これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
やっと…やっと…
まさかの6連勤が終わりました。。。
明日から2連休…嬉しい(T_T)
カタツムリです@@@
なので、今日は映画見てきました。
最近、見たい映画がたくさん出てきているので順番に見たいのデスが、とりあえず今回は『陽だまりの彼女』を見てきました。
“女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1”に選ばれた越谷オサム氏原作の同名小説を映画化したモノ。
松本潤・上野樹里主演。
冴えない新人サラリーマンの浩介が、中学時代の初恋の相手・真緒と再会。
二人はお互いに一目会った時から恋に落ち、今まで会えなかった時間を埋めるように幸せな時を重ね、結婚。
しかし、真緒には人に言えない秘密があり、二人の幸せに影を落としていく。
果たして、二人の運命は…。
という、ファンタジー。
…ツッコまないで下さいませ。
この内容でどこがファンタジーなんだ?と思うカモしれませんが、ファンタジー要素を説明してしまうと本気のネタバレをしてしまうので(^_^;)
ワタシは原作を読んではいませんが、この作品を見て思い浮かんだのは“千と千尋の神隠し”“崖の上のポニョ”でした。
ここまで言うとほぼネタバレですが(´ω`)
ちなみに夏木マリも出演しているので、ホントに湯婆婆の声も聞けてしまう(笑)
なので、若干途中から話が読めてしまったというか。
「いつかどこかでまた会える」というバッドのようでハッピーなエンド(ルー大柴みたいになりましたが(笑))になるのが何となく想像出来て、素直に泣けませんでした。
でも、二人のラブラブっぷりは微笑ましくて、女子がこんな恋愛に夢を抱いてしまうのは分かる気がしマス。
松潤の浩介は純粋で優しくて、上野樹里の真緒は一途に浩介を思っていてネコのような人懐っこさがあって、ほのぼのするような恋デスね。
(結婚までいったのは意外でしたが。)
作品全体も日向ぼっこをする時の優しい光に照らされているカンジで、藤沢・江ノ島や江ノ電から見える風景など、ほのぼのさせる映像も満載デス。
そして、とにかく上野樹里が可愛い♪
今までの役のイメージと違って、男心(女心も?)を鷲掴みにするような仕草が満載でしたよ。
ワタシにはほど遠い要素ばかりだったなぁ~( ̄∇ ̄)卑屈
ただ、久々にラブストーリーを見に行って、ワタシ自身久々に胸キュンするかと思いましたが、若干若い恋バナだったというか…ファンタジー要素が余計にそう思わせるのカモしれませんが、ちょっとリアルに憧れる恋愛とは違ったというのが感想デスかね。
ほのぼのとした雰囲気は好きだし、江ノ島や藤沢のロケーションでのエピソードは素敵でしたけど☆
劇場でなくてもDVDででも一度見てみて下さい。
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「劇場で映画観てきたよ~」報告
今日は白根山に登山に行く予定でしたが、台風接近の影響で山の天気が思わしくなく、断念しました(T_T)
紅葉が見頃って聞いてたのに…残念。
カタツムリです@@@
というワケで、予定変更してトモダチと映画『そして父になる』を見てきました。
28日~公開なのデスが、先行上映をしていたので。
福山目当てだったのか、お客さんの入りはまずまずでした。
そうデス。
今年5月に行われたカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、福山雅治主演・是枝裕和監督の作品デス。
ストーリーは、田舎(前橋 笑)の病院で6年前に子供の取り違えがあり、その事実を知った2組の家族が交流していく中で、お互いの息子と向き合い、家族の形を模索していくというもの。
片や、都内に住み、エリート建築家である父(福山雅治)と専業主婦の母(尾野真千子)に育てられ、小学校受験にピアノの習い事までしている。
片や、田舎町(前橋 笑)で小さな古い電気屋の父(リリー・フランキー)と弁当屋でパートをしている母(真木よう子)に育てられ、妹弟と共にのびのびと育っている。
一見、エリート建築家の家で生活する方が幸せのように思えるけど、父親は仕事を理由にあまり遊んでくれず、さらに息子に過度な期待をかけていて、勉強やピアノが思うように出来ないコトに苛立ちを感じている。
また一方で、田舎町の両親は全力で子供たちと遊んでくれて愛してくれているけど、躾にあまりこだわらず、貧乏でお金にこだわったりする。
2組の家族は互いに息子同士を交換し、徐々に生活を始めていく。
そして、二組の家族が出した結論とは。。。
ワタシは最初から息子を交換して、血のつながりのある子供を育てていくなんて結論、あり得ないと思っていました。
だって、生みの親より育ての親だから。
言葉も話せない乳児ならともかく、6年間も一緒の時を過ごして、それがどんな時間だったかは抜きにしても、今更“血のつながりがない”なんて理由で子ども交換するなんて無理デスよ。
ペットだって換えは効かないんだから、子供だったら論外デス。
でもホントに子供のいる親から見ると、6年間の思い出を捨てて、血のつながりのある子を引き取るという選択はあり得るんでしょ~か。
でもそれって親は納得出来マスが、子供からしたら受け入れるのは無理デスよね。
最終的に子どもを交換して生活してみて、育てた子どもの存在の尊さを思い知り、エリート建築家の父が子どもたちを元いた場所に戻す決断をしマスが、もう子どもたちの素朴で健気な演技が切なくてしょ~がないんデス。
帰ってくるコトも電話をしてもいけないという父親との約束を頑なに守ろうとする姿や、「向こうのパパママに会いたい」とつい漏らしてしまい「ごめんなさい」と謝る姿。
こんな想いを子どもたちにさせなければ、その子の大切さに気づけないなんてヒドい話デスよ。
親たちには怒りを感じ、最後に元の家族のもとに戻って、二組の家族がこれからもずっと交流を続けていくという結論に至った時は涙が出ました。
家族は血のつながりよりもいかに愛情をかけ合うかが大事だと思いマス。
また、子供の取り違えが起こった理由が看護師の出来心(故意の犯行)ってのもビックリでした(^_^;)
ワタシはてっきり病院側が一看護師に罪をなすりつけにかかってきたのかと思ったのデスが。
前橋が物語の舞台になっていて、ロケ地として前橋や高崎が出ているのデスが、いろいろ想像も出来て、他の意味でも楽しめました。
しかし、都会育ちの福山雅治にやたら田舎だとバカにされていて、苦笑(^◇^;)
しかも、群馬出身設定の尾野真千子の“マエバシ”の発音がネイティブ(笑)じゃなくて、気になりました( ̄∇ ̄)
それにリリー・フランキーがやたら訛ってるんデスけど、その訛りが明らかに群馬弁ではなく、西の方の訛りなんデスよね。誤解されなければ良いデスが。
というワケで、若干納得のいかない部分もありマスが、子どもたちの演技を見るだけでも良い作品デス。
ぜひ一度見てみてもらいたいと思いマス。
紅葉が見頃って聞いてたのに…残念。
カタツムリです@@@
というワケで、予定変更してトモダチと映画『そして父になる』を見てきました。
28日~公開なのデスが、先行上映をしていたので。
福山目当てだったのか、お客さんの入りはまずまずでした。
そうデス。
今年5月に行われたカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、福山雅治主演・是枝裕和監督の作品デス。
ストーリーは、田舎(前橋 笑)の病院で6年前に子供の取り違えがあり、その事実を知った2組の家族が交流していく中で、お互いの息子と向き合い、家族の形を模索していくというもの。
片や、都内に住み、エリート建築家である父(福山雅治)と専業主婦の母(尾野真千子)に育てられ、小学校受験にピアノの習い事までしている。
片や、田舎町(前橋 笑)で小さな古い電気屋の父(リリー・フランキー)と弁当屋でパートをしている母(真木よう子)に育てられ、妹弟と共にのびのびと育っている。
一見、エリート建築家の家で生活する方が幸せのように思えるけど、父親は仕事を理由にあまり遊んでくれず、さらに息子に過度な期待をかけていて、勉強やピアノが思うように出来ないコトに苛立ちを感じている。
また一方で、田舎町の両親は全力で子供たちと遊んでくれて愛してくれているけど、躾にあまりこだわらず、貧乏でお金にこだわったりする。
2組の家族は互いに息子同士を交換し、徐々に生活を始めていく。
そして、二組の家族が出した結論とは。。。
ワタシは最初から息子を交換して、血のつながりのある子供を育てていくなんて結論、あり得ないと思っていました。
だって、生みの親より育ての親だから。
言葉も話せない乳児ならともかく、6年間も一緒の時を過ごして、それがどんな時間だったかは抜きにしても、今更“血のつながりがない”なんて理由で子ども交換するなんて無理デスよ。
ペットだって換えは効かないんだから、子供だったら論外デス。
でもホントに子供のいる親から見ると、6年間の思い出を捨てて、血のつながりのある子を引き取るという選択はあり得るんでしょ~か。
でもそれって親は納得出来マスが、子供からしたら受け入れるのは無理デスよね。
最終的に子どもを交換して生活してみて、育てた子どもの存在の尊さを思い知り、エリート建築家の父が子どもたちを元いた場所に戻す決断をしマスが、もう子どもたちの素朴で健気な演技が切なくてしょ~がないんデス。
帰ってくるコトも電話をしてもいけないという父親との約束を頑なに守ろうとする姿や、「向こうのパパママに会いたい」とつい漏らしてしまい「ごめんなさい」と謝る姿。
こんな想いを子どもたちにさせなければ、その子の大切さに気づけないなんてヒドい話デスよ。
親たちには怒りを感じ、最後に元の家族のもとに戻って、二組の家族がこれからもずっと交流を続けていくという結論に至った時は涙が出ました。
家族は血のつながりよりもいかに愛情をかけ合うかが大事だと思いマス。
また、子供の取り違えが起こった理由が看護師の出来心(故意の犯行)ってのもビックリでした(^_^;)
ワタシはてっきり病院側が一看護師に罪をなすりつけにかかってきたのかと思ったのデスが。
前橋が物語の舞台になっていて、ロケ地として前橋や高崎が出ているのデスが、いろいろ想像も出来て、他の意味でも楽しめました。
しかし、都会育ちの福山雅治にやたら田舎だとバカにされていて、苦笑(^◇^;)
しかも、群馬出身設定の尾野真千子の“マエバシ”の発音がネイティブ(笑)じゃなくて、気になりました( ̄∇ ̄)
それにリリー・フランキーがやたら訛ってるんデスけど、その訛りが明らかに群馬弁ではなく、西の方の訛りなんデスよね。誤解されなければ良いデスが。
というワケで、若干納得のいかない部分もありマスが、子どもたちの演技を見るだけでも良い作品デス。
ぜひ一度見てみてもらいたいと思いマス。
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またまた自分の不甲斐なさと怠慢で、仕事のコトで打ちのめされました。
まったく、いつまでもこんな現状で進歩がない…
カタツムリです@@@
そんな中、仕事帰りに映画見てきました。
若干楽しめない気分だったのデスが。
いつも3月頃にくる五月病が、今年は7月に来たみたいデス( -_-)
本日、鑑賞したのは『風立ちぬ』。
言わずと知れた、宮崎駿監督のジブリ最新作。
堀辰雄氏の小説と堀越二郎氏の資料を基に、零戦の設計者・“堀越二郎”の半生を描いた作品。
堀越二郎氏は実在しマス(群馬出身)が、劇中の“堀越二郎”は堀越二郎氏と堀辰雄氏を融合させたキャラクターです。
声のキャストには、主人公をエヴァの監督・庵野秀明、妻・菜穂子を瀧本美織、二人の仲人となる上司夫婦を西村雅彦・大竹しのぶなどなど豪華俳優陣が出演。
“堀越二郎”は零戦の設計者ではありマスが、この作品では零戦の基礎となった九試という戦闘機が完成するまでが描かれており、零戦はほぼ登場しません。
初めて設計主任を任された七試が、あっけなく墜落して挫折を味わい、その後ものの2年ほどで飛行速度もフォルムの強度も世界トップクラスの九試を完成するに至った過程と要因は、ついに堀越二郎氏本人から語られなかった未知の部分であり、そこを宮崎駿監督が埋める形になっているそうデス。
宮崎監督は、あくまでもこの作品はあの戦争について糾弾したり、当時の日本の飛行技術を鼓舞したり、事実をねじ曲げて“本当は戦闘機ではなく民間機を作りたかった”などと言ったりするつもりはなく、純粋に飛行機作りという“夢とロマン”を希望の物語として描きたかったというコトで、その過程は宮崎ワールドのファンタジー要素と、今までにないちょっと大人の恋によって、ドラマティックに描かれていマス。
人間は自力で陸を走り、海を泳ぐコトは出来ても、空を飛ぶコトは出来ません。そして、飛行機作りはそんな人間の夢から生まれたけど、その発展は武器としての技術開発によっているという歴史。
だからこそ、宮崎監督はこのような作品を製作してはいけないと思っていたし、“堀越二郎”が九試、そして零戦を作るに至った経緯を戦争という現実と強く結びつける描写はしていません。
ただその側面だけが強く印象に残らない程度には、その技術開発の裏にあった人間の愚かさと非情な部分を表現していマス。
前置きが長かったデスが。
物語は、近眼のためパイロットにはなれなかった二郎少年が、雑誌で見たカプローニ伯爵の飛行機に魅せられ、夢の中でカプローニ氏の指南を受け、航空技術者を目指す決意をするところから始まる。
そして、東大工学部航空学科に進学していた時、偶然列車の中で出逢った少女・菜穂子とともに関東大震災に巻き込まれ、怪我をした菜穂子の侍女と菜穂子を実家に送り届ける。
そんな菜穂子のコトを何となく思い続けながら、二年後、二郎は名古屋の航空会社に就職し、飛行機の設計に携われるようになる。
しかし、その当時の日本の技術は世界から20年は遅れていた。
アヒル並みの技術開発。
軍からの過大な要求。
初めて設計主任を任された七試は、あっけなく墜落し、初めて味わう挫折。
そんな失意の中訪れた軽井沢で菜穂子との再会を果たし、恋に落ち、婚約。
でも、そこで告げられた菜穂子の病。病を治したら結婚。
幸せな時間を過ごし、100年でも待つと言った結婚の約束を糧に、二郎は飛行機作りに没頭。
しかし、そんな中菜穂子の容態が悪化。
二人には残された時間がなかった。
そして、二郎と菜穂子は残された時間を精一杯ともに生きるコトを決意する。
その濃密な時間が二郎に力を与え、九試開発が進んでいく…。
というお話。
ドイツの戦闘機とか巧みにCGが使われていて、ホントカッコ良くに表現されていたし、飛行機への愛を感じる画でした。
二郎さんの夢の化身としての風の変化や、二人の時間を取り巻く自然の表現がホントに瑞々しくて綺麗で、ジブリアニメの画のクオリティは確かデス。
また、作品中の二郎さんはとにかくスマートで素敵☆
悪を許さず、慈愛とユーモアにあふれ、紳士的。
詩まで軽やかな口調で口にして、飛行への夢に溢れている少年の一面もある。
仕事に対してはストイックで厳しく、知識・想像力にも富んでいる。
また、庵野秀明さんの声が想像以上にマッチしていて素敵なんデス。
あれは惚れマスわ。
あくまでそんな人物像で描かれているので、二郎さんが戦闘機を作るコトへの苦悩や葛藤は最後に集約された形で表現されていて、その過程は二郎さんの夢実現の過程として見るコトが出来マス。
そのあたりは宮崎ファンタジー。
菜穂子も快活で穏やかで、愛らしい女性として描かれていて、瀧本美織の声も違和感がありません。
そんな二人の恋は今までのジブリ作品にはない大人の恋として描かれていて、気持ちを確かめて終わっていた今までとは異なり、愛情表現が直接的デス。
幸せな時間を過ごしている時はとてもほのぼのとしていて、でも悲しい現実は静かに確実に焦燥感や切なさが押し寄せてきて、ラブストーリーとして一喜一憂しマス。
まぁ、本当の悲劇の部分はあまり描写しないのが、ジブリらしい感じでしたが。
飛行機や戦闘機に興味がある方は、二郎さんが飛行機を開発していく過程にワクワクするのでしょうけど、ワタシは九試完成の場面はイマイチその達成感に共感出来ませんでした。
見終わったあと、宮崎監督が描きたかった九試というものについてパンフレットで読んでから追共感したカンジでした。
やはり零戦の設計者というイメージが強いからなのか、物語の末尾にちょろっと零戦が登場するだけでは最終地点に到達せずに終わってる気がしてしまったようデス。
まぁ、おそらく零戦を深く追求し過ぎると、戦争との深いつながりにも言及していく必要が出てきて物語のメッセージがブレてしまうからなのでしょうけど。
それに二郎さんと菜穂子の結末もかなりぼかされすぎていたというか。それまでの二人で生きてきた過程が、飛行機作りと並行して繊細に描かれていただけに、風(虫)の知らせ的に二郎さんが感じ取るだけではなく、も少し直接的な二郎さんの反応も見てみたかったデスね。
ただ、1920~30年代を生きた若者が多くの制限された環境と時間の中で、今のように普通の幸せにも気づかずにただ毎日を送るコトなく、一日一日を精一杯生きていたコトを目の当たりにすると、今はなんて恵まれてるんだろうと改めて感じさせられマス。
二郎さんや菜穂子のように、一生をかける“何か”があるって、今のワタシにはとてもうらやましく思えましたが、それは今が恵まれすぎた環境にいて、時間に追われるコトもないからダラダラと過ごしてしまい、自分自身を律する機会を失っているのであって、今の状況の中でもっといろんなコトに貪欲に挑戦していかないといけないなと、改めて思いました。
というワケで、今までの宮崎作品と違って、噛みしめてみないと分からないメッセージがたくさん詰まっていて、とても考えさせられる作品でした。
何度か見てみないと、まだこの作品の魅力をよく知るコトは出来ないと思いマス。
確実に印象的な作品ではあって、ユーミンの歌声と歌詞は今でも頭の中を回っていマス。
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明日、地元(?)の山に登山に行ってきマス。
5月に登った山デスが、その時いろいろあったので、今回はリベンジ!
しかし、最近ずっと天気に恵まれません(T_T)
やっぱ何かついてきたのカナ…。。。
カタツムリです@@@
今日はお仕事帰りに映画を見てきました。
今回鑑賞したのは『ファインド・アウト』。
最近のワタシの一押し、アマンダ・セイフライド主演。
一年前に何者かに拉致・監禁されたがひとり生還したジル(A・セイフライド)は、その拉致・監禁自体が証拠がないと警察に判断され、精神病患者のレッテルを貼られていた。
精神病棟での治療後、大学生の妹モリーと2人で暮らし、飲食店で働いて生計を立てていたが、“いつかヤツ(犯人)が戻ってくる”と確信していて心休まる時がなく、自分が監禁されていた森林公園を歩きまわって地図を埋めていくのが日課となっていた。
ある日夜勤明けで帰宅すると、試験中で家で勉強していたハズの妹がいなくなっていた。
その日着ていたパジャマもなく、その日つけていたピアスが落ちていて、争った形跡などはなかったが、ジルにはそれがヤツの仕業だと分かった。
しかし、警察に訴えても気まぐれに姿を隠しているだけだと取り合ってくれず、おまけにジルの妄想だと思い込んでいて頼りに出来ない。
ジルはひとりで妹の捜索を始め、手がかりとなる人物と次々と接触していくが、相手が嘘をついていると分かると護身用の銃で脅し問い詰めたコトで、警察に追われる事態となる。精神病患者と診断のついた者は銃の所持も許されないのだ。
警察の追跡をかわしながら、徐々に“ヤツ”に近づいていくジル。
果たして、モリーは無事なのか?そして、犯人の正体とは?
というお話。
ジルの長く不安な日々を象徴するかのように、作品の雰囲気は異様に暗く、ちょっとした出来事が全て怪しく見えてきマス。
そして、ジルが精神の破綻と紙一重のところでギリギリ理性を保って勇敢に突き進んでいく様子や、警察に追い詰められて暴挙に出る様子、“妹を助ける”という自分だけの信念によって強迫的に動かずにいられない様子など、様々な精神的動揺をA・セイフライドが好演していマス。
しかし、犯人に電話で誘導されて、雨の降る暗闇の森林公園を車や徒歩で女の子ひとりが進んでいくのは、かなりの違和感と恐怖感を感じて、終始身体に余計な力を入れないと見ていられませんでした。
ヘタなホラー映画よりもずっと怖かったデス(○_○∥)
だいたい“誘拐”とか“穴に生き埋め”とかその類の話は元々怖いのに、米作品がその手の題材を扱うと妙にリアルで余計に恐怖感が増しマス(>_<)
話の流れ的には『フライト・プラン』みたいなカンジです。
でもこの作品の結末は、最後まで自分自身を自分の力で守り通し、自分をハナから信じなかった周りを決して許すコトなく、むしろ欺き、そして最後のトドメでそのプライドを無惨にへし折ってやった感があって、ワタシは好きデス☆
そして、それは犯人に対してもそうで、躊躇なく制裁を加えたのはスカッとしました。
最後は若干のシコリが残り後味スッキリってカンジではありませんが、総じて見れば主人公が全てに打ち勝った形だし、爽快感はないけど満足ってカンジです。
意外に面白い作品でした。
ぜひ一度見てみて下さい!
(追記)
“るろうに剣心”の実写版・続編出るらしいデスね。来年(^_^;)
先日、W○W○Wで劇場版やってたのをチラッと見ましたが、実写で佐藤健が「ござる」とか言うのに違和感ありすぎましたよ…(^_^;)
今度ちゃんと全部見てみようと思いマスが。しかも、続編は京都編。
…つまり。ワタシが最も好きな志々雄真実が出るってワケです(>_<)
ちなみに演じ手は藤原竜也。
演技力は認めるけど、フォルム的にも包帯グルグルだけで終わって欲しくない…(*_*)
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本日、映画『リアル~完全なる首長竜の日』を見てきました。
カタツムリです@@@
同名小説が原作。
佐藤健・綾瀬はるかのダブル主演。
中谷美紀・オダギリジョー・染谷翔太・堀部圭亮・小泉今日子など、出演。
自殺未遂により1年もの間昏睡状態に陥っている彼女(綾瀬はるか)を目覚めさせるため、恋人(佐藤健)が彼女の意識下に入り込み(センシング)、覚醒を働きかけていくお話。
一応、ジャンルとしてはサスペンス?ミステリー?なんでしょかね??
彼女とコンタクトをとると、二人で暮らしていた薄暗い部屋と、ホラー漫画家である彼女が描いている漫画の世界が出てきて、かなりドヨ~ンとした雰囲気の作品デス。
というか、ずぶ濡れの男の子や悲惨な死に方をした人が実体化して出てきたり、綾瀬はるかが急に怯えて悲鳴をあげたりして、まさにホラーでした(^_^;)
“リング”や“仄暗い水の底から”以来、背筋にくる恐怖感というものを感じました( ゜Д゜)(比較したら“貞子3D”なんてコメディですよ(笑))
未だになぜ首長竜なのかは分かりませんが(たぶん原作にはもっと細かく描写されているのかと思いマスが)(^◇^;)
現実と内世界、意識下と無意識という狭間の世界でのそれぞれの登場人物の立場が複雑に絡み合っていて、でも作りがそこそこ丁寧で最後の最後までネタバレはさせんぞ!みたいな監督の作為みたいなものは感じなかったので、理解しやすい方のミステリーだと思いマス。
雰囲気が“シックス・センス”的な感じがして、佐藤健と綾瀬はるかの立場が逆転するあたりの展開は途中から読めましたが、恋人が昏睡状態になるに至った原因が少年少女時代を過ごした飛古根島でのある出来事だったあたりは、見応えがありました。
何でもアリの意識下の世界が現実に及ぼす奇跡みたいなものが描かれていて、過去と葛藤しながらも前に進むコトの大切さや強く念じるコトが現実世界に及ぼす影響なんかが示されているようでした。
キャストも、佐藤健の根暗っぽい演技と、綾瀬はるかのホワンとした雰囲気が作品の世界観に合ってました。
中谷美紀のポジションだけが最後まで謎を残すような部分があり面白かったデスが、オダギリジョーとか主役級の役者さんが要所要所で出てきて、独特の世界観になってました。
オダギリジョーは若干の方向転換期に入っているのでしょうか。
でも…DVDでも十分楽しめる作品かと思いマス(^_^;)