもなく巨大な黒い尻尾が海から現れる。
黒い生物は徐々に東京に近づいていて、政府が上陸はあり得ないと発表すれば蒲田に上陸し、東京の中心部にどんどん進行してくるかと思えば海に戻っていくなど、予測不能な動きを見せていた。
再び海から戻ってきた黒い生物は鎌倉から横浜・川崎を抜けて再び東京に近づき、政府はとうとう自衛隊による防衛的武力行使に踏み切るが戦闘機による発砲を総理大臣が許可した直後に人影を発見し、発砲許可は取り消し。
そんな後手後手の対応を日本政府が繰り返している中、アメリカから大統領の特使(石原さとみ)が派遣されてきた。
彼女はある日本人を探してほしいという。
その人物はもう何年も前からあの黒い巨大不明生物の存在を提言していた人物で、その生物とは“GOZILLAゴジラ”だと…
その人物が残した資料をもとに有識者によるゴジラの生態分析が始まり、対ゴジラ対策の戦略が練られるコトとなった。
果たして、ゴジラvs日本の闘いの行方は。そして、日本の運命は。というお話。
とにかくストーリー全体の持っていき方から演出のし方までエヴァのエッセンスてんこ盛り。
難しい法律用語や政治家の話を文字の羅列とともに早口で捲し立てるように話して論争したり、政府官邸を作戦本部(≒ネルフ)としてゴジラ(≒使徒)への攻撃を展開したり、ゴジラ(≒初号機)が覚醒したりするところとか、久しぶりに庵野ワールドに浸ったカンジです。
音楽も音楽の使い方もかっこ良かったなぁ~~(≧▽≦)
なので、今までのゴジラ作品を見てないワタシでもエヴァの要素を基に見ていたので、その世界観には入り込みやすかったデス。
ゴジラは、人間が身勝手に海底に投棄した放射性廃棄物を食べて成長し、その体内で核分裂を繰り返して形態を進化させていくのデスが、 人間はゴジラが放出する放射線量ばかりを気にして、なぜゴジラが誕生したのかやゴジラが放射線を放射する理由については考えないんデスね。
また震災など大規模な自然災害が起こった場合、日本は無用な混乱を避けるという名目で大事な情報をなかなか流さなかったり、事態を過小評価する傾向があって、何か実行するにもとにかくいくつもの法案を立案・国会で可決しなければ先に進むコトが出来ないというのが実状であり、この作品もそんな日本政府の在り方を風刺するように描いていマス。
ワタシたち人間がただ自分達の生活を豊かにするコトだけを目的として、どれだけの負担を自然界に強いてきたか。
その結果がゴジラの誕生であり、人間はそれが脅威となって自らの身に降りかかって来なければ分からないんデス。
この作品は、そんな現代の日本人・日本政府の在り方の問題に一石を投じているように思いマス。
単なる特撮(CG)・怪獣映画だと思わないで見て頂きたい作品デス。
あと、とにかく豪華俳優陣が揃っていて、ホントにちょっとの端役でもかなりの有名どころが出ていて、それを発見するのも面白かったデス。
エンドロールで名前が出ていて、知ってる名前の人で全部は確認しきれませんでした(笑)
野村萬斎氏ってどこに出てたの(^_^;)?
まさか、ゴジラの…(笑)
また、長谷川博己氏の演技は、MOZUを見ていたので確実だったし、今回もとても良かったデス☆
他の俳優さんたちも同様でした。
しかし、気になったのは竹野内豊氏。の滑舌の悪さ(^_^;)
やはり滑舌悪いとスマートな役がなかなかきまらないというか。
あとは、石原さとみさんのルー大柴みたいな英語と日本語の混ざったしゃべり。
これは役どころとしてそういう役だから仕方ないんデスけど、変に日本語も混ぜてるので、せっかくの英語がネイティブっぽく聞こえないというか。
“風に立つライオン”の時はほぼ違和感なく聞けたので、ちょっと残念だったような。
個人的には石原さんの英語力には大変関心があるので、ホント頑張って頂きたいデス(  ̄▽ ̄)b
というワケで、ゴジラが好きな方もそうでなかった方も楽しめる作品になっていると思いマスので、興味が少しでもあれば見ていただきたい作品デス。
ちなみに、庵野監督はようやくシン・エヴァの製作にとりかかられたみたいデスよ。
それも楽しみ☆
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最近、何だか全身倦怠感があって、それと同時に気力も落ちていて、以前のようにアクティブに動くコトが出来ません。
ごはんがあんまり美味しく感じず、麺類が食べたくなる。
好きなスイーツもあんまり食べたくない。
…これは夏バテってヤツですか(^_^;)?
今まで経験したコトのない状態で、にわかに認めたくないところはあるのデスが(笑)
でも最近の症状と、ストレスフルな状況を考えると、そうなのカモしれません。
カタツムリです@@@
というワケで、ようやく見に行ってこられました!
映画『64 後編』。
4月に同僚さんのご厚意で前編の試写を見に行き、たいへん感動したので、後編の公開をずっと待ち望んでいました。
でも、人の記憶は薄れゆくもので、やはり少しでも早く後編を見たかったデスね。
昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件。通称“ロクヨン”。
その事件の時効を1年後に控えた平成14年に、ロクヨンと手口が酷似した女子高生誘拐事件が発生。
捜査課は秘密裏に捜査を進め、広報室に明確な情報は何一つ渡そうとしない。
マスコミとの報道協定が崩壊状態で進行する中、三上は広報官としての職域を越え、捜査指揮車に乗り込み、事件を追っていく。
果たして、誘拐は模倣犯か。少女の狂言か。
はたまた、県警を本庁に牛耳られないための捜査課刑事のでっち上げか。
それとも…
そして、ロクヨンの真相は?
現在の誘拐事件は、少女の狂言や刑事のでっち上げではないかとダミーピースを撒いてるんデスけど、明らかに何かが進行してる雰囲気なのでどんどん先が気になって、前編を見てから時間が経っていましたが一気に64の世界に引き戻されました。
初めはお決まりの広報室へのいじめのような情報戦が繰り広げられ、もどかしい思いをさせられたかと思うと、三上が捜査指揮車に乗り込むという思い切った判断を下したあたりから、思わぬ方向に話が進み、一気に面白くなりマス。
なので、展開としては次、次、次、と先が気になり、全く飽きませんでした。
被害者家族と事件に関わった警察関係者は、事件を決して忘れるコトも諦めるコトも出来ない…雨宮が真相に辿り着いた執念と、真実を押し隠していたコトへの幸田の贖罪が切なくて、胸打たれました。
日常的に流れてくる様々な残虐な事件のニュースを聞いていると、被害者家族はもちろんデスが、第3者のワタシたちですら、単純に犯人には被害者が味わったのと同じ苦しみを味わわせたいと思いマス。
でも、犯人の素性や生活歴が分かって、犯人にどうしたら一番効果的に罰を与えられるか考えた結果が、ロクヨンの場合はショウコちゃんと同じ目に合わせるコトではなかったというコトなんデスね。
犯人が実質的にも気持ちの上でも、何も償わずに死んでしまったらそこで終わりデスからね。
そして、加害者家族にもロクヨンで生まれた様々な気持ちを理解させるコトが、14年間のうのうと暮らしてきた犯人の動揺と自白を誘い出す手段だったとは考え及ばず、とても見応えのある心理戦もありました。
前編の細かな部分を忘れてしまっていたのがちょっと残念で、犯人は前編にも伏線が張られていたのでしょうか。
そして、幸田はもちろんデスが日吉も何か関わってくるかと思いましたが検討違いでしたね。
でも犯人の演技がホント憎たらしくて(うまくて)、三上が最後に保身の殻を破ってとった行動が、よくやってくれた!と思いました。(←原作には無い、映画オリジナルの部分らしいデスが。)
さすが豪華キャストです。
配役から真相の糸口にならないようによく計算されていました。
でも、犯人への憎悪を思えば、何だか釈然としない結末ですっきりしませんでした。
三上が雨宮から教わったように、どうしようもない状況の中で絶望するコトなく諦めずに娘と向き合っていく決心をしたコトが唯一の希望でしょうか。
とにかく骨太の推理と深い人間ドラマがあり、とても見応えのある作品デス。
前編と合わせて、ぜひ。
ワタシももう一度前編を見てから、後編見たいデス(笑)
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今日はトモダチと映画『クリーピー 偽りの隣人』を見てきました。
カタツムリです@@@
西島秀俊、竹内結子、香川照之が出演。
元刑事の犯罪心理学者とその妻が、引っ越した先で奇妙な隣人家族と関わるようになり、やがて未解決の一家失踪事件と隣人家族の謎に巻き込まれていくというお話。
サイコパスって実在するんでしょうけど、いつ自分の隣にいるか分からないデスから、見終わったあとゾッとしました。
序盤からサイコパスははっきりと存在を表していて、隣人家族の娘が「あの人お父さんじゃないんです。別人なんです。」と暴露した前後からいやぁ~な雰囲気になってきて、どういうコトなんだろ?って興味を持ってのめり込んでいくと、その謎は想像していた以上に残忍でグロテスクで、引きマス(^_^;)
香川照之の狂気的な演技と、竹内結子が洗脳されてる感じはうまかったデス。
謎解きとちょっとしたハラハラ感がテンポ良く配分されてるので、最後まで飽きずに見れました。
面白いかと言われれば、面白いというよりは不気味な作品デス。
とりあえず、フィクションだったとしてもマックス(ワンコ)が殺されなくて良かった(^。^;)ホッ
サスペンスとバイオレンスホラーの好きな方は楽しめる作品だと思いマス。ぜひ。