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これは日記というか、何というか・・・気まぐれ記?
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宮崎駿監督の新作『風立ちぬ』の主人公の声は、まさかの庵野秀明。
ナウシカのアニメーターさんだったところから、今や声優さん。
自らも長編のアニメを作成している監督さんからしたら、声優として他者の作品に出るのって、変なカンジでしょ~ね。
面白い(´▽`)

カタツムリです@@@


さて、本日、またまた仕事帰りに映画を見てきました。
『図書館戦争』。
有川浩の同名小説が原作。
マンガ化・アニメ化もされているそうデス。
小説もアニメも見たコトはないのデスが、岡田くんが主演というコトで予告内容を見てみたら面白そうだったので。
そして、ワタシの(勝手に思っている)師匠もオススメして下さったので。
キャストは、雑誌“ダ・ヴィンチ”のファン投票で1位に選ばれた岡田准一(堂上)、榮倉奈々(笠原)。
その他、田中圭、福士蒼汰、栗山千明など。


公序良俗を乱す書物を撲滅させるメディア良化法により、本を読む自由を奪われかけていた数年前の日本。
思想の自由と、全ての“書物を読む自由”を護るため、図書館は防衛部隊“図書隊”を組織し、良化委員会と闘うコトを決意した。
そして、近未来。
新人図書隊員として入隊した笠原郁と手塚光は、鬼教官の堂上の部隊で日々しごかれていた。
笠原は高校生の時に助けてもらった図書隊員に憧れて入隊したが、隊員としての任務をスポーツ感覚で捉えていて、任務中の失敗から堂上に怪我を負わせてしまう。
堂上は笠原に辞めるよう突きつけるも、そこから隊員の責務を実感し、笠原は成長していく。
そんな笠原を見守り続ける堂上だが、堂上には笠原に言えない秘密を抱えていた。
そんな中、図書隊と良化委員会の全面対決の時が迫っていた…。
果たして、図書隊は人々の思想の自由を護れるのか。
というお話。


一見単純なSFに思えマスが、すぐに引き込まれてしまって、まったく退屈しませんでした。

笠原と堂上の掛け合いには、コメディあり、ラブあり。
普通に岡田くんに「チビ」と言い放ったり、バインダーで榮倉奈々を叩いたり、とにかく遠慮がないので、普通に笑ってしまいマス。
でも、身長のコトだけは触れないであげてほしかった(>_<)
笠原を救出して、一度だけギュッとするシーンも、若干岡田くんは背伸びをしていたような…苦笑
(最近、自虐的傾向のある作品が多いデスよね(^_^;)松嶋菜々子や米倉涼子を“おばさん”と言ったり。仮にもきれいなお姉さんなのに…)
また、榮倉奈々を叩くシーンは、さすがに岡田くんは思いっきりは出来なかったようデスが、ビンタのシーンは泣かせてしまったとか。そりゃ、あれだけ何回も叩いたりしごいたりしてたら、そういうコトもありマスよね(^_^;)
でも普段はいがみ合ってる仲でも、任務になると笠原をさりげなく助ける堂上に胸キュン☆
誘拐された笠原を助けに行くって設定はまぁ、お約束なんでしょ~けど、やはりそれ以外のシーンの方が胸キュンでしたね。
トイレでの格闘で、腕を斬りつけられながらも笠原をかばったりとか、図書館での抗争で奪われた本を取り返した笠原を敵の銃撃から助けたりとか(≧▽≦)
やっぱあぁいう状況はキュンキュンしマスね!
ただ、堂上は笠原の王子様なワケだから、堂上が笠原を助ける構図がないとお話が成立しないのデスが、それでも戸川の肉弾戦のシーンの笠原は、か弱すぎたカンジがしたのはワタシだけでしょ~か?(笑)
また榮倉奈々は実際若い上に顔も童顔だから、ちょっと幼すぎるカンジもするんでしょね。岡田くんとの年の差が出過ぎてしまうというか。声の演技も幼いデスしね。

そして 、何より戦闘シーンがたまらなくカッコ良い!
戦争を良とは思っていませんが、サバゲーの世界は好きなので、軍人さんが闘っている姿は素敵デス!!
誘拐された笠原と仁科を助けに行くシーンの肉弾戦は、岡田くんの十八番というか、SPでよく見ていました。
でも、その前の小田原の攻防での銃撃戦は新鮮で、“援護射撃”とか仲間を援護しながらの攻撃はカッコ良いし、死の恐怖を実感する瞬間とかドキドキするし、そりゃカッコ良く見えマスよね( ´艸`)
どうも岡田くんが放つ弾光だけは赤い色味にしていたらしいデスよ♪お値段もはるとか。

とにかく、面白いエンターテイメント作品デス。
劇場で見た方が銃撃戦の迫力は伝わるかと思いマス。
ぜひ一度見てみてほしいデス。
ワタシはエンドロールが終わって車に戻るまで、ニヤニヤを隠すのに必死で、車の中でもニヤニヤして帰りました。
とにかく胸キュン(特に岡田くんのカッコ良さ)が詰まった作品デス。
ワタシも原作の小説は読んでみたいかと思いました。
(アニメは映画のイメージを損ないそうなので)




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お仕事帰りに映画見てきました。
もちろん明日もお仕事なのでレイトではなく、本日ファーストデーだったので定時で上がってダッシュで18時の回で(^◇^;)

カタツムリです@@@


本日鑑賞したのは、『舟を編む』。

本屋大賞に選ばれた、三浦しをんの同名小説が原作。
松田龍平・宮崎あおい主演。
オダギリジョー、小林薫、加藤剛、池脇千鶴など、豪華俳優陣出演。

玄武書店の辞書編集部は、国語学者の松本の下、“大渡海”という辞書を作成していたが、ベテラン編集長の荒木の定年退職を目前として、新しい人材を探していた。
荒木に代わる編集者は現れないと思っていた矢先、馬締という営業部で冴えない社員が浮上。根っからのマジメな上に、周りからは変人呼ばわりされている彼だったが、実はことばの意味について深い見聞を持つ、言語オタクだった。
かくして、ムードメーカーで他部署との潤滑油的な役割をしている西岡と松本、パートの佐々木、馬締によって、“大渡海”の編纂が始まった。
“大渡海”は現代の生きたことばを収録したもので、他にない辞書だった。
しかし、その編集は果てしない航海の始まりだった。


“舟を編む”とは、辞書を無限に広がることばの海を渡る一艘の舟と考え、その船を編む(作る)という意味だそうデス。
ことばは無限に生み出されては、やがて自然に消えていく、まるで人間の一生のようなもの。
その一部を捉える作業が辞書作りなワケで、ことばの全てを網羅するコトは不可能デス。
辞書って、あまりにも身近に当然のようにありマスけど、その作成には果てしない時間がかかっていて、作成に一生を費やしている人もいるんデスね。
大変な作業だと思いマス。
でも劇中で、馬締や松本たちが用例採集や語釈執筆をとても生き生きとしているのを見ていると、すごく楽しい作業のように思えてくるし、実際文章を考えるのが好きなので、すごく魅力的に感じました☆
何より、自分の長所や専門分野を生かして、一生を捧げるものとして覚悟を決めて行える生業があるというコトに、とても感激しましたし、うらやましくも思いました。

そして、ただ辞書作りにスポットを当てているだけでなく、この作品はことばの持つ力も捉えていマス。
馬締(松田龍平)が香具矢(宮崎あおい)に告白するシーンは、手紙ではなく口で想いを伝えてほしいと迫る香具矢に、馬締が戸惑いながらほんの一言「好きです」と言うだけなのデスが、グンと想いが伝わってくる暖かいシーンになっていマス。
メールがコミュニケーション手段の主流となっている現代、いかに人の目を見て自分の思いや主張を伝えるコトが大事かが伝わってきました。
ワタシも自分自身ことばで言ってもらわなきゃ気持ちが分からないと思っているくせに、自分の気持ちはなかなかことばで表せないので非常に心に突き刺さりました。
また同時にワタクシの今のお仕事は、そのことばを主に口頭で伝えるコトに困難を生じた方を対象として関わらせて頂いていマス。
話し言葉・書き言葉以外にもノンバーバルなコミュニケーション手段も大切にしていマスが、やはり患者さん自身は究極病前と変わらない口頭でのコミュニケーションスキルを取り戻したいのだと思いマス。
それは本当に当然なコトだと思いマスが、同時に上記のことばの無限性を考えると無力感を感じざるを得ません。
それでも、ほんの少しでもそのお手伝いが出来るコトは素敵なコトなのカモしれないと思え、今のお仕事を選択した時の気持ちを思い出しました。
未だに一生の生業とする覚悟は出来ておりませぬが(^_^;)

また、この作品の魅力は登場人物たちのキャラクターにもありマス。
松田龍平演じる馬締は、いつもは影のあるちょっとつかみ所のない役が多かったデスが、馬締の一見すると変人っぽい、でも実はすごく思慮深くて熱いモノを持っているキャラクターを好演していて、新鮮でした!
仕事に対しては明るさ・勤勉さ・情熱、恋愛に対しては初々しさ・誠実さがうまく出ていて、とても可愛かったデス。
また、宮崎あおいとの夫婦像もほのぼのとしていて良かったデス。
そして、個性的な役柄の多いオダギリジョーもほど良い存在感で、良い塩梅に平凡なお調子者だったのが良かったデスね。


ワタクシはこの作品の世界観好きデス。
ぜひどんな形でも見てもらいたい作品デス。






お仕事帰りに映画見てきました。
最近、職場にワタクシの中で勝手に“師匠”と崇めさせて頂いている存在がいまして。
その師匠がワタシが「見てみたいなぁ~、時間見つけて行ってみるかなぁ。でもなかなか調子と気分が追いつかないなぁ」なんて思っていた作品をどんどん制覇していて、これはワタシも行かねば!と思い直しまして、積極的に見に行くコトにしました。

しかし、日曜はモールがものすごい混雑!
そのせいとは言いませんが、駐車の際、Vスケくんをジョリッとしてしまい、ショック(T_T)
Vスケくんの黒いボデ~が白みを帯びて、確実に傷ついてるんデスよねぇ…( -_-)
ワックスでフキフキしたら少しはマシになるでしょ~か(>_<)



さて、本題デスが。
今回鑑賞した作品は『リンカーン』。
今年のアカデミー賞で主演のダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞に輝いた、S・スピルバーグ監督の話題作。

この作品では、奴隷解放を巡って勃発した南北戦争の最中、再選を果たしたエイブラハム・リンカーン米国大統領が、本当の意味での奴隷解放を実現するために奔走し、ついに合衆国憲法修正第13条を下院において可決させ、南北戦争が事実上集結するまでを描いていマス。

はっきり言って、リンカーンについてはアメリカの大統領で、奴隷解放宣言をして、最終的には暗殺された人物とだけしか知りませんでした。
でもこの作品で描かれているリンカーンは、知性的でユーモアがあり、基本的には穏やかなトーンで冷静かつ真摯に目の前の問題に取り組み、強い態度が必要な時は主張したりと、メリハリのある空気感を作れる人。
演説だけでなく普段の会話からして詩を口ずさんでいるかのようなスマートな語り口調で、周りの人間の心を動かす才能があり、とても魅力的デス(*´∀`)
一国のリーダーがあのような人物だったら、おそらくもっと多くの人が政治に興味を持っていると思いマス!
劇中でリンカーンが通信士に「我々はこの時代に生まれるべきだったか?」と問う場面があり、通信士は「我々はともかく、あなたは生まれるべきだったと思いマス」と答えるのデスが、まさにその通り。
あの時代に奴隷解放という大改革はリンカーンのような人物でなければ成し得なかったし、むしろ、今の時代のどの国にも必要だと思いマスし、うらやましく思いマス。
D・デイ=ルイスが主演男優賞を受賞しただけあって、リンカーンというキャラクターをとても魅力的に演じていて、見ていてほれぼれしてきてしまうほど、引きつけられました。

2時間40分という大作で、台詞は多いし、内容的にも時々分かりにくいところもあって、しかも伝記なので大方の結末も知っていたのデスが、まったくあきたりしませんでした。
たぶん、リンカーンの偉業や魅力的な人間像だけが描かれていたならつまらなかったと思いマス。
リンカーン自身もどこか欠けた人間で、悪妻と言われた妻とのすれ違いや息子との確執など家庭の問題も抱えていて、夫・父としての苦悩も垣間見られたし、聖人ではなく、修正第13条を可決させるために民主党員の買収や南部の使節団との交渉を引き延ばしなど、権力もうまく行使したコトがとても人間的で、更に興味を引かれました。

また、スピルバーグ監督が心底尊敬していた人物だけあって、下準備に10年以上を費やしてリンカーンという人物を掘り下げていったとのコト。
スピルバーグの戦争映画といえば目を背けたくなるようなリアリティというイメージ。
この作品でも南北戦争によって多くの命が奪われましたが、いつものようなリアルさは控えめで、リンカーン自身にスポットが当てられていて良かったデス。
リンカーンはこの戦争で亡くなった命は、ただ奴隷解放のために犠牲になったのではないと、国民に納得させたとのコトでしたので、痛ましいシーンを全面には出さなかったのかと思いマス。
そのおかげで、とても爽やかな作品になっていマス。

“奴隷制度が間違っていないというなら、この世に間違いなどない”
人種・性別・宗教など自分と違うモノを受け入れる精神。
彼を暗殺した者がいて、おそらくその者の子孫がこの地上にいるワケですが、殺人そのものは許されるコトではないけれど、反対の意見を持つ人がいるコトは認めるべきなのデスよね。
今の自分自身にも身につまされる部分があると感じ、リンカーンの精神を少しでもこれからの自分に反映させたいと思いました。


とにかく素晴らしい作品デス!!
劇場でみてもらいたいし、どんな形でも多くの人にみてもらいたいデス。







結局、先週日曜は朝まで雪が降っていて、登山は断念(-_-)
今日も雹に降られるし。
最近また雨冠オンナが復活してきたな…GWを前にそれだけはやめてほしかったけど、そう認めざるを得ない状況。。。
相手との相性とか?
鎌倉に入り浸ってたから、雨オンナの静御前さんのパワーをもらってきたとか?
ムムム…(`Д´)

カタツムリです@@@

先日、専門の時のトモダチが無事に女の子を出産。
まだお顔を見れてないけど、どうもジブリっ子にしたいらしいので、現在グッズを探し中。
やっぱ軽井沢か鎌倉行かないとダメかなぁ~?


さて、そんな中、映画『藁の楯』を見てきました。
よりによって、上記で慶事を話したばかりでこの作品(^_^;)お許しを。

偶然にも職場の後輩とチケットカウンターでバッタリ。
同じ作品を見るというコトだったので、一緒に見てきました☆
しかし、映画見に行くだけだったので、メチャメチャ身なりに手を抜いていて若干恥ずかしかったデス(^◇^;)

『藁の楯』は、大沢たかお・松嶋菜々子・岸谷五朗・藤原竜也など、豪華俳優陣出演の作品。
内容は、連続女児暴行殺人犯の清丸が蜷川財閥会長の孫娘を殺して逃走し、蜷川が10億円の懸賞金をかけて全国民に向けて清丸殺害を依頼。
清丸はかくまってくれていた仲間に命を狙われ、命からがら福岡県警に出頭し、清丸の警視庁への大規模な移送チームが組まれるコトになった。
そのチームに抜擢されたのは、銘苅と白岩の2名のSPと、警視庁捜査一課から奥村と神箸、福岡県警から関谷の合計5名。
一般人はもちろんのコト、訓練を受け武装した機動隊員が、いろんな事情から清丸の命を狙ってくる中、果たして5人は清丸を無事に移送出来るのか。
そして、清丸に命を懸けて守るほどの価値があるのか。


とにかく、藤原竜也演じる清丸が気持ち悪いし、憎たらしい!
小さな女の子の身体に異常な執着心があって、潔癖で、守られる側であるコトをいいコトに自分勝手な言動や暴言が絶えず、心底ムカムカするキャラクター。ホントにいるんでしょうね?あぁいう愉快犯。
最後の最後まで改心なんてしないし。
そして、そう思わせる藤原竜也の演技がとてもうまいデス!
彼だから出来た役だったんじゃないカナと思いマス。ハマり役。
藤原竜也自身も“どうしたら憎たらしく見えるか、そればかりを考えて演技をしていて、面白かった”と言っていたそうデス。
清丸のキャラクターが光って、作品に引き込まれたし、作品に含まれるテーマがより深いモノになっていたと思いマス。
殺人犯と被害者の命の重み,殺人犯の命を守る価値,お金や名誉の価値など、重いテーマがあり、警護をする5人のそれぞれの事情からその価値観にズレが生じ、葛藤していくのデスが、それが5人の役者さんの細かな表情の変化に見て取れて、ストーリーとしてもとても見応えのある作品でした。
そして、ただ重いばかりではなく、台湾ロケで新幹線を貸し切ったり、高速道路を封鎖して撮影をしたりと、大規模なロケを敢行しただけあって、スケール感のある映像になっていたし、SP役の大沢たかおと松嶋菜々子がその立ち居振る舞いにこだわって演じていただけにリアルなアクションが見れて、カッコ良かったデス☆

何より大沢たかおが素敵☆
いつ見ても素敵☆
久々のアクションもやっぱ見入ってしまったし、役への入り込み方がスゴいデス。


テーマは重いし、子供の暴行事件がモチーフというのは心痛いデスが、エンターテイメントととしても人間ドラマとしても楽しめる作品なので、ぜひ一度見てもらいたいデス。
出来れば、劇場で。









本日から2連休。
今日は午後から母と映画を見に行く予定だったので、午前中に靴洗いやPC諸々の作業をしようかと考えていたのデスが、ワンコの散歩に行って、家の中の掃除をしたら力尽き、他に何一つ出来ませんでした…(-_-)
病み上がりってヤツなのか。
嫌デスねぇ~、だんだん自然治癒力が衰えていくみたいで…だいたい今の季節自体がワタシの気力を奪ってるワケですからね。。
休んで正解だったのか。

カタツムリです@@@

映画館の周りは桜がほぼ満開でした。

本日、鑑賞したのは『アンナ・カレーニナ』。
ロシアの作家トルストイの同名小説が原作。
以前にソフィー・マルソーが主演で映画化されていて、ワタシは母がそれを見てるのをチラッと見て、だいたいの内容だけ知っている状態でした。
今回の作品はキーラ・ナイトレイ主演、ジュード・ロウ出演。

舞台は、19世紀のロシア。
愛する息子と誠実な夫に囲まれ、何不自由なく暮らしていた上流階級の女性が、兄の家庭の問題を解決しに行ったモスクワで若い将校と出会い、不倫の愛に飲み込まれていくというもの。

キーラ・ナイトレイを見るのは『つぐない』以来でしたが、相変わらず綺麗で、アンナの壮絶で狂気的な人生の顛末をうまく演じてました。
(実は自分より年下だったのがショック…苦笑)
ビックリしたのは、ジュード・ロウ。
最初、不倫の相手役をやってるのかと思ってましたが、あまりに顔が違いすぎるし若すぎるし設定に無理がありすぎるのでおかしいなと思っていたら、なんと厳格で信心深い聖人君子の夫を演じていて、今までの役のイメージと全く異なっていました。
(実は映画終わって、パンフレットを読むまで誤解してました 苦笑)

19世紀のロシアの貴族の暮らしぶりや衣装が煌びやかで、それを見てるだけでも楽しめました。
小説原作なので物語に伏線も張られていて、演出が舞台のようなカンジになっていて、面白かったデス。
ただ、ソフィー・マルソーのアンナ・カレーニナを知ってる方は賛否が分かれるかと。

しかし…こう言っちゃあなんデスが、アンナ・カレーニナって現実的に考えたら何の魅力もない女性デスね。
っていうか、ワタシの嫌いなタイプ(-_-)
仕事も家事もせずに、ただ着飾って、上流階級のおつき合いでお茶会や舞踏会に参加していて、それで生活に息苦しさを感じるってどんなだ(-_-#)?
おまけに不倫にまで走って、ダンナに申し訳ないと思うどころか、気が狂ってダンナに不倫の愛を認めてもらうなんて。
結末はあぁでなければやってられませんよ。

文学小説って、どこか破綻してる人間の愛を描いてるコトが多いデスよね。
なので、欧州文学がお好きな方は見てみて下さい。
見応えはあると思いマス。





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